見守るだけでいいの?ADHD不登校の子が動き出す新学期の関わり方

不登校のまま新学期を迎えるわが子に、どんな関わりをすればいいのか迷っていませんか。ADHDや発達凸凹の子が動き出しにくい理由を脳の働きからお伝えし、家庭でできる関わり方のヒントを紹介します。
 
 

1.見守るだけでいい?不登校の子の親に多い迷い

 
 
見守っているのに動き出せないとき、それは関わり方が合っていないサインかもしれません。
 
 
元気いっぱいだったわが子が、ある日「学校に行かない」と言い出したとき、多くの親はまず「少し休ませて様子を見る」という選択をすると思います。
 
 
「このまま見守っていれば、そのうち動き出すのかな」と考えながら、関わり方に迷ってしまうことはありませんか?
 
 
不登校について調べて、
・否定しない
・受け止める
・見守る
こうした関わりを意識している方も多いと思います。
 
 
しかし、しばらく見守っているとこんな迷いが出てくるのではないでしょうか。
 
 
・この関わり方で本当に合っているのだろうか
・次の一歩はいつ踏み出せばいいのだろうか
・休ませた後はどう関わればいいのだろうか
 
 
 
 
本やネットで知識は学んだけれど、実際の子育ての中で次にどう動けばいいのかが見えない。
 
 
もちろん、休むことはとても大切な選択です。
 
 
ただ、ひとつ見落とされがちなことがあります。
 
 
それは「休むだけでは動き出せない」という考え方です。
 
 
実は注意欠如・多動症(ADHD)や発達凸凹の子は休んで元気になりさえすればまた動き出せる、という考え方だと危険なことも多いのです。
 
 
なぜなら、動き出すための「やる気」は脳の働きが関係しているからです。
 
 
では、なぜ脳の働きが関係すると、見守るだけでは足りなくなるのでしょうか?
 
 
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2.ADHD不登校の子が動き出しにくい脳の働き

 
 
ここで、ひとつ押さえておきたいことがあります。
 
 
それは、「やる気がないから動けないわけではない」ということです。
 
 
とくにADHDや発達凸凹の子どもは、強いストレスがかかったときに、脳の働きが崩れやすい特性があります。
 
 
脳には
・感情に反応する部分(扁桃体)
・考える力や行動をコントロールする部分(前頭前野)
があります。
 
 
失敗体験や強いストレスが続くと、感情に反応する脳の働きが強くなり、考える力を使う脳の働きが弱くなりやすいです。
 
 
すると、
・頭ではわかっているのに動けない
・イライラしやすい
・人のせいにしてしまう
・自分はダメだと思い込みやすい
といった状態が起こりやすくなります。
 
 
 
 
こうした様子は、やる気や性格の問題ではありません。
 
 
強いストレスによって脳の働き方が変わっている状態です。
 
 
休むことで疲れは回復しますが、それだけでは「動き出す力」までは整いません。
 
 
ADHDや発達凸凹の子の不登校期間は、ただ休んで見守るだけではなく、脳の働きに合った関わりをすることが大切です。
 
 
考えたり行動しやすくなるような関わりをすることで脳が発達して、子どもは少しずつ動きだそう!という力を取り戻していきます。
 
 
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3.新学期はチャンス!不登校の子が動き出しやすいタイミング

 
 
ADHDや発達凸凹の不登校の子は、本当は「行きたい」「みんなと一緒にいたい」と思っていることが多いです。
 
 
これから迎える新学期。どうなるか不安なママも多いかと思いますが、実はひとつのチャンスでもあります。
 
 
長期休みで学校や集団生活からのストレスレベルが下がっている時期は、脳の過敏さが落ち着きやすいタイミングだからです。
 
 
 
 
また、この時期は「そろそろがんばろうかな」と思いやすい時期でもあります。
 
 
だからこそこのタイミングで環境や関わり方を整えることが大切です。
 
 

4.新学期に向けて…動き出すための脳を育てる時間にする不登校期間の関わり方

 
 
新学期は、子どもが「動き出したい」と思いやすいタイミングです。
 
 
だからこそこの時期は、見守るだけではなく、関わり方を少し整えていくことが大切です。
 
 
不登校の期間は、ただ休む時間ではありません。
 
 
ストレスが落ち着いている今だからこそ、「動き出す力」を育てていく時間でもあります。
 
 
大切なのは、できないことを減らすことではなく、「自分でコントロールできること」を増やしていくことです。
 
 
たとえば、
・できていることを言葉にして振り返る
・朝起きる時間を自分で決める
・「今日はこれをやる」と小さな目標を決める
 
 
こうした小さな積み重ねが、「自分でできた」という感覚につながります。
 
 
 
 
コントロールできることが増えると、
・自分のふるまいに自信がつく
・行動量が上がる
といった反応が見えるようになります。
 
 
つまり、停滞していた発達が動き出すので、結果として、新学期のスタートがスムーズになっていきます。
 
 
ゴールは、学校へ行かせるために子どもを変えることではありません。親が、わが子の子育てのプロフェッショナルになること。
 
 
すなわち、どんなタイミングでどんな声をかけるかの判断ができるようになることです。
 
 
そうなったとき、親子の日常は少しずつ変わっていきますよ。
 
 
 
 
執筆者:山本みつき
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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