吃音改善にはこれが大事!どもろうがどもらまいが話したいことを自由に話す体験

お家で吃音をよくする対応

毎年のことですが、
5月、6月は、講座生さんからも、

「GW明けから吃音悪化!」
「6月入ってから吃音悪化!」

という連絡が入ります。

はじめは、
「どうしよう・・・!」
と慌てて連絡をくださりますが、

講座が進んできた方は、

「5月末まで調子が良かったのですが、
6月に入ったから
また出てきました。

肯定の声かけ10割増しと
軟起声(どもりにくくなる発声法)で

対応していきます

と自分で判断して対応している
報告も届いています。

もし、今、お子さんの
吃音が悪化していたとしても
どうか慌てないでくださいね。

せっかくよくなってきていたのに、
ぶり返しがくると、
どんなに気丈なママも、

「やっぱり頑張っても
よくならないのかな…」

と、不安がよぎるものですよね。

ですが、
吃音がよくなっていく時には、
激しい波が訪れる子がいます。

まったく吃らない日が数日続き、
いきなりひどい難発でぶり返してくる。

これはママや本人への
ダメージが大きいことです。

私たち親子がまさに
それでした。

あの時期は、
一番私が情緒不安定に
なった時期です。

娘の前では気丈に
振る舞っていましたが、
どもらない期間が来ると、

「今度こそ、
 このままよくなって!」

と願うのですが、
その願いが叶わなかったことで
ひどく落胆していました。

当時は、悪化したことばかりに
注目していたので
気づいていなかったのですが、

波があるということは、
よくなっている証拠なんです!

毎日どっかしらで
どもっていた子が、
どもらない日がやってくる。

そして、また何かのきっかけで
どもり始める。

この繰り返しの時期の中で
次第にどもっていない時期が
少しずつ、少しずつ、
伸びていきます。

だから、この時期は、
ぶり返してきたら、

いかにどもっていることを
サラッとスルーできるかです。

これができるようになると、

「そういえば、
どもってることを
忘れるようになってた…」

という時期が来た後に
吃音は改善していきます。

どうか私のように
無駄に落胆しないで、

悪化してきても笑顔で
サラッとやり過ごして
いきましょうね!

先日のスペシャルミーティングで、
小学校1年生の男の子のママが、
こんな変化を話してくれました。

===
どもりながらでも、

学校のことを話してくれる
ようになりました!
===

これが、どれだけ
大事なことかは、
この後、解説しますね!

このお子さんは、
6月に入ってから、
吃音の大きな波が
やってきていました。

それだけではありません。

吃音キッズあるあるですが、
吃音が悪化してくる時に、

癇癪も増えた。

暴言も出るようになった。

きょうだい喧嘩も増えた。

ママからすると、
胸がぎゅっとなるような毎日です。

「また吃音が増えた」

「また怒っている」

「また弟にきつく言っている」

「また学校で何かあったのかな」

そう思うたびに、
ママの心も揺れます。

このママは、講座で習った通り、
一生懸命、肯定の声かけを
続けていました。

よくできたところを見つけて、
声をかける。

子どものいいところを見ようとする。

それは、とても大事なことです。

けれど、私とのメールのやりとりで
ある大事なことに気づかれました。

もしかしたら、
カウンセリングモードを
しないまま、
肯定だけをしていた
かもしれない。


素晴らしい気づきなんです!

「カウンセリングモード」
というのは、

発コミュのメソッドの一つですが、

子どもが心に何か
いちもつ抱えている時は、

感情を司る「扁桃体」
というところが暴走しているので、

ママがどんなに肯定しても、
よいことを言っても、

扁桃体が反応して、
反発されたり、
流されてしまったり、
受け止めてもらえません。

だから、カウンセリングモードで
扁桃体の暴走を落ち着かせ、

理性的な脳(前頭葉)
働ける状態を作ってから
肯定の声かけをするようにします。

つまり、
子どもの脳のコップが
いっぱいいっぱいのままの時に、

「できたね」
「すごいね」
「大丈夫だよ」

と声をかけても
子どもの脳には届かないんです。

ママの言葉が悪いのでは
ありません。

子どもが聞く気がないのでも
ありません。

その時の脳に、
受け取る余白がないのです。

だから、このママは、
まずカウンセリングモードに
戻りました。

子どもが不機嫌な時。

学校のことを話したがらない時。

きょうだいにキツく当たる時。

すぐに正そうとするのではなく、

「そうだったんだね」

「嫌だったんだね」

「話してくれてありがとう」

と、まず受け止めることを
大事にしました。

すると少しずつ、
子どもの様子が変わっていきました。

こちらから無理に聞かなくても、
学校であったことを話してくれる。

嫌だったことも話してくれる。

くだらない話も、
ペラペラ話してくれる。

そして、
どもりながらでも、
たくさん話してくれるように
なったのです。

この変化を、
とても大事なんです。

吃音が改善する要因の一つ

どもろうがどもらまいが、
言葉が正しかろうが
間違っていようが、

自分が話したいことを
自由に話しているという
感覚を感じる体験
を重ねる

ことが大事なんです。

それは、

「ママには何を話しても大丈夫」

と思えることと直結します。

嫌だったことも、
失敗したことも、
友達に言われて傷ついたことも、

どもりながらでも、
まとまらない話でも、
ママは聞いてくれる。

そう思える親子関係があると、
子どもは言葉で元気に
なれるようになります。

言葉で出せるようになると、
癇癪や暴言やきょうだい喧嘩で
出していたものが、

少しずつ、
会話の中に出てくるようになります。

今回の変化は、
特別な子だから起きた奇跡
ではありません。

ママが見る場所を
変えたから
です。

「吃音が増えた。どうしよう」

だけで止まらず、

「今、この子の脳のコップは
 どうなっているかな」

「何を言葉にできずに抱えているかな」

「まず受け止める時かな」

と見られるようになったからです。

今日、もしお子さんが
不機嫌に帰ってきたら、

「何があったの?」
 と聞き出す前に、

まず一言だけ、
受け止めてみてください。

「疲れたんだね」

「嫌だったんだね」

「話してくれてありがとう」

ママのその一言が、
子どもの脳のコップに
小さな余白を作ることがあります。

 

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