反抗期の脳とうまく付き合うコツ

小学5年生のお子さんのママ
生徒のTさんから
こんなお悩みをいただきました。
 
お子さんの様子が最近、
扱いづらいぞという方は
ぜひお読みくださいね。
 
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最近、我が子はプレ思春期なのか、
いつも不機嫌です。
しょっちゅう
ムカつくと言っています。
何にも無い時でも怒っています
 
 
起きた瞬間から、
特に勉強しようとすると
(まだ勉強してない段階で)
怒り始めます。
 
学校ではすごく頑張っている
と先生には言われましたが、
疲れてしまっているのでしょうか。
 
家族の対応は
今までと変わりないので、
何が原因で、どう対応したら
良いか悩んでいます。
 
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Tさん、安心して
これまで学んだ対応を
続けてくださいね。
 
 
ただ、知識はお守り
知らないのと知っているのでは
雲泥の差になります。
 
 
せっかくですので、この時期の
お子さんの脳を学んでみませんか?
 
 
 

お子さんの反抗期で戸惑っていませんか?

 
 
反抗期は子育ての中でも
特に難しい時期と言われています。
 
 
可愛かった我が子が
急にそっけなくなる。
 
 
そんな様子に寂しさを感じている
ママもおられるのでは
ないでしょうか?
 
 
この時期の子どもは
成長とともに
自立したがっていて、
自分の意見や主張をします。
 
 
そのため、
これまでは比較的
聞き分けの良かった子が
これまでとは違う!
 
 
幼少期は癇癪が大変だった子が
ようやく落ち着いたのに、
また大変になった!と
 
 
多くの親御さんが
反抗期に戸惑いを感じているのです。
 
 

反抗期は親が試される時期?

 
 
私の長男が小6になった頃のこと。
 
 
外でお利口さんタイプの長男は
人格が変わったのか?
というくらい一気に
荒れてしまいました。
 
 
原因は過干渉子育てでした。
 
 
ですが、
私は過干渉だったなんてことには
その当時は気づくこともなく、
 
 
親子バトル
繰り返していました。
 
 
私は、子ども最優先
子どものためなら
とにかく動きまくる母親でした。
 
 
過干渉な子育ては
自分が子育てしている気に
なっているだけで、
 
 
子どもに対する
自分の不安を押し付けているだけの、
 
 
子どものことを考えているようで
全く子どもを信頼していない
子育てスタイル。
 
 
そんなことにも気づかず、
当時の私は、荒れ狂う息子を
何がなんでも正さなければ!
と躍起になっていたのでした。
 
 
 
この当時の私は
息子が暴言を吐けば
言葉遣いを正したり
 
 
息子がモノを投げたら、
それはやめろと
取っ組み合いになり、
 
 
やることなすことに
全て目を光らせては正すことに
精一杯。
 
 
正しいことを教えなければ
犯罪者になってしまう。と
不安で不安でたまらない私は
 
 
毎日毎日バトルを繰り返し、
精神がボロボロになりました。
 
 
でも、息子の様子は
よくなるどころか
どんどんエスカレート
 
 
そんな時に
発達科学コミュニケーション
に出会ったのです。
 
 
 
発達科学コミュニケーションは
脳科学と心理学と教育学の
いいとこ取りのメソッドです。
 
 
どんな時も、
脳が成長しているかどうか
を軸として考えるので、
とてもシンプルです。
 
 
脳の仕組みを知ると、
私がこれまでやってきたことは
脳の成長には無意味だったこと、
 
 
むしろ逆効果だったことを
知りました。
 
 
 

反抗期の脳で起きていること

 
 
この時期の脳は、
コントロールできないのが普通」と
考えていきましょう。
 
 
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なぜそんなことが言えるのか。
それはこの時期特有の
脳の発達と深い関係があります。
 
 
 
この時期に急速に発達するのが、
感情の脳です。
 
 
だからちょっとしたことで
イライラしたり、
不安を感じるのです。
 
 
体つきも大人になる過程で
活発になっている、
性ホルモンの影響もあって、
感情の脳が大きく発達し、
 
 
冷静な判断をするために働く
前頭葉が機能しにくいのが
この時期の脳なんです。
 
 
 
前頭葉と呼ばれる部分は
感情の制御意思決定
担当しています。
 
 
この前頭葉が完全に成長するのは
だいたい25歳ごろと言われています。
 
 
一方、感情の脳である、
扁桃体と呼ばれる部分は
すでに、思春期には完成すると
言われています。
 
 
感情の脳である、扁桃体と
理性の脳である、前頭葉。
 
 
子どもが悪いのではなく、
脳の成長のアンバランス
子どもがイライラする
原因なんです。
 
 
昨日、発コミュを初めて
1ヶ月ほどのMさんが
 
小6の息子さんの様子
こんなメールをしてくれました。
 
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自分自身で
なんで朝グスグス言うのか
自分でもわからないんだよ〜”
と言っていました。
 
 
ラインのやり取りで、
“ありがとう”という返信があり、
今までにはなかった言葉
嬉しかったです〜!
 
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まさに、
うまくコントロールが
できないことを自分でも
感じとっている、
 
 
そんな様子がわかる内容でした。
 
 
これがこの時期に突入した
小6の男の子のリアルな声です。
 
 
子どもは悪くないんです。
脳の成長なんだから、
ママは大変だけど、
対応方法を学んで、
うまく付き合いたいですよね。
 
 
 

反抗期の脳とうまく付き合うコツ

 
 
反抗期の子どもと
上手に付き合うためには、
以下の点に注意することが大切です。
 
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戦略的にできていないことはスルー

 
 
日常会話の大半が、
忘れ物ない?
宿題はやったの?
いつまでゲームするの?
早くして!では、
 
 
残念ながら、お子さんは
ママの言葉を段々と
シャットアウトするようになります。
 
 
できていないこと、気になること
に対する指示や、
 
 
良かれと思ってのアドバイスは
自立をしたがっている
子どもに
うるせー。ダマレと
暴言を誘います。
 
 
実はこのコミュニケーションは
脳の発達にとって最も
逆効果なんです。
 
 
それよりも
今すでにできていること、
当たり前のこと、
やろうとしている姿勢、
 
 
そんな良い部分に注目して
声をかけてみてくださいね。
 
 
頑張ってるね、お疲れ様。
 
美味しそうに食べてるね。
 
自分で考えてるんだね。
 
 

子どもを1人の人間として尊重する

 
 
過干渉子育てをしていると
子どもと親の境界線
曖昧になってしまいます。
 
 
そもそも過干渉をしている人に
とって過干渉だという
自覚がある人は
ほとんどいないのですが、
 
 
子どもが
望んでいないことに対して
手を出すことは全て過干渉です。
 
 
良かれと思ってのアドバイスも
子どもの失敗がする機会を
奪ってしまうので要注意です。
 
 
子どもの成長や気づきの
チャンスを奪っていないか、
意識すると良いです。
 
 
よく似た言葉で、
過保護がありますが、
子どもが望んでいることを
やり過ぎることを言います。
 
 
過保護は過干渉と違い、
喜んで手を貸してやって良いのです。
 
 
子どもの心が安心すれば、
元々、子どもは
自立したがっているものなので、
時期がくれば、
ちゃんと自立していきます。
 
 
甘えたいけど離れたい、
距離感が日替わりで変わるような
時期の子どもですから、
 
 
急に突き放すことは
しなくていいし、
かといって、
子どもは親の所有物でも
ありません。
 
 
1人の人間として尊重する意識で
過ごしていきたいですね。
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