思い切って下の弟・妹に頼ってみると貢献欲求が育ち兄弟・姉妹間が仲良しになる効果

脳を育てる

 

みなさんは、

「まだ子どもだから無理」

と初めから決めつけて、

していないことってありませんか?

 

 

例えば、兄弟喧嘩が始まると、

どうしても上の子にばかり

我慢をさせたり、

叱ったりすることって

ありませんか?

 

なぜ上の子ばかりになるのでしょう?

年齢が上だから?

 

兄弟・姉妹の場合、

その年齢差は

永遠に変わらないですよね。

 

そうなると上の子が

我慢させられる頻度が

どうしても増えてしまいます。

 

これって意外と盲点

になっているところです。

 

我が家の姉妹は4歳差ですが、

長女の方が敏感で繊細なため

ちょっとしたことで傷つきやすく、

不安が強くなる特性があります。

 

ちょっとした妹の乱暴な言葉を

間に受けて、いつまでも

怒っていたり、傷ついてしまう

ことがありました。

 

毎回、長女を慰めることになると、

妹もすねてくるので、

結局、2人ともふてくされて

面倒なことになっていました。

 

悩んだ末、当時4歳だった妹に

長女の特性を伝えました。

 

 

「ねぇねは、言われたことを

そのまま受け取っちゃうから、

乱暴なこと言われるとずっと

悲しみが続いちゃうんだよ。

 

カ〜〜〜!となって

言いたくなる気持ちは

よくわかるんだけど、

ねぇねを傷つけたくはないんだよね。

どうしたらいいかな?」

 

妹の方に問題を投げかけました

 

「ねぇねは弱いのね。

じゃ、言わないよ。」

 

と、とてもシンプルな受け止め方

してくれました。

 

どうなるかな?と一時は

心配したのですが、

 

妹の方が姉の心理を

よく観察するようになり、

恐らく地球上で最も姉の繊細さを

理解してくれる子になりました。

 

小さいから理解できないだろう、

無理だろうと思っていましたが、

思い切って子どもに頼ってみるのも

ありなんだ、という経験から、

姉にも妹の特性を

伝えることにしました。

 

姉には、

「◯◯ちゃんは、

本当に思っているわけじゃないのに、

カ〜っとなるとすごい嫌なことばが

出てきちゃうんだよね。

 

本当はねぇねと遊びたいだけなのに。

ねぇねが遊んでくれないと

イライラして嫌なこと

言っちゃうんだね。

 

それって損だよね。

どうしたらいいかな。」

 

と妹の問題も投げかけました。

 

すると姉は、

 

「あんなこと友達に言ったら

大変だから、私が教えるよ。」

 

と何か使命

を感じてくれました。

 

それからというもの、

うっかり喧嘩になっても妹の方が、

「強いこと言ってごめんね」と、

姉が悲しんでいないか気を使って

すぐに謝るようになりました。

 

姉はどのセリフがどのぐらい

イヤに感じたか説明し、妹に

「もう二度としないでね」

と釘をさして喧嘩が終わるように

なりました。

 

 

 

子どもだから、

妹だから、

姉だから、

 

という理由で「しないこと」

って意外と子どもの成長の芽を

摘んでいることになるのかもしれない、

と感じる経験になりました。

 

次女が長女の繊細さを受け入れ、

長女が次女のうっかりを受け入れ、

よき理解者になってくれたことは、

 

いつか私たち両親が

役に立たなくなっても

姉妹で助け合ってくれるんじゃないか

と期待しています。

 

子どもは頼られると

貢献欲求が育ち

ちょっとだけ大人になります。

 

時には思い切って

お子さんに頼ってみても

よいと思います。



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