怒ってないのに子どもに反発されるママ必見!発達障害の子の脳に届く声のかけ方!

家事に仕事に忙しいのに、言っても動かない子どもにイライラしていませんか?発達障害の子を育てるお母さんは毎日大変です。子どもが動かないのは、そのイライラが伝わっているからかもしれません。イライラを抑えて上手に脳に届く方法ご紹介します!

1.発達障害の子にお母さんの声届いていますか?

発達障害の傾向があるお子さんに、声をかけているのに動いてくれない経験ありませんか?

言わないと動かないのに、言ったら怒る、動かない。これが毎日続くと、お母さんもストレスが溜まりますね。

発達障害の傾向を持つお子さんは、脳の特性から、同じ年齢の子たちが普通にできることが難しかったり周囲の状況が理解できなかったりして、日常生活でたくさん失敗をして、怒られた経験がある子が多いです。
特にグレーゾーンと言われる子たちは、周囲にその困り感が理解されずに、「なんでできないの?」「やる気がない!」など、本人は頑張っているのに怒られる経験をしていることが多くあります。

そんな経験を繰り返したお子さんたちの脳には、ネガティブな記憶が蓄積して、周りからの声を聞き入れる力が弱くなり、お母さんからの言葉も伝わりにくくなってしまうのです。

特に、ネガティブな刺激に対して敏感になっているため、ママがイライラしているときの声最初からシャットアウト!時には反発して暴言や癇癪につながることもあります。

2.怒っているつもりはないのに伝わらない理由

「怒ってないのに、反発されてしまうんです」というお母さんもいるかと思います。

表情や、声色などの非言語的コミュニケーションは、言葉という言語的コミュニケーションよりも早く伝わるため、お母さんの声が、疲れていていつもより低かったり、怖かったり、表情が硬かったりすると、お子さんにはその時点で「お母さん怒ってる!」という情報としてインプットされてしまいます。

すると、お子さんのネガティブに傾いた脳は、お母さんの言葉をシャットアウトしてしまい、伝えたい言葉が伝わらないことが起きてしまいます。

また、発達障害の傾向がある子どもは、状況を理解する力が弱いため、お母さんが忙しくて大変そうにしていることも、疲れて帰ってきていることも、自分で感じ取ることが苦手です。
お母さんの声色や表情が、疲れているせいだとは想像ができないため、余計に「怒っている」と思われてしまうのです。

私もそうでした。
声をかけただけなのに子どもが反発してきた、私の悩んだ日々を少しご紹介しますね。

3.ただ声をかけただけなのにどうして?私の悩んだ日々

正社員で働く私は、帰宅してからも食事の用意や洗濯物の片づけ等で大忙し。正直、心の余裕はありませんでした。

しかも、注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のある長男は、不注意さ衝動性から片付けが苦手で、帰宅した家の中はたいていぐちゃぐちゃ。ランドセルがその辺に落ちていたり、遊んだものがあちこち出ていたりします。

疲れたイライラモードのまま「片付けて」と指示すると、定型発達の次男はすぐに動いて片付け始めるのに、長男は反発して床にひっくり返って動かない
私は、怒っていないのに何で怒るの?と訳が分からず余計にイライラしていました。

答えは簡単、息子は私が疲れていることも、忙しくて大変なことも見えておらず、私の疲れた硬い表情や、疲れた声が、息子には怒っているように受け取られていたのです。

でも、毎日お母さんは大忙し。疲れているときだって普通にありますよね?
そんな時にでもお子さんに声が届くテクニックをお伝えします!

4.ママの疲れやイライラが伝わらない!脳に届かせるテクニック

疲れている時にも、怒っていると受け取られないためには、お母さんが3つのSを整えるだけでいいのです!

それは
笑顔(Smile)」「ゆっくり(slow)」「優しく(sweet)」

お子さんの脳では非言語的コミュニケーションが先に処理されるので、まず、お子さんが「ママ怒ってない」と感じられるようにしてあげることが大切です。

笑顔で優しい声は、お子さんにとって心地よいもの。さらにゆっくりと話すことで、わかりやすく行動が促されます。

そうはいっても忙しくて疲れているのに笑顔なんて無理。と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
私もそう思っていましたが、声を出す前に意識して笑顔を作ることで、お母さん自身のイライラもスーっと楽になって、優しい声が自然と出てきます。

また、状況判断が苦手なお子さんに「ママ今日疲れているんだ」と伝えておくことも有効です。

私はこの方法で、息子が反発せずに指示を伝えることができるようになり、毎日の声掛けがすごく楽になりました!
皆さんもぜひ真似してみてください!

 

執筆者:やなぎ みほ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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