子どもが「どうせ無理」と感じる背景には、さまざまな要因があります。そのひとつとして、私たち大人が良かれと思ってかけてきた言葉が影響することもあります。その言葉は、責めたいからではなく、子どもを思い、応援したい気持ちから出たもの。だからこそ、今までを責めるのではなく、これからの言葉の選び方を一緒に見直してみませんか?今回は、「どうせ無理」が口癖だったある女子高生とお母さんが、親子の関わりを見直す中で気づいたことをお届けします。
「どうせ無理」につながることもある、大人の“良かれと思った”一言
「もう少し頑張ればできたのに」
「何度言ったらわかるの?」
そんな一言が繰り返されると、
子どもによっては
「またダメだった」
「どうせ自分にはできない」
という受け取り方につながることがあります。
その言葉は決して責めるためではなく、
愛情や期待、応援の気持ちから出たもの。
だからこそ難しいんです。
大人が届けたかった思いと、
子どもが受け取った意味が
違ってしまうことがあるからです。
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そこに、
大人が良かれと思ってかけた
言葉が重なると、
子どもによっては
「やっぱり自分はできない」という
受け取り方を
強めてしまうこともあります。
ネガティブな経験は「どうせ無理」につながることがある
子どもから聞いた本音――ママへの思いが詰まった言葉
この頃は困りごとも少しずつ減り、
お母さんも
「最近は落ち着いてきた」と
感じていました。
そんなある日、
娘さんが突然泣きながら、
これまで抱えてきた思いを
一気に話し始めました。
お母さんは、言い訳をしたり、
「そんなこと言わないで」と
止めたりせず、
まず娘さんの言葉を
聞くことに徹しました。
そして、これまでの関わりの中で
謝りたいと思ったことを、
娘さんに謝りました。
これは、実際に高校3年生の女の子が
お母さんに語った言葉です。
お母さんにとっては、
聞くのが苦しい言葉も
たくさんありました。
それでも、すぐに正そうとせず、
娘さんの中にあった思いを
聞くことを選びました。
「変われたのはママが変わったから」 ある親子の実話
このお母さんは、
かつては過干渉や
余計な一言で悩みながらも、
気づきを得て、
接し方を少しずつ変えていきました。
その結果、
娘さんは少しずつ笑顔を取り戻し、
「ママが変わったから、
自分も頑張ろうと思えた」
と語ってくれました。
「幼児や小学生と
娘さんが
こう話せるようになったからといって、
「もう何も心配はいらない」と
考えるわけではありません。
けれど、
「見捨ててほしい」とまで
話していた娘さんから、
「まだやりたいことがある」
「ママたちは味方になってくれる」
という言葉が出てきたのです。
「ママたちは味方になってくれる」
娘さん自身のこの言葉に、
私は親子の大きな変化を感じました。

Rさん自身が、
大好きなハワイアンキルトを楽しみ、
自分の人生も大切にしている姿。
それも娘さんにとって、
一つの大人の姿として
伝わっていくのだと思います。
今、親ができること “叱る”を手放し“信じる”子育てへ
誰だって完璧な親にはなれません。
けれど、気づいたその日から、
変わることはできます。
叱るより信じる。
命令するより、一緒に考える。
子どもは、大人が変わる姿を
ちゃんと見ています。
思春期の子どもの中には、
「病院には行きたくない」
「相談なんてしたくない」
と、本人が支援につながることを
拒むこともあります。
そんなとき、親御さんは
「本人が行ってくれないなら、
もう何もできないの?」
と途方に暮れてしまうことがあります。
けれど私は、
本人がすぐに病院や相談機関に
つながれない時期にも、
家庭の中でできる関わりはまだまだある
と感じています。
毎日交わす言葉や、
子どもの話をどう聞くか、
どこまで待ち、どこで支えるか。
親子の間で積み重なる小さなやり取りは、
今日から変えていくことができます。
私は、暴言・暴力・無気力
お母さん一人で抱えながら、
何とかし続けるのは
簡単なことではありません。
今まで、うまく届かなかった
言葉があったとしても、
そこで諦める必要はありません。
これからの毎日の中で、
子どもが受け取る経験を
少しずつ変えていくことができます。
これまで
「また怒られる」
「どうせ自分はできない」
という経験を重ねてきた子どもに、
「話しても大丈夫だった」
「できたことを見てもらえた」
「自分で決めても大丈夫だった」
そんな新しい経験を、
毎日の親子のコミュニケーションの中で
少しずつ増やしていく。
もしこの記事を読んで、
「私も関わり方を変えたい」
「でも、どこから始めればいいかわからない」
と感じた方へ。
暴言・暴力・無気力がある親子関係を、
どこから立て直していけばいいのかを
セミナーでお伝えしています。
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