トラブルを起こしがちなADHDタイプの子どもの能力を発揮させる学校への『報・連・相!』

ADHDタイプの子どもは学校で問題児に見られて注意される場面が多いです。トラブルになりやすいので先生から目を付けられているなんてこともあるかもしれません。そんなときは、おうちで子どもに合う対応の仕方を見つけて先生に伝えて行きましょう!
 
 

1.トラブルになりやすいADHDタイプの衝動性と多動性

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの特性に衝動性多動性というものがあります。
 
 
その名の通り、衝動的に動いたり話してしまう、じっとしていられず動き回ってしまうといった特徴が見られます。
 
 
最近は「大人の発達障害」という言葉が有名になってきたことで、この言葉も聞いたことがあるよ、という方も多いと思います。
 
 
この特徴は子どものころから現れていることが多いのですが、特に男の子の場合はほかの子より少し元気な子という捉え方をされて、ADHDだと気付いてもらえないことも多いです。
 
 
気付かれないまま大人になり、社会に出たときに適応できなくてADHDだったことが発覚するというケースの大人が増えているのです。
 
 
 
 
子どものときはこの衝動性と多動性の特性が原因でトラブルになりやすいです。
 
 
割り込んでしまって友達とケンカになるとか、なにかと動き回ってしまったり、手を上げずに答えを言ってしまって先生に叱られるなど色々な問題が起こります。
 
 
そうなると友達との関係にトラブルが多かったり、誤解を受けやすかったり、やる気がないと判断されてしまうなどマイナスなイメージが強くなってしまいます。
 
 

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2.本人の意思でコントロールできないADHDタイプの特性

 
 
ADHDタイプの特性は、脳の発達に未熟があることで起こるといわれています。
 
 
その中でも脳の前頭葉という部分の発達が未熟なことで、行動や感情のコントロールの苦手が見られます。
 
 
また、神経伝達物質の不足も考えられていて、うまく情報が繋がらないために臨機応変な対応が難しいこともあります。
 
 
これらは脳の働きが関係しているので、自分でどうにかしようと思ってできることではありません。
 
 
例えば内臓が勝手に働いてくれているように、脳もまた勝手に働く部分なので「意識すればコントロールできる」というわけではないのです。
 
 
ところがこのことはまだまだ知られていないので、自分勝手とか、空気が読めないとか、話が通じないと思われてしまい本人はなぜ叱られたり周りから文句を言われるのかわからないという状態なのです。
 
 
その結果、否定的な関わり方をされることが増えてどんどん自信がなくなったり、怒りっぽくなってしまったりすることが多いです。
 
 

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3.問題なく過ごせていた息子が荒れてしまったきっかけは転校による環境の変化

 
 
私の息子はもともとADHDっぽいところがあったものの、幼稚園のころは周りの環境にも恵まれていて、個性として受け入れてもらいながら楽しく過ごせていました。
 
 
ところが、小学校2年生のときに転校したのをきっかけに、周りの先生やお友達から否定的な対応を受けるようになってしまいました。
 
 
そのことから、息子は人が変わったかのように家でどんどん荒れていき、学校でもトラブルを起こしてくるようになりました。
 
 
学校から電話がかかってきて、息子さんがこうしました、ああしました、と辛い話を毎日のように聞きました。
 
 
 
 
だから私は「二度と学校で同じことをしないように!」という思いからきつく叱っていましたが、息子の行動はおさまらずむしろ悪化して行ってしまいました。
 
 
宿題や嫌いな授業など、嫌なことには一切取り組まなくなり、最後には授業にも参加できなくなってしまいました。
 
 
家でも気力が感じられず、なにに対しても反抗的な態度を取るようになって行きました。
 
 
どうしていいかわからなくなったときに私がたどり着いたのが発達科学コミュニケーションでした。
 
 
発達科学コミュニケーションで学び、できないところではなくできているところに着目して褒める声かけをしていったところ息子の困りごとはみるみるおさまって行きました。
 
 

4.ADHDタイプの能力を発揮するために大事な学校や先生への報・連・相!

 
 
この経験から、発達障害の特性がある子どもが学校でうまくやっていくためには、お母さんが先生に報告・連絡・相談することが大切だと学びました。
 
 
転校したばかりのころの私は、「まだどうなるかわからないし、息子の特性のことは言わなくてもいいか!」くらいに思っていました。
 
 
ところが、発達障害ADHDタイプは叱られるとどんどん調子が悪くなってしまいます。
 
 
もし私が転校したときすぐに、息子に合った対応をちゃんと先生に伝えられていれば、特性による行動で叱られたり、誤解されることもなかったのではないか…。
 
 
そうしたらあのときあれほど荒れることもなく、息子を傷つけることもなかったのではないか、と今でも後悔しています。
 
 
 
 
学校の先生方の発達障害への理解度は個人差があり、どう対応すれば良いのか困っているという先生もいらっしゃるんです。
 
 
私は、家で実践して効果を感じたことを書面にして担任の先生や校長先生に面談でお伝えし、対応を変えてもらえるようにお願いしました。
 
 
そして気付いたことがあれば連絡したり、相談したりと先生との連携を強められるようにしました。
 
 
学校での対応を変えてもらったことにより息子は自信を取り戻し、自分から色々なことに挑戦するようになりました。
 
 
そして今では「自分と同じように困っている子を助けてあげてほしい」と言っています。
 
 
まずは、どう対応すれば良い調子で過ごせるのか、どうすれば困りごとにならないのか、お母さんが子どもへの対応をしっかり理解することが必要です。
そしてぜひ先生にこうすれば良いという対応を話せるようになってほしいと思います。
 
 
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
 
 
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