不登校の子どもの「脳のストレス耐性」を育てられる!安心できる体験の授け方

子どもが学校でのストレスを抱えているのは感じるけれど、どう対処してあげていいかわからずにいませんか?無理やり学校に行っても育たない、不登校になってしまった子どものストレス耐性を育たられるコツをお伝えします。

1.不登校の子どもがストレスを感じる原因は?

子どもが学校でのストレスを抱え込みすぎて不登校になってしまった。

学校で色々とストレスを感じていて行きしぶることがある。

ストレスがあるのはわかるけど、どうストレスを解消させていいのかわからない。

こんなお悩みはありませんか?

不登校の子たちの脳のストレス耐性を育てるために必要なことを、今回はお伝えしていきたいと思います。

皆さんは、脳が感じるストレスって何だと思いますか?

怒られる、否定される、などはダメージがありそう、ストレスになりそう、と想像しやすいかもしれませんね。

ですがそれだけではありません。脳がストレスを感じるのは「処理が追いついていない」ときです。

・先生の言っていることがわからない、聞き逃す
・できない問題ばっかりやらされる
・友達との言っていることがわからない
・自分のペースでやってると周囲に取り残される

などなど、こんな困りごとが起きている時は脳の処理が追いついていない時なのです。その状態のまま放っておくと脳のストレス耐性は育たないまま。

だから学校がしんどくなってしまうのです。

2.今すぐ!ストレスにさらされた子どもの脳を成長させる

「不登校の小中学生が29万人を超えた」と先日、文部科学省の発表がありました。世の中でもこの数字をめぐってさまざまな議論が交わされています。


ですが、私からの提案はたった1つだけです。

「今変えられることを即スタートしよう」

これだけ。


世間でなされている議論は、数ヶ月、数年かけても叶うか叶わないかわからないことも多いんです。議論をするだけで、私たちの毎日の子育てがかわるわけではないんです。


だから「今、変えられることを即スタートしよう」なのです。



発達科学コミュニケーション不登校専門チームのパステルジャンプが提案するのは、
「ストレスにさらされた子どもの脳を成長させること」
これが「今日から変えられること」なんです。

3.学校には絶対行きたくない!は最終SOS

昨日講座の受講生のKさんからこんなご相談がありました。

ーーー

登校しぶりがあった息子が、今日の朝「学校もう絶対行きたくない!」と言い出しました。

ここまで拒否したのは初めての事です。なんとか無理やり連れて行ってしいまいました。来週からは行けないかもしれません…
(小学校3年生ASDグレーゾーンの男の子のお母さんより)

ーーー


私はKさんにこうお伝えしました。

「お子さんが学校を辛く感じる理由があるはずなので、まずは、お子さんの気持ちを上手に吐き出させてあげてくださいね!」

「そして、お子さんの脳がポジティブに活動できることを優先して過ごさせてあげてください」と。

すると夜、Kさんからこんなメールが届きました。


ーーー

本日の講座ありがとうございました!ちょうど不登しぶりが酷くなった日に清水畑さんとお話が出来て本当に良かったです!

不安はもちろんありますが、不登校を受け入れて息子の心を元気にしようと思えました。学校に迎えにいった時息子の安堵した顔が全てを物語っているようでした。


その後は、ずっと好きな話題を話し続けて寝るまでご機嫌でした。

「授業が暇でつまらなくて長くて辛い。」
「先生に注意されてばかりで厳しいから嫌だ。」
「好きな友達が同じクラスにいない。」
「だからなんで、学校行かなきゃいけないのかわからないし、行きたくない。」

と言っていました。

これからは家で脳を発達させてあげたいと思います。色々と不安ですがわからない事がありましたらご相談させてください。

ーーー

Kさんのお子さんは、学校でたくさんのストレスを抱えて、これ以上抱えるのは限界という状態でした。

息子さんの、「学校行きたくない」は、ストレスにさらされ続け、「もう無理だ」というSOSだったのです。

4.脳が育つ体験は毎日の繰り返しが効果的!

Kさんは、1回目の講座で肯定的な関わり方をまなび、お家でとてもしっかり実践してくださっていました。

お子さんにとっては、おうちの方が安心して発達しやすい環境になっていたんです。だからこそ、休んだときのお子さんの「安堵した表情」なのです。

「ストレスにさらされた子どもの脳を成長させること」

これが叶うのであれば場所は問題ではありません。学校に行くことが強いストレスになっているなら、学校に行かせることが今一番の優先事項ではないということ。


先にやるのは脳を育てること、なんです。

脳のキャパシティを広げるには、その子にちょうどいい量、ちょうどいい難易度、やってみてもいいよと思う内容で、頭を「上手に使えた」という体験を積み重ねることなんです。

体験が伴うから脳が育っていくんですね。

医療機関やスクールカウンセラーに相談しているけどなかなか変わらない…というケースがよくあります。相談するだけではこの「体験」の部分が不足してしまうのです。

仮にそこまでやってくれる専門家がいたとしても、通える頻度はどれくらいでしょうか?

週に1回?月に1回?
よくてもそれくらいの頻度の方が多いのでは?

それでは圧倒的に量が足りません。

子どもたちの脳はまだまだ未熟です。だから、繰り返し繰り返し脳を育てる機会を作ってあげたいんですね。

お子さんにとって脳を育てる刺激が、毎日10分でも20分でもしっかり脳に届けば、そしてそれが毎日積み重なっていけばぐっと発達が加速します。

学校に行かなくても、

朝起きてきたら一緒に朝のメニューを考える
ご飯をよそってもらう
昼間は一緒にゲームをする
ゲームのコツを教えてもらう
おやつを一緒に買いに行く(外出が嫌なら一緒に作るのもアリ!)
一緒に夕飯を食べながらテレビ番組の感想を伝え合う

こんな些細な日常の中で、一つか二つだけでもしっかりお子さんに向き合って一緒に行い、

「おいしいね」
「楽しいね」
「決められたね!」

と肯定的な声かけをしてあげてください。これを毎日続けるのです!

ママが、専門家の知識と技術を身につけてお子さんの脳に届く声かけをしてくれたら、子どもの脳のキャパシティは大きくなっていき、脳のストレス耐性は育っていくのです。

どう考えても、専門家を増やすよりも不登校と脳に詳しいママを増やした方が発達凸凹の子の不登校のお悩みは落ち着いていきやすい。

もし、お子さんの、不登校に悩んでいるママさんがいたら子どもの脳を育てること、そしてそれをママがひと肌脱いで実践してみてほしいな、と思います。

\しっかり脳が働く体験の前に、子どもの本音を聞く方法はこちらでお伝えしています!/

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

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