1.「やりたい」と言うのに動かない…その理由はやる気が足りないから?
「今日から勉強頑張る!」
そう言ってたのに、結局勉強しないまま次の日にはゲームやYouTube。
「そろそろ始めようか」と声をかけても、
「あとでやる」となかなか動き出せない…。
不登校でもできることが増えてきて
やりたい気持ちはあるように見えるのに、どうして行動できないんだろう…。
「意思が弱いのかな」
「もっとやる気が出れば変わるのかな」
と感じたことはありませんか?
実は、「やりたいのに動けない」のは意思が弱いからではなく、
その力がまた育っている途中なのかもしれません。

2.勉強しない不登校の子どもが「自分で動く力」を育てるために必要なのは?
やりたいと言っているのに、なぜ動けないのでしょう。
「もっとやる気が出れば変わるのではないか」
多くのママはそう思うはずです。
しかし、子どもが行動できるようになるためには、「やる気」だけではなく、
自分で考え、行動に移すための脳の働きが必要なんです。
例えば、
✔「やってみよう」と思って始めること
✔見通しを立てること
✔予定が変わったときに切り替えること
私たちは当たり前にできているように感じますが、
こうした力も脳の発達とともに少しずつ育っていきます。

「どうしたら不登校の子どもを動かせるだろう」という視点から、
「どうしたら不登校の子どもが自分で考えて動ける力を育てられるだろう」という視点へ変えること。
この視点が持てると、「できていないこと」ではなく、
「今、どんな力が育っているのか」を見られるようになります。
すると、お子さんへの関わり方も少しずつ変わり、
その積み重ねによって、
なかなか動かなかったお子さんが自分から動き出せるようになっていきます。
3.「できた!」を積み重ねたら、自分で考えて動き始めた
先日開催されたNicotto講座のスタディコンサル(オンライン勉強会)で、
講座生の小田さんが実践レポートを発表してくれました。
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Nicotto講座生 小田さん
(中学3年生、男の子のママ)
小田さんの息子さんは、
以前は「痩せたい」「運動したい」と口では言うものの、
三日坊主になってしまったり、
お母さんが声をかけないと動き出せなかったりすることが多かったそうです。
そこで、小田さんが最初に取り組んだのは、
「勉強を頑張ろう」と声をかけることではありませんでした。
息子さんが「痩せたい」と話していたことをきっかけに、
一緒にバスケをしたり、鬼ごっこをしたり、アスレチックへ行ったりと、
「やってみたい」と思えることから始めたそうです。
もちろん、「今日はやめておこうかな」と気持ちが乗らない日もありました。
そんな時も、「せっかく決めたんだから行こう!」と無理に動かすのではなく、
「OK。また行こうね。」と受け止めます。
すると息子さんは、「今日は外で遊ぼうかな」と、
自分で別の方法を考えて行動するようになっていきました。
そして、行動できた日は結果ではなく、
「行こうと決められたね」
「継続する力がついてきたね」
「予定が変わっても自分で考えられたね」と、
その行動の裏側にある力を言葉にして伝えていきました。
すると少しずつ、
「今日はジムに行こうかな」と自分から動き出すようになり、
「今日は勉強してからジムに行く」
「今回はテストを全部受けてみようかな」と、
苦手だった勉強にも挑戦する姿が見られるようになったそうです。
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小田さんが見ていたのは、「テストを受けたかどうか」という結果ではありません。
「自分で決めた」「始められた」「続けられた」「予定が変わっても考えられた」
そんな小さな積み重ねを肯定し続けたことが、
息子さんが自分で考えて行動する力を育てる土台になっていったのです。
4.子どもの「動く力」は4つのステップで育てられる!

今回のスタディコンサルで印象的だったのは、
子どもが自分で動けるようになるためには、
「やる気」だけではなく、
その土台となる力を少しずつ育てていくことが大切だということでした。
土台となる力には大きくわけて4つのステップがあります。
1.スタートする力
2.計画する力
3.続ける・切り替える力
4.行動を調整する力
この4つのステップのうち、小田さんの息子さんは、
最初の「スタートする力」が育ったことをきっかけに、ほかの力も少しずつ育っていきました。
最後に、あき子先生はこんなアドバイスをしてくださいました。
4つの力のうち、お子さんはどこが少し苦手なのかな?
あるいは、どの力が伸びたらもっと力を発揮できそうかな?と、一度整理してみてください。
家庭によって課題は違うので、『まずはここを育てていこう』と一つ決めることが大切です。
勉強しないことだけに目を向けるのではなく、
「今、この子にはどんな力が必要なんだろう?」という視点で見てみると、
今日からの関わり方が少し変わるかもしれません。
\不登校の子どもが「勉強しない…」「行動しない…」と悩んでいるママは…こちらの記事も参考にしてみてください/
▼子どもが自ら動き出す!自信の育て方
▼不登校の子どもの力をおウチで伸ばす方法を教えてくれる先生です!
執筆者:寺西わかな
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)





