「早くして」を手放したら変わった!切り替えができないADHDの息子お風呂バトルを卒業の話

ADHDタイプの子どもは、好きなことからの切り替えができない特徴があります。お風呂に入れず毎日バトルだった我が家。声かけを変えたことで、怒鳴らない入浴時間に変わりました。ADHDの子どもの切り替えができない悩みへの関わり方を体験談でお伝えします。
 
 

1.「お風呂に入りなさい!」が止まらなかった私

 
 
「お風呂に入りなさい」
 
 
一日に何度この言葉を口にしていたのか、今では思い出せません。
 
 
私には注意欠如・多動症(ADHD)の息子がいます。
 
 
ADHDの子どもは切り替えが苦手と言われていますが、息子もまさにそうでした。
 
 
好きなことからやるべきことへ切り替えができないことが多く、特に難しかったのが「お風呂」です。
 
 
本人にとって入浴は、めんどくさいもの。楽しい時間を止められる、後回しにしたい存在でした。
 
 
夢中になっている時間は、息子にとってかけがえのない癒し。だからこそ、お風呂への切り替えは大きな壁でした。
 
 
強く言わなければ動かない。何度声をかけても反応がない。放っておけば、そのまま寝落ちしてしまう日も…。
 
 
 
 
我が家にとって入浴の時間は、リラックスの時間ではありませんでした。
 
 
毎日必ず訪れる、小さな戦いの時間。夕方が近づくと、私は少しずつ気持ちが重くなっていきました。
 
 
「今日もきっと、すんなりはいかない。」
そんな予感を抱えながら時計を見るのが、いつの間にか習慣になっていました。
 
 
どうして毎日こんなに大変なんだろう。私は何度も、そう思っていました。
 
 
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2.切り換えができない息子に叱っては自己嫌悪…毎日続くお風呂バトル

 
 
外では「良い子」と言われる息子。
 
 
学校では問題なく過ごし、先生からは「落ち着いていますよ」「集団行動もできています」そんな言葉をいただいていました。
 
 
しかし、家では違いました。
 
 
帰宅すると完全にオフモード。心も体も電池切れのような状態。
 
 
そこから始まるゲームタイムは、息子なりのストレス解消時間。だからこそ、その時間を中断されることへの抵抗は強烈でした。
 
 
 
 
学んでいくうちにわかったのですが、ADHDの子どもは脳の働きの特性から、気持ちのスイッチをうまく切り替えることが難しく、切り替えができない状態が起きやすいそうです。
 
 
「お風呂に一緒に入ろう」とできるだけ優しく声をかけますが「あとから入る!」と即答で断られます。
 
 
先に娘とお風呂へ入り、湯船につかりながら何度も呼びますが返事はありません。
 
 
だんだんと焦りと苛立ちが混ざり始め、終いには「いい加減に入りに来なさい!」と喉が痛くなるほど叫ぶ私。
 
 
すると、不機嫌な顔でやってくる息子。
 
 
本来癒しであるはずの入浴時間が、親子ともに疲れる時間になっていました。
 
 
怒鳴ってしまったあとの自己嫌悪も、毎日のように繰り返していました。
 
 
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3.叱るほど逆効果だった…ADHDの子どもが切り替えができない理由

 
 
優しくしても叱っても、切り替えができない息子に困り果てていたそんな時、発達科学コミュニケーションの水本先生と出会いました。
 
 
息子はできないのではなく、ADHDの子どもの特性として、気持ちのスイッチをうまく切り替えることができない状態が起きやすいということ、好きな世界に没頭している時、気持ちを切り替えるためのブレーキが効きにくいことを知った時、私はハッとしました。
 
 
それまで私は「言えば伝わるはず」「繰り返せば習慣になるはず」そう信じていました。
 
 
しかし、息子が動けないのには、理由があったのです。
 
 
ADHDの子どもは切り替えの脳の仕組みが違うことを知り、もしかしたら、私の関わり方が合っていなかったのかもしれないと気づきました。
 
 
 
 
やがて、ADHDタイプの息子の脳にも届く声掛け方法があることを知りました。
 
 
特に印象的だったのが「〜したら〜できる」という指示の出し方です。
 
 
やるべきことの先に、子どもにとって魅力的な未来を用意するのです。
 
 
無理に好きなことから引き離すのではなく、自然と動きたくなる流れをつくります。
 
 

「これなら、息子に変化があるかもしれない!」そう思えたのは、久しぶりのことでした。

 

 

4.怒鳴らなくても動けた!脳に届く声かけの秘密

 
 
私はまず、息子の「好き」を丁寧に観察しました。
 
 
夢中になっているゲームやお気に入りのお菓子、心が弾む話題。
 
 
そこから、お風呂のあとに楽しみをつくろうと決めたのです。
 
 
これは、切り替えができないADHDの子どもでも行動しやすくするための工夫でした。
 
 
ある日、ゲーム中の息子の横にそっと座り「何のゲームしてるの?」と声をかけました。
 
 
息子の世界に静かに入ると、息子の表情がやわらぎ、楽しそうに話し始めます。
 
 
空気がほぐれたそのタイミングで「お風呂に入ったら、アイス食べようか」と私は提案しました。
 
 
すると、息子は「食べる!」と目をぱっと輝かせたのです。
 
 
その瞬間を逃さず「じゃあ一緒に行こうか」と声をかけると、驚くほど自然に立ち上がりました。
 
 
「自分でゲームやめられたね!」と褒めると、少し照れながら笑う息子。
 
 
 
 
日々の小さな成功体験の積み重ねにより、息子の自信が少しずつ育っていくのを感じました。
 
 
そして最近、わが家のお風呂時間に小さな変化がありました。
 
 
入浴中に突然息子が「ママ!かけ算の問題出して!」と言ったのです。
 
 
算数が大好きな息子は、湯船につかりながら問題を出していくと次々に正解し、なんと全問正解!
 
 
「明日も全問正解するんだー!」と得意そうな顔を見せていました。
 
 
これまでお風呂は、遊びを中断させられる場所であり、できれば後回しにしたい時間だったのだと思います。
 
 
しかし、今では自分で楽しみを見つけられる場所になりました。
 
 
親が無理に楽しくしようとしなくても、子どもは自分で「好き」を持ち込む力を持っています。
 
 
その姿に、確かな成長を感じました。
 
 

5.子どもを変えなくていい関わり方が未来を変える

 
 
私は、息子の行動ばかりを変えようとして、その気持ちをきちんと見られていなかったのかもしれないと気づきました。
 
 
「早くして」と言う代わりに、「その先に楽しみがあるよ」と伝える。
 
 
これは、切り替えができない子どもでも自然と動きやすくなる関わり方だったのです。
 
 
子どもを変えようとするよりも、まずは関わり方を変える。
 
 
そのほうがずっと自然で、ずっと穏やかな変化を生むのだと実感しています。
 
 
発達科学コミュニケーションでは、子どもの行動の裏にある“気持ち”に目を向けることを大切にしています。
 
 
できていないところを正そうとする前に、できた瞬間を見つけて肯定してみてください。
 
 
怒る前に言葉で伝えられた日や、自分で気持ちを整えられた瞬間。
 
 
そんな小さな成長こそ、見逃さずに丁寧に認めてあげると子どもは認められた分だけ伸びていきます。
 
 
 
 
子育ては、すぐに劇的な変化が起きるものではありません。
 
 
しかし、関わり方ひとつで親子の空気は確かに変わっていきます。
 
 
もし今、子どもを変えなければと焦っているママがいたら、ほんの少しだけ「関わり方」を見直してみてください。
 
 
私もこれからも、息子の成長を信じ寄り添い続けていきたいと思います。
 
 
 
 
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執筆者:青木華音
(Nicotto project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)
 
 
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