長期休暇の生活記録表の活用にお悩みの吃音×発達凸凹キッズの攻略法

脳を育てる

 

冬休みなど長期休暇になると

学校などから

「規則正しい生活をしましょう!」

と銘打って、

 

毎日の約束を決めた生活記録表などを

渡されてきませんか?

 

長女はこの記録表が

大大大大大大大嫌いです。

 

娘の小学6年生が渡された

ものはこんな感じ!

 

 

スクリーンショット 2022-12-30 11.46.56.png

 

 

見えにくいと思うので

記録する課題を書き出すと、

 

・起床時間
・就寝時間
・メディアを使った時間
・学習時間
・学習内容
・運動した時間
・運動した内容
・1行日記

 

と、大人の思惑がダダ漏れの

課題がオンパレード!

 

 

管理されること、

人から押し付けられることが

大嫌いなタイプには

この記録表は逆効果になります。

 

一気にやる気をなくすか、

反発心が目覚めて

できることすらしなくなる

リスクもあります。

 

このような記録表が成功するのは、

「やらなければならない」

ではなく、

「それ、やってみたい!」

と思わせるものになっているか

どうかです。

 

では、どうするか?

というと重要なポイントが2つあります。

 

①達成度を調整し、
 必ず達成できるものにする。

 

②脳の報酬系を活用する

 

まず1つ目の、

 

①達成度を調整し、
 必ず達成できるものにする。

 

は、全部の課題がかなり

頑張らないと達成できないものだと

 

脳が、「無理そう」と判断し、

始める前から戦線離脱

選択してしまいます。

 

ですから、項目の内、

少なくとも半分〜半分以上は

必ず達成可能な課題

にしておきます。

 

そして、残りの1〜2つの課題は

普段から7〜8割

達成できている課題

 

残りの1つは、

ちょっと頑張る必要があるけど

なんとかできそうな課題

しておきます。

 

そして、②の脳の報酬系を活用し、

5〜6割達成できたら

子どもが喜ぶご褒美をあげる

ことにしておきます。

 

 

また、

ご褒美というのは物でなくても

活動のご褒美でもいいんです。

 

・大好きなアイスクリームを食べにいく

・おばあちゃんの家にいく

・ゲームの時間を1時間延長する

 

などです。

 

つまり必ず成功体験が味わえる

記録表にして、

子どもが楽しく実践できることが

重要なんです。

 

吃音×発達凸凹キッズが

自分の人生にリーダーシップを

はれるようになるためには、

 

「〜ねばならない」で動く子ではなく、

「〜したい」で自ら動く子に育てる

ということです。

 

昨日のメルマガで

エリクソンの8つの発達段階で、

自律性、自主性、積極性などが

幼児期に育つとお話しましたが、

 

学校に入ると、子ども達の

自律性や自主性が尊重されるよりも

「〜ねばらない」というルールで

子ども達をコントロールしようとする

シーンが増えてきます。

 

先生方の教えは間違っていないのですが、

この記録表でガチガチに固められた

規則正しい生活で、

本当に子どもの自律性や自主性って

育つのでしょうか?

 

私は合う子には合うけど、

合わない子には逆効果にしか

ならないので活用するかどうかは

各家庭に任せてほしいと

思っています。

 

我が家には発コミュ講座で

お伝えしている

オリジナルの記録表があるので、

 

 

それを活用して子ども達は

毎週、成功体験を重ねています。

 

脳は「楽しい!」と感じている時、

活発に活動し発達が加速し、

学習効果も上がっていきます

 

いやいやしている時の脳の活動性は

下がり、学習効果も低下します

 

「〜ねばならない」

よりも

「〜したい」

で動くようにしているから

継続できるし、

 

毎週重ねることで

確実にできることが増えて、

子どもは自信がつくし、

自立してできることが増えるのです。

 

そうすると、ママはすることが減って

ラクになるから

お互いWin-Winの関係になれます。

 

吃音×発達凸凹キッズには

宿題をしっかりやって、

理想的な記録表を書いて

いい子になればいいんでしょ?

という価値観を植え付けるのではなく、

 

自分を高めるにはどうしたらいいか?

と自分で考えて行動できる力

身につけてほしいのです。

 

その力が育つと、

吃音を気にして自分を卑下することが

なくなり、

 

やりたいこと、

好きなことに向かって

動ける子になるからです。

 

冬休みの記録表がうまく活用できない、

とお悩みの方はお子さんの発達状況に

合わせてアレンジしたり、

 

むしろ逆効果になっている!

とお悩みの方は勇気を持って

「やらない!」という選択をして

お子さんの脳が発達する活動に

切り替えてくださいね。



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