「どうして言うことを聞いてくれないの?」
「受験生なのに焦りがない」
「夜は出歩く、無視する、ゲームばかり…」
この時期、子どもの背中を押したいのに、
押しても動かない
叱っても変わらない
話し合っても届かない
「もうどうすればいいのかわからない…」
そんな気持ちでこの記事を開いたはずです。
今、ご家庭から相談が急増しています。
暴言、 無気力、昼夜逆転、友達トラブル、ゲームやスマホ、お金の問題・・・
実は、これらは全部つながっています。
そして、同じ状態から抜け出し、子どもが動き出したご家庭には共通する「正しい順番」がありました。
今日はその理由と、やるべき順番をお伝えしますね。
なぜ、言葉が届かないのでしょうか?
叱っても、説得しても、話し合っても変わらないのは、なぜなのでしょうか?
■「やる気がない」
■「怠けている」
■「反抗期だから仕方ない」
私たちにはそう見えてしまいますが、本当の理由は違います。
中学生の脳は、強いストレスやプレッシャーを受けると“戦闘モード” に切り替わります。
戦闘モードとは、「自分を守ることを最優先にする脳の防御反応」のこと。
この状態になると
✔ 無視する
✔ 暴言が出る
✔ 夜に出歩く
✔ ゲームに没頭する
✔ お金のトラブル
✔ 学校のことを話したくない
すべてが「脳が戦っているサイン」です。
つまり、反抗・無気力・夜型・暴言・ゲームは、全部つながっています。
だから、どんなに正しい言葉でも、戦闘モードの脳にはほとんど届きません。
反抗・無気力・夜型・暴言・ゲームが 「脳の戦闘モード」につながる理由
家庭の中で…
責められる・否定される・監視される・比べられる・コントロールされると感じた瞬間、脳は「この家は安全じゃない」と判断します。
すると、
▶ 逃げる(外出・ゲーム・睡眠)
▶ 攻撃する(暴言・無視)
どちらも「守るための反応」。
決して「やる気の問題」でも「性格の問題」でもありません。
だから、正論を言っても、叱っても、追い詰めても、
脳はさらに戦闘モードに入り、家庭の問題はどんどん加速します。

正論で動かないのは「脳の戦闘モード」だから
「このままだと受験に間に合わないよ」
「ルールくらい守って」
「高校行く気あるの?」
大人としては当然の言葉。
ですが、戦闘モードの脳は
・責められた
・追い詰められた
・理解してもらえない
と受け取り、さらにシャットアウト。
正しい言葉が逆効果になるのです。
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家庭でできる“正しい順番”
多くの家庭がうまくいかない理由は「正しいことを言っているのに、正しい順番になっていない」からです。
正しい順番はこちら。
第一段階 「安心できる家」を取り戻す
・否定しない
・問い詰めない
・説教しない
・正論で追い詰めない
「ここにいて大丈夫」という空気をつくることが最優先。
これが整うと、戦っていた脳が落ち着き、親の言葉が入る準備が整います。
第二段階 “普通の関係”が戻る
・無視が減る
・言葉を返す
・表情がやわらぐ
・家庭内のトラブルが減る
この段階で初めて、受験・学校・進路の話が少し届くようになります。
第三段階 自分の意思で動き始める
・高校のことを考える
・勉強を始める
・友達関係や生活リズムが整う
・自分でルールを守れるようになる
押されて動く子ではなく、自分の力で立ち直る子になります。
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