暴言を吐く反抗期の子どもへのOK対応・NG対応

 
 
反抗期は
子どもの成長過程において
誰もが通る通過点です。
 
 
ところが、
これまでの子育て方法では、
全く通用しないことに
多くの親御さんが悩みます。
 
 
特にこの時期は
暴言を吐くことが多く、
その対応に苦慮する親も
少なくありません。
 
 
反抗期の子が
なぜ暴言を吐くのかを理解し、
どのような対応が効果的で、
どのような対応が避けるべきかを
詳しく説明しますね。
 
 

なぜ反抗期の子は暴言を吐くの?

 
 
反抗期における暴言の背景には、
さまざまな心理的・生理的要因が
あります。
 
 
反抗期は一般的に思春期と重なるため、
ホルモンの変化や自己認識の変化が
原因となることが多いです。
 
 
特にこの時期の子は、
自己主張を強くする傾向があり、
その過程で感情のコントロールが
うまくできず、暴言という形で
表現されることがあります。
 
 
また、言葉の
ボキャブラリーが少なく、
言葉と意味にズレがある時期
だということも
心得ておく必要があります。
 
 
社会的なプレッシャーや
学校でのストレスも多く、
イライラしやすい時期です。
 
 
友人関係や学業、部活動など、
さまざまな要素が
反抗期の子どもたちの精神状態に
影響を与えます。
 
 
これらのストレスが家庭内での
暴言として表出することが多いのです。
 
 

暴言を吐く反抗期の子へのOK対応

 
 

①イライラ態度は見せずに女優になりきる! 

 
 
暴言に対して感情的に反応せず、
冷静に対応することが一番大切です。
 
 
親が感情的になると、
状況がさらにエスカレートします。
 
 
イライラした表情は見せずに
女優になりきりましょ^^
ここが腕の見せ所ですよ!
 
 
簡単に「死ね」「殺す」などと、
人聞きの悪い表現もすることが多いですが、
一つ一つに反応をするのは逆効果
 
 
腹が立ったとき、
悔しかった時、
表現が過激になることもあるけれど、
 
 
深呼吸をして落ち着きを保ち、
正すのではなく、
子どもがどんな思いでいるのか
想像してみてください。
 
 
 
 
②理解と共感が子どもの脳を落ち着かせる 
 
 
暴言を吐いているのには
理由があります
子どもがどんな気持ちでいるのかを
理解することが大切です。
 
 
そうすることで、はじめて
子どもの感情に共感できます。
 
 
ポイントは
ママの意見は一旦封印して
理解することに集中すること。
 
 
そう思うんだねと
言葉だけの共感の態度を示しても
子どもは、すぐに見破ります。
 
 
だからこそ、
共感する前には
子どもの気持ちを理解し、
認めることが必要です。
 
 
理解しようとすると、
子どもの気持ちを
聴くことが必要になるため、
その過程で、子どもは、
自分の感情を整理しやすくなります。
 
 
十分に気持ちを吐き出してもらうと
ヒートアップした子どもの脳が
次第に落ち着くのがわかると思います。
 
 
③ 日頃から対話を心がける 
 
 
子どもが日頃から
何を考えているのか、
なぜそのような言動をするのかを
理解するために、
対話を大切にしましょう。
 
 
ポイントは必要な会話ではなく、
たわいもない会話です。
 
 
興味関心を持って
タイミングよく問いかけることで、
気持ちや考えをアウトプットしながら
親子の信頼関係を築くことができます。
 
 
▼問いかけについての記事はこちらをご覧ください
 
 
④一貫したルール 
 
一貫性のあるルールを
私たち親も守ることが必要です。
 
 
反抗期の子どもは
親の態度をよくみていますので、
態度がコロコロと気分によって
変わることがないよう、
心がけましょう。
 
 
そのためには、
はじめから、
守れないようなルールは作らない
のも大切です。
 
 
「あなただったらきっとできるよ」と
ポジティブな言葉がけをすれば、
 
 
子どもは
約束を守ろうと思えるようになり、
自分は信じてもらえているという、
安心感を持ちます。
 
 
⑤ポジティブなフィードバックを伝える 
 
 
子どもが良い行動をしたときには、
ポジティブなフィードバック
忘れずに伝えることが重要です。
 
 
これにより、子どもは
自分の行動が認められていると感じ、
自己肯定感を高めることができます。
 
 
よくない行動に目を向けるよりも
遥かにこちらの方が得策です!
 
 
 
 

反抗的な子にしてはいけないNG対応

 
 
①感情的な反応
 
 
暴言に対して感情的に反応すると、
子どももさらに攻撃的になり、
状況がエスカレートします。
怒鳴ったり、罰を与えたりするのは
逆効果です。
 
 
②無視すること 
 
 
子どもの暴言を完全に無視するのも
良くありません。
 
 
独り言レベルの暴言は
反応せず、スルーで構いませんが、
 
 
無視されることで、子どもは
自分の感情や問題が
軽視されていると感じ、
逆ギレすることもあります。
 
 
③問題行動と結びついてない罰 
 
 
問題行動と結びついてない罰を
与えると、子どもの反抗心を
助長するだけでなく、
親子関係を悪化させる原因となります。
 
 
④他人と比較する 
 
 
「○○くんはこんなことしないのに」
といった他人との比較は、
子供に劣等感を抱かせるだけでなく、
親に対する反発心を増幅させる
原因となります。
 
 
⑤過干渉な関わり
 
 
子どものすべての行動に干渉し、
過剰に管理することは、
子どもの自立心を阻害します。
 
 
適度な距離を保ちながら、
必要な時にサポートする姿勢が
求められます。
 
 

諦めなければ大丈夫!親子関係は修復できます!

 
 
反抗期の子の暴言に対する対応は、
親としての忍耐と理解が
試される時期です。
 
 
正しい対応を心掛けることで、
子どもの成長をサポートし、
一度は悪くなってしまった
親子関係を修復することができます。
 
 
諦めなければ、絶対に大丈夫!
子どもの脳の仕組みに沿った対応を学べば
あなたもイライラが抑えられて、
子どもの素直さを引き出すことが
できるようになりますよ。
 
 
 
 
 
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