「反抗期・思春期で褒めても全然響かない…」と悩むママへ。
それは子どもが承認を拒んでいるのではなく、 承認が届いていないだけ かもしれません。
子どもの脳に届く“承認フレーズ集”を紹介します。存在や気持ちを認める一言が、親子関係を修復する最初の一歩になります。
なぜ褒めても響かないの?
「すごいね」「えらいね」と言われても、子どもによっては“白々しい”“比べられている”と感じることがあります。
私は、子どもをほめても喜ばない時に子どもがどんな様子かを観察していました。
すると、大抵怒るのは、「兄弟を褒めている時には“比べられている”と感じたり、『どうせ動かそうとしてるんでしょ?』とコントロールを拒否するような反応をよく見せました。
背景には 自己効力感(自分はできる) が低下していることが多く、「どうせ自分なんか」とフィルターをかけて受け止めてしまうのです。
大切なのは “存在そのもの”を認める関わり に変えることです。
子どもの脳が「承認」で育つ理由
①子どもの脳が「承認」で育つから
脳には「報酬系」と呼ばれる仕組みがあり、人から認められたときに ドーパミン が分泌されます。
ドーパミンは「やってよかった!」「またやろう!」という意欲を生み出します。
特に発達段階にある子どもは、承認を受け取ることで 自己効力感(自分はできる感覚) が強化され、行動の定着につながります。
②否定や放置では「やる気の回路」が止まるから
「できていないところ」ばかりを指摘されると、脳は 危険信号(コルチゾール) を出します。
これが続くと、学習性無力感といって、「どうせ自分なんか…」と防衛モードに入り、動かなくなる(二次障害の入り口)につながります。
褒めても響かない子ほど、過去に否定や比較の経験で「どうせ信じない」というフィルターを持っているので、承認が不足するとさらに心を閉ざします。
③承認は「存在そのものの価値」を伝える手段だから
子どもが本当に求めているのは「結果の褒め」よりも “あなたはここにいていい”という安心感 です。
だからこそ「いるだけで安心」「話してくれてうれしい」といった承認は、自己肯定感を支える基盤になります。
この基盤があると、勉強・生活習慣・人間関係など他の課題にも取り組めるようになります。
④親子関係を修復する“最初の一手”だから
暴言・反抗・無気力…こうした行動の裏には「認めてもらえない」「安心できない」という感覚が隠れています。
叱る・諭す・説明する前に、まず「承認」から入ると、子どもの心がひらきます。
信頼が戻れば、初めて“会話が通じる”段階に進めるのです。
承認は「子どもを甘やかす」ことではなく、脳の回路を回復させ、行動のエネルギーを取り戻すための 科学的な第一歩 です。
褒めても響かない子にこそ、存在や気持ちを認める「承認」が不可欠なんです。
学習性無力感の記事はこちらから読めます
二次障害は解決できる!学習性無力感を克服するために親ができる心理的安全性の育て方
今日からすぐ使える、承認フレーズ例
①視点の承認(見え方や感じ方を認める)
「そう感じたんだね」
「そういう考え方もあるね」
「なるほど、そう見えるんだ」
②存在の承認(いること自体を喜ぶ)
「いてくれると安心するよ」
「話してくれて嬉しいよ」
「一緒にいると楽しい」
③感情の承認(気持ちをそのまま言葉にする)
「悔しかったんだね」
「嫌だったよね」
「ワクワクしてる顔だね」
④ 行動の承認(小さな一歩に注目)
「自分で決めたんだね」
「始めたんだね」
「最後までやったね」
⑤未来につながる承認(希望を添える)
「これからが楽しみだね」
「次はどんなふうになるかな」
「また見せてね」
反抗期・思春期の子にも届く承認のコツ
①「結果を褒める」より「プロセスを承認する」
②短く一言で具体的に伝える(しつこく言わない)
③子どもがスルーしても大丈夫。脳はちゃんと受け取っています。
④否定ゼロ(比較・評価・指摘を含まない)
「褒めても喜ばない子」ほど、承認を求めています。
響かないように見えても、実は心の奥にしっかり届いています。
大げさではなく、自然体で「短く承認」を積み重ねていきましょう。
▼褒めても喜ばない子にはこの方法!
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みるみる素直になる省エネ子育て!
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