なにを聞いても「覚えてない」と答える子どもに不安を感じていませんか?それは記憶の問題ではなくそもそも“聞けていない状態”かもしれません。そんな子が答えられるようになるのに必要なのはお母さんの「状態観察力」です!
1.なにを聞いても「覚えてない」と言うわが子に感じていた不安
学校の様子、友達との会話、はたまた今日の給食。
どうだった?なにした?と聞いても「覚えてない」の一言しか返ってこない子どもに、本当に覚えてないの?記憶力の問題なのかな…この子大丈夫?と思うことがありませんか?
わが家の注意欠如・多動症(ADHD)グレーゾーンの息子はまさにこんな状態でした。
こんな調子なので、学校での様子はまったくわかりませんでした。
持ち物などは、プリント頼み。かろうじて連絡帳は書いてくれる子だったので、ギリギリどうにかなっているような状態でした。
また、それ以外でもちょっと前に言ったことを覚えていないこともありました。
「ついさっき言ったよね?」
「なんで覚えてないの?」
そのたびに起こるイライラと、同時によぎる不安。
「なんで覚えてないの?」
そのたびに起こるイライラと、同時によぎる不安。
このまま大きくなって大丈夫なのかな?ちゃんとやっていけるんだろうか…。

それについて、ママ友に話してみても
「子どもなんてそんなものだよ。」
「男の子のあるあるだよ~。」
「まだ小さいからじゃない?」
といった返事が返ってくるばかりで、どこかズレているように感じてモヤモヤしていました。
「子どもなんてそんなものだよ。」
「男の子のあるあるだよ~。」
「まだ小さいからじゃない?」
といった返事が返ってくるばかりで、どこかズレているように感じてモヤモヤしていました。
たまに本人から覚えてて話してくれた!という日があったとしても、それまでの経験が蘇って「本当に合ってる…?」という疑念が消えませんでした。
そんな中で出会った発達科学コミュニケーション。
学ぶ中で、息子が発するこの「覚えてない」という言葉は、私が思っている意味とは違っているかもしれない、ということがわかったんです。
2.「覚えていない」のではなく「そもそも聞けていない状態」
ADHDグレーゾーンの子どもは、そのときの注意の向きによって情報の入り方が大きく変わります。
たとえば
・別のことに意識が向いている
・ほかのものが視界に入っている
・刺激が多くて集中できていない
など、外からの情報が多い状態だと、そもそも“聞く”ことができていないかもしれません。
・別のことに意識が向いている
・ほかのものが視界に入っている
・刺激が多くて集中できていない
など、外からの情報が多い状態だと、そもそも“聞く”ことができていないかもしれません。

また、脳のワーキングメモリーというはたらきも関係していて、ADHDグレーゾーンの子どもはこのワーキングメモリーが発達途中なことが多いです。
ワーキングメモリ―は聞いたことを一時的に頭に置いておく力のこと。
たとえば「あとで手を洗ってね」と言われたときにその言葉を頭に残しておいて、必要なときに実際に手を洗うことを思い出せるかどうかという力です。
この力が弱いと、 聞いたつもりでもすぐに抜けてしまいます。
つまり、子どもの中では 「聞いた→覚えてない」ではなく、そもそも「ちゃんと聞けていない」か「聞いてもすぐ消えてしまう」ということが起きているかもしれないのです。
この状態に気づかず、「なんで覚えてないの?」と追及するような関わりを続けてしまうと、親子のズレはどんどん広がっていきます。
子どもは分からないまま責められ、自信が下がってしまうかもしれません。親は「この子大丈夫?」という不安が強くなっていきます。
ここで知っておきたいことは、子どもが「覚えてない」というのは、適当な性格だからでも、やる気がないからでもありません。
3.「覚えてない」を変えるために鍛えたいお母さんの状態観察力
では、なにを聞いても「覚えてない」という子どもにはどう対応すれば不安をなくしていけるでしょうか?
最初の一歩は、『この子は今、話を聞ける状態なのか?』を観察してみること。
チェックポイントがあるので、わが子が今話が聞ける状態なのか、試しに観察してみてください。
結果はどうでしたか?
もしも1つでも当てはまっていたら、子どもは話を聞く準備ができていない可能性が高いです。
もしも1つでも当てはまっていたら、子どもは話を聞く準備ができていない可能性が高いです。
ADHDグレーゾーンの子どもには、準備ができていない状態で伝えると、どんなに正しい内容であっても伝わらないということが起こりやすいんです。
こんな風に観察して子どもの状態を把握できたら初めて次の「じゃあどうやって話しかけよう?」を考えることができます。
チェックポイントに当てはまっていた場合は、 伝えるタイミングを変えるだけでも反応が変わります。
たとえば
・名前を呼んで、目が合ってから話す
・「今いい?」とワンクッション入れる
・近くまで行ってから伝える
これだけでも「聞く状態」をつくることができます。
・名前を呼んで、目が合ってから話す
・「今いい?」とワンクッション入れる
・近くまで行ってから伝える
これだけでも「聞く状態」をつくることができます。
また、一度に伝える量を減らすことを意識するのも効果的です。
たとえば
NG:「帰ってきたら手を洗って、ランドセル出して、宿題してね」
OK:「まず手を洗おう」
といった感じで、伝える情報の量を調整して1つだけにすると頭に残りやすくなります。
NG:「帰ってきたら手を洗って、ランドセル出して、宿題してね」
OK:「まず手を洗おう」
といった感じで、伝える情報の量を調整して1つだけにすると頭に残りやすくなります。

今回書いたのは「聞ける状態をつくる」と「伝え方を変える」方法のほんの一部です。
大切なのは、お母さんがその子の状態を把握する観察力を鍛えること。
どのタイミング、どんな順番、どんな言葉がその子に合うか、もっと細かいポイントがありますが、まずは 「今は聞けていない状態かもしれない」という見方に変えられるか。
お母さんの観察力が上がると関わり方は自然と変わり、子どもの反応も変わり始めます。
まずは土台の「子どもが話を聞ける状態」を見極められるようになるといいですね!
ちょっと教えて!Q &A
Q.子どもが「覚えてない」と言うとき、他にも原因はありますか?

A.ADHDグレーゾーンの子の場合は、言葉にするのが苦手なタイプの子もいます。その場合、なんて言っていいかわからないことを「覚えてない」と表現することがあるので、本当に覚えていないわけではないかもしれません。
Q.自分でちゃんと伝えられないと、この先不安です。

A.お気持ちわかります。ずっとついて回るわけにもいかないし、自分で話せるようになってほしいですよね!土台をしっかり整えてあげられると脳の発達もグンと進んで行くので、話すことに必要な色々な力も伸びていきますよ!
怒っても、注意しても
学校での困りごとが減らないなら
見直したいのは
子どもではなく
関わり方かもしれません。
家でも学校でも
落ち着いて過ごせるための
方法をまとめています👇
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執筆者:しまざきあいか
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)
土台づくりのために必要なことは、まずはADHDグレーゾーンの子どもの特性の理解。ここを知っているかでママの心の余裕が変わるので、子どもへの対応も考えやすくなっていきます。無料メール講座から始めるのがおすすめです。




