1.不登校の昼夜逆転はゲームを制限すれば改善するのでしょうか?
「不登校の子の夜寝ない」問題
についてお話ししています。
前回の記事をご覧になってない方はこちらから↓
夜遅くまでゲームやスマホをしているわが子に
昼夜逆転ではなくちゃんと寝てほしい。
体調を整えてほしい。
明日の昼間を元気に過ごしてほしい。
そう思っていろいろ制限しているのに
家が大荒れになっていったわが家のお話をします。

ママにとってはちょっと受け入れがたい新常識かもしれませんが
とっても大切なキーワードなのでお伝えしますね。
「制限するより満たされるのが先」
これがスマホ・ゲーム三昧で昼夜逆転、夜寝るのが遅くなる子の
時間を取り戻すための最初のステップなのです。
この目的は、今夜からゲームをゼロにすることではありません。
目指すのは
毎晩の親子バトルを減らして
夜の時間を怒鳴り合いで終わる時間から
おだやかに「おやすみ」と言える時間へ回復させることです。
2.制限するより満たされるのが先な理由
では、なぜ制限するより満たされるのが先なのでしょうか。
まず「満たされる」の2つの意味を整理しましょう。
ひとつは
いつも我慢していたゲームをやって満たされること。
ちなみに大人は
「ゲーム2時間もやらせてあげてるのに」
と思ったとしても
子どもは
「ゲーム2時間しかやらせてくれない」
と感じる
認知のズレは起きやすいのでそこは知っておいてください。
もうひとつは、
ゲーム以外のリアルの場所に自分を受け入れてくれる居場所があって
満たされていくこと。
満たされる経験が増えると、
子どもの脳は
奪われる、責められる
という警戒モードから少しずつ落ち着いていきます。
感情の脳が落ち着いてくると
考える、切り替える、我慢する
そんな判断したり司令を出す脳の働きが戻りやすくなります。
だから、ママの声も届きやすくなるのです。
最初に必要なのは厳しい制限ではなく
子どもが満たされてママの声が届く状態に戻していくことなのです。

3.ゲームを隠したら家が大荒れになったわが家の大事件!
とはいえ、
ママの感情はそう簡単には追いつかないですよね。
私も同じでした。
「厳しく制限しなくちゃ
うちの子ちゃんとできない!
私がなんとかしなきゃ」
と頑張っていた時期があります。
「やるべきことを
やらなければ
ゲームもスマホもできません!」
鉄の掟も定めました。
そう、
制限するやり方です。
ですが発達に課題がある息子は、やるべきことをやるようになるどころか
やることをやらずに
自分のゲーム時間の主張ばかりしてくるようになりました。
それが驚くほどしつこいんです。
グレーゾーン特有のこだわりの強さもあるのでエンドレスループ。
結果、私は
鍵のかかる部屋の奥にスマホもゲームも隠しました。
すると息子は大荒れです。
壁をトンカチで叩いたり
鍵のついたドアノブを壊して
スマホとゲームを奪還しようとしていたのです。
尋常ではない表情と行動。
打つ手もないと
途方に暮れていた時期がありました。
「子どものために…」
と思って厳しくしていたことが大事件に発展していったのです。

こんな日常が
発達科学コミュニケーション(発コミュ)をスタートして変わっていきました。
最初の壁は
私の常識を手放すことにありました。
相談した時に私はこう言われたのです。
「ゲームってさ、24時間やらせたらダメなの?」
にわかには受け入れがたいこの提案。
だけどその意味も、今までのやり方ではダメな理由も学んで理解し始めていたからこそ
そこから対応を変える決断をしたのです。
起きている間はいつゲームをしても基本的にはOKにルール改変しました。
「今以上に勉強しなくなる?」
「今以上に昼夜逆転がひどくなる?」
そんな不安はありました。
ですが不登校期間を乗り越えて変化は起きました。
息子は22時になるとスマホを居間に置いて寝るようになりました。
そして起きている間は
スマホをやっていても、
ゲームをやっていても、
「ご飯だよ」と声をかければ
「おっけー」スパッと切り替えができるようになっていきました。
4.制限より先に必要なのは「回復できる状態」をつくること
今日から変えて欲しい3つの視点をお伝えします。
まず1つ目は、
ゲームやスマホを否定しないこと。
「またゲーム?」
「いつまでやってるの?」
「やめなさい!」
ではなく、
「何やってるの?」
「それ、どんなゲーム?」
「何が面白いの?」
と、少しだけ
子どもの興味に関心を向けてみること。
2つ目は、
厳しすぎる制限を見直すこと。
もちろん、
ご家庭の方針に合わないこともあるかもしれません。
*その場合はもし他に良い方法があれば
探してみてください。
発コミュママの多くは
この
「制限するより満たされるのが先」
という道を通ってきています。
3つ目は
遅くまで起きていることや、朝起きないことを否定し続けるのではなく
子どもと明るいコミュニケーションを取り戻すこと。
朝の時間が、リビングの空間が、責められる時間や場所ではなくなる。
家の中にゲーム以外にも安心できる居場所ができる。
ここからです。

今回お伝えしたかったのは
好き放題させましょうという話ではありません。
親子関係が壊れていく前に
まずは、
子どもの脳がママの声を受け取れる状態を取り戻しましょう
という話です。
昼夜逆転、夜寝ない問題
(ゲーム・スマホ問題)
による親子バトルを減らし
おだやかに「おやすみ」と言える夜を取り戻すためのステップです。
今回はここまでにしますね。
▼ゲームを活用し不登校だからこそできたおウチサポートがあります!
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執筆者:清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
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