子どもが何回言っても話を聞かない…とイライラしていませんか?実は「聞いていない」のではなく、情報がうまく入っていない状態かもしれません。ADHDグレーゾーンの特性をふまえ、話を聞けるようになる関わり方のポイントを紹介します。
1.子どもが話を聞かない…お母さんに起こるイライラ
子どもが「何回言っても話を聞いていない…。」そんなふうに感じてイライラしてしまうことはありませんか?
ちゃんと伝えているのに、そのときは返事はするのに、あとになるとできなかったり、行動にならなかったりする。
あるいは、聞いていないから必要なことなのに全然できない、なんてこともあって「だから言ったのに!」とイライラが増す…。
今まで何度も失敗したりうまくいかなかった経験があるからこそ、そうならないようにと何度も声をかけているのに、同じことを繰り返す子ども。
そんな場面ではイライラが抑えきれず「もう知らないからね!」など突き放すような言い方をしてしまって、あとから落ち込んでいるというお母さん、いませんか。
周りの子と比べて、「どうしてうちの子だけ?」と感じて不安になりますよね。

そんな状況をママ友に相談しても
「男の子だからだよ」
「子どもなんてそんなものだよ」
など、気遣ってくれているのかもしれないけど、わかってもらえない…と寂しさとモヤモヤを抱える日々。
人の話を聞かないということは、家だけでなく友達との間や学校生活の中でも起こり得るので、トラブルの原因にもなってしまいますよね。
そこでトラブルが起きたときに対応するのはお母さんだからこそ、どうにかしないと…と思って声をかけるのに聞いてない!となると可愛さ余って憎さ100倍!怒りたくなるのは自然な感情です。
2.「話を聞かない」は誤解?脳の仕組みと本当の原因
子どもが「話を聞いていない」と感じてイライラするとき、まず見直したいポイントがあります。
それは、お母さんがそもそも「この子、話を聞いていない」と捉えていること。
なぜかと言うと「聞いていない」のではなく、「情報がうまく入っていない状態」かもしれないからです。
人の話を理解するためには、聞いた情報を一時的に覚えておきながら処理する力が必要です。
これには「ワーキングメモリ」という脳のはたらきが関係しています。
ワーキングメモリは日常生活の中では必須のチカラ。会話、計算、読み書き、行動の計画など、生きていく上でのすべてに関わってきます。

この力には個人差があり、注意欠如・多動症(ADHD)グレーゾーンの子どもは、ワーキングメモリのはたらきに苦手さがある場合が多いと言われています。
そのため、複数の情報を同時に処理することが苦手。
例えば
・なにかに集中しているとき
・ほかのことをやっているとき
・先の予定のように今すぐ自分に関係ないと感じること
などの場面では、どんなに大切な話でも入りにくくなってしまうんです。
・なにかに集中しているとき
・ほかのことをやっているとき
・先の予定のように今すぐ自分に関係ないと感じること
などの場面では、どんなに大切な話でも入りにくくなってしまうんです。
だからこそ、「ちゃんと聞いて!」と正そうとしてもうまくいきません。
3.話を「聞いていない」のではなく「入っていなかった」息子の話
わが家のADHDグレーゾーンの息子も話を聞かないと感じることが多く、何回注意しても変わらないのでイライラする毎日を送っていました。
話しかけても返事がない。そこで返事がないことにイラっとする。
あるいは、返事だけはするときもありました。
返事をしたので聞いているものと思っていると、言ったことをやらなかったりするので「さっき言ったよね?」と問い詰めると、「知らない」と答える…。
「え⁉返事したのに?」と驚きしかありませんでした。
また、余裕を持って先の予定を伝えても覚えていないことも多く、「ちゃんと話を聞いてないせいだ。」と腹ただしく感じることもありました。

そこで学んだ発達科学コミュニケーションの脳の仕組み。
ADHDグレーゾーンに起こりやすい脳のはたらきを知り、息子はワーキングメモリに苦手さがあることがわかりました。
つまり、「聞いていない」のではなく、「入っていない」という状態だったんです。
息子の場合、なにかに集中しているときは、ワーキングメモリはすべてそっちに力を使っています。ほかのことをやっているときも同様です。
先のことは、「見通し」というさらに高度なはたらきを使わなければいけないので、息子にとっては負荷の高いことでした。
だから同時にやることはできなかったのだということがわかり、私の見方・捉え方が大きく変わりました。
すると、「どうして聞いていないの?」というイライラも少しずつ減っていきました。
では、聞けないなら諦めるしかないのかと言うとそうではありません。ワーキングメモリは伸ばすことができます。
4.お母さんのイライラもこれで解消!話を聞けるようにする関わり方のポイント
話を聞かない子どもにイライラしてしまうとき、大切なのは子どもに起きている本当の理由を知り、関わり方を調整することです。
お母さんに起こるイライラは、環境や関わり方を変えることでコントロールできることが多いのです。
今回の例で言うと、話を聞かない子に効果的なポイントを1つあげるなら、それは「タイミング」。
「今このタイミングで、この子は話を聞けるかな?」と考えてから声をかけることです。
タイミングを変えるだけでも、子どもの反応は大きく変わります。
例えば、集中していて聞こえないのであれば
・キリのいいところまで待つ
・そばまで行ってボディタッチなどで意識をこちらに向ける
など、すぐに話しかけたいタイミングだとしても「話を聞けるタイミング」かどうかで考えます。
・キリのいいところまで待つ
・そばまで行ってボディタッチなどで意識をこちらに向ける
など、すぐに話しかけたいタイミングだとしても「話を聞けるタイミング」かどうかで考えます。
先の予定については、前もって伝えた方がいい子と、ギリギリになってから伝える方法が合う子がいます。
ADHDグレーゾーンの子の中には、見通しが苦手だからこそ知らないと切り替えられないという子がいたり、逆に「前日の夜」ぐらいギリギリにならないと自分ごとにならない子もいるからです。
良かれと思って伝えたタイミングによって、お母さんが「伝えたから大丈夫」という思い込みが起きることもあり、落とし穴になるので気を付けたいところです。

話を聞かないのではなく、入っていないだけ。
それなら「いつ」話す?そんな風に考えられるようになると、お母さん自身の気持ちもラクになっていきます。
周りと比べて落ち込んでしまったり、イライラする自分を責める前に、「どうすれば伝わるか」を考えられるようになるといいですよね!
まずは「聞いていない」のではなく「入っていないかもしれない」と見方を変えることから始めてみてくださいね。
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執筆者:しまざきあいか
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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独特な捉え方をするADHDグレーゾーンの子どもに、周りと比べて叱ることはない。そんな風に捉えられるようになると子育てが楽しくなっていきます♪お母さんの視点を変える情報をお届けしているメルマガに登録してみてくださいね。




