コツは1つだけ!発達障害で怒りっぽい子を穏やかにする関わり方とは?

発達障害の子どもは、ちょっとしたことでイライラしたり癇癪を起こすことがあるので「怒りっぽい子」と思われがちです。でも、ママが「○○」してあげるだけで穏やかに変われるんです!ママもお子さんもハッピーになるコツとは?
 
 

1.発達障害の子どもの怒りっぽさは、そのまま放っておいても落ち着きません!

 
 
発達障害のお子さんは、ちょっとしたことがきっかけでイライラしたり癇癪を起こしたりしてしまうことがあります。
 
 
それを見ているママも、お子さんの怒りっぽさにイライラしてしまったり心配になるときもありますよね。
 
 
発達障害で怒りっぽい子は友達トラブルが起きやすく、そのため怒られることも多くなりがちです。でも、できればそんな状況は避けたいですよね。
 
 
怒りっぽいのって年齢と共に落ち着くでしょ?と考えているママもいらっしゃいますが、残念ながらそうではないんです!
 
 
 
 
 
実は、怒りっぽい状態は脳のクセになりやすいので、何かあるとすぐに怒るようになってしまいます。
 
 
そんな状態のまま放っておくと発達障害の特性からくる困りごとも多くなり、二次障害のリスクも高くなります。
 
 
そして、できていたことも頑張れなくなって行動量が下がると、脳の発達も遅くなってしまいます!脳の発達には行動量が影響するからです。
 
 
・なんだかいつもイライラしている
・すぐに怒って暴言をはいたり、手が出る
・思い通りにならないとすぐに癇癪を起こす
・宿題など苦手なことに取りかかるときに、すぐイライラする
 
 
こんなことが当てはまったら、お子さんは怒りっぽい状態かもしれません。
 
 
では、そんなときにママは何ができるのか考えてみましょう!
 
 

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2.怒ってばかりだと脳が発達しない理由とは?

 
 
実は、怒りっぽいと脳が発達しにくい理由は行動量が減るからだけではありません。
 
 
脳が発達するためには刺激が必要ですが、感情的になっているときは脳の「理性をはたらかせる部分」に刺激が届きません。
 
 
そうなると理性を働かせる部分が発達しないので、感情のコントロールが苦手なのはそのままで変わりません。
 
 
ということは、ちょっとしたことでイライラしやすいのでトラブルも起きやすく、困りごともそのまま…という負のループに陥ります。
 
 
 
 
お子さんの行動を思い出したとき、
 
・怒っているときは話が通じない
・怒っていると、いけないとわかっていることもやってしまう
 
そんな経験はないでしょうか?それが、理性が働いていない状態です。
 
 
その状態だと、お友達ともトラブルを起こしやすくなりますし、嫌なことには取り組めないので学習できる状態ではありません。
 
 
怒ってばかりだと脳の発達がうまくいかなくなる。だから、お子さんを感情的にさせないのが大事なんです。
 
 
では、怒りっぽい子にはどんな対応をすればいいのでしょうか?
 
 

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3.ママもお子さんもハッピーになる!まず○○が大切な理由

 
 
意外かもしれませんが、まず大切なのは「共感」することです。
 
 
誰でも、怒っているときはきつい言葉を選んでしまいますよね。お子さんも、怒りっぽいときつい言葉を使うことが増えます。
 
 
そんなとき、ママがその言葉に感情的に反応してしまうと、その裏側にある子どもの思いに気が付けないことが多いんです。
 
 
例えば、子どもが「ばか!」という暴言を吐いたとき。私たちは「そんなこと言っちゃダメでしょ!」と、すぐにその言葉に反応しませんか?
 
 
でも、まずは「そんな言葉を言ってしまうくらい、嫌な思いをした」という子どもの気持ちに共感してあげることが大切です。
 
 
ここをおろそかにすると、お子さんの気持ちは落ち着かないままなので、物に当たったりして怒りを外に出して発散しようとします。
 
 
気持ちが落ち着けば、お子さんも正しいことが考えられるようになります。だから、ママが子どもの気持ちに共感することがとっても大事なんです!
 
 
高い能力を持っていても、怒りっぽい状態だとその力を発揮できません。それで自分はダメなんだと思ってしまい、自分の力に気付かずに自信をなくしている子がたくさんいます。
 
 
もしも我が子がそんな状態だったら、なんとかしてあげたいですよね。
 
 
 
 
共感することを意識すると、感情的になって見えていなかった子どもの得意なことが見えてきます。
 
 
そうすればママもイライラしなくてすみますし、ママがそれを伝えてあげたら子どもたちは自信を持つことができるのでお互いにハッピーですよね!
 
 
怒りっぽい子には、まず共感してあげること!
 
 
ぜひ、お子さんの気持ちに寄りそうようにしてみてください。そして、良いところを見つけたらお子さんに伝えてあげてくださいね!
 
 
 
 

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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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