私がしつけをやめることができた理由

宮田のお悩み相談コーナー
 
 
お子さんの癇癪が止まらなくて
悩んでいる、スタートしたばかりの
受講生、Yさんから相談がありました。
 
 
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子どもとの関係性、
よくなってるいるとはあまり思えず
毎日どうしたらいいのだろうか
と思い悩む日々です。
 
 
 
今日は褒める励ますを
中心にしましたが、
やはりしつけてしまう場面が
多々あり、悩んでいます。
 
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一瞬で子どもが素直に変わる、魔法。
あったらほしいですよね。
 
 
 
何を隠そう、
ひと昔の私がそうでしたから。
お気持ちは痛いほどわかります。
 
 
 
 
どうしたら
この子はいうことを聞くのか?
パパの言うことは聞くのに
私の言うことは聞いてくれない!と
本当に謎だらけでした。
 
 
 
私って子育て向いていないかも。
私ってママ失格?
 
 
 
そんなふうに
自己嫌悪歴14年半だった私が
子育てできない地獄から
抜け出せたきっかけを
ご紹介しますね。
 
 
 
はじめに、言っておきますが
私は一瞬では抜け出すことは
できませんでした。
 
 
 
人が成長するいちばんの秘訣は
失敗を経験して、何度も挑戦をし、
気づくことだと私は思っています。

失敗は悪くない、
何よりもの財産
です^^

 
 
 

成功は失敗の積み重ね22698776_s.jpg

 
 
 
だから、気楽に読んでみてくださいね。
 
 
 
私はしつけをやめることが
できたのには
大きく分けて
2つポイントがあります。
 
 
 
順番にお答えしますね。
 
 
 

「脳のしくみ」を理解するとしつけをやめられる

 
 
 
そもそも、しつけとは、
できていないことを
できるようにさせること

子どもにとっては
否定されているのと同じなんです。

 
 
 
子どもの脳は褒められる
精神疾患などに関わる部分が
大きくなる研究結果が出ています。
 
 
 
 
ドーパミン
セロトニン
オキシトシン
という3大幸せホルモンが出ます。
 
 
 
一方で、
「しつけのために叱る」ことに
躍起になってしまうと
 
 
 
本当に伝えたいことが
伝わりにくくなるのです。
 
 
 
子どもの脳は、何を言ったかよりも
ママの表情や雰囲気を先に処理します。
 
 

脳科学で説明.png

 
 
 
怖い顔をして、伝えていると、
脳は萎縮してしまい、子どもを叱っても内容は理解してもらえず、
子どもには「恐怖」「不安」だけが
記憶として残るのです。
 
 
 
それを続けると叱られるから
行動をしなくなる悪循環
起きるのです。
 
 
 
感情の脳が、
イライラ、不安、恐怖、悲しみ、怒り
でいっぱいになると、
どれだけ正しいことを伝えても
処理できないのです。
 
 
 
子どもだけでなく、大人も一緒です。
 
 
 
じゃあ何も言わないのか?
それは違います。
 
 
 
「やりたくない」「嫌だ」と
駄々をこねていたら
叱るのでもなく、
正すのでもなく、
まずは、
その気持ちに共感してあげます
 
 
 
悔しいよね、
やりたくないよね、
イライラするよね、
ムカつくよね、
不安になるよね、
気持ち悪いよね、
嫌だよね、
悲しいよね、
もっと遊びたかったよね、
楽しいからあっという間だったね、
 
 
 
状況に合わせて
お子さんの気持ちを代弁
してあげてください。 
 
 
 
幼い子供や自分の気持ちを
表現するのが苦手な子には、
不快な感情を言語化してあげます
 
 
 
このことを感情のラベリングといいます。
 
 
 
感情のラベリングには、
感情を司る、「扁桃体」の活性を
抑える効果があるんです。
 
 
 
簡単に言えば、
ストレス軽減の効果があることが
わかっています。
 
 
 
気持ちをわかってもらえたことで、
子どもを不安や悲しみ、怒りの
気持ちから落ち着かせることが
できるんです。
 
 
 
その時のポイントは
アイコンタクト表情
気持ちが伝わるようにします。

褒められて喜ぶ女の子22278040_s.jpg

 
テクニカル的に
言葉を伝えるだけでは、
 
 
 
敏感な子どもは
ママは口だけだと察知します。
 
 
 
それだけよく子どもは
ママのことを観察しています。
 
 
 
その際に、
もし、ママがイライラしていたら、
6秒だけ待ってみましょう。
大人ですから、
意識してみてくださいね。
 
 
 
感情が生まれて、
理性が介入するまでの時間が
「6秒」です。
 
 

その間に
脳の仕組みを思い出してくださいね。

いわゆる、アンガーマネジメントです。
子どもではなく、今は、大人がするのです。

 
 
 
そして、
親子の関係がスムーズになった頃に、
「ママはね、いつもイライラしたら
おまじないをしているんだ、知りたい?」って尋ねます。
 
 
 
知りたいって言ってきたら
「それはね、簡単、
1・2・3・4・5・6って
数えるんだよ。」と伝えます。
 
 
 
ママ自身も
自分で感情のラベリング
日頃からしてみましょう。
 
 
自分の気持ちを言語化し、
書き出すことで
気づくことがあるはずです。
 
 
 
 

人への信頼は無条件の愛情が大前提

 
 
 
お家が安心した環境でなければ、
いつも警戒心が強い状態では
なかなか子どもはいうことを
聞いてくれません。
 
 
 
人が安心するのためには
信頼されることです。
 
 
 
 
 
信頼と信用の言葉の違いを考えると
わかりやすいのですが、
 
 
 
信頼とは
無条件で相手を信じて受け入れること
 
 
 
信用とは
条件付きで、〇〇できたら
あなたを受け入れますよということ
 
 
 
例えば、
銀行にお金を借りるとか、
クレジットカードを作るのには
信用が必要です。条件なしでは
お金を借りることもできなければ
カードも発行できません。
 
 
 
ですが、
親子の関係に信用は必要でしょうか?
 
 
 
勉強ができない子
ご飯を食べない子
ゲームばかりしている子
学校に行かない子
文句ばかり言う子
いうことを聞かない子
親を困らせる子
   ・
   ・
   ・
あげるとキリがありませんが、

親子の関係が崩れてしまったと
気づいた時に起こっていること、
 
それは、
子どもへ条件付きの愛
なってしまっていること。
 
 

反対に
 
 
 
いつも遊んでくれる
いつも優しい
いつも美味しい料理を作ってくれる
いつも励ましてくれる
いつも喜んでくれる
いつも話を最後まで聞いてくれる
いつも怒らない
いつも綺麗な身なりをしている
いつも元気
   ・
   ・
   ・
でなければ、あなたは
子どものママとして
認めてもらえないのでしょうか?
 
 
 
そんなことはないですよね?
 
 
 
子どもは無条件でママが好きです。
 
 
 
辛くなったら
子どもが生まれた日のことを
思い出してみませんか?
 

眠っている日本人の新生児赤ちゃんの寝顔26463608_s.jpg

生まれてきてくれてありがとう
と思ったのではないでしょうか?
 
 
 
愛着障害とは、養育者との心理的な
結びつきがうまく取れなくて、
子どもの情緒や対人関係にトラブルが
生じる状態のことを言います。
 
 
 
このような、安心感がない状態で
育った子どもが増えています。
 
 
 
常にイライラし、
叱られた時だけでなく、
褒められても動けなくなる子が
増えています。

条件を求めすぎるとこのような

状態に陥りやすいので注意が必要です。

〜ねば、〜べきが強い人は
どうしても子どもを

コントロールしようと
してしまいます
 
 
 
しつけてしまうのは、
つい、感情的になっていることと、
条件を求めすぎていることに
自分で気づくことが大事だと
私は自分の経験から思いました。

発コミュは
シンプルだけど奥が深い
コミュニケーション術です。

 
 
 
さぁ、
たくさん失敗を恐れないで、
気づいたことを
どんどんアウトプットして
一緒に深めていきましょ!
 
 
 
私はYさんを
心から応援しています^^
 
 
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