学校から配布されたタブレットでネット依存⁉子どもの心と体の健康を守るために今やっておきたい対策

やめたいのにやめられない“ネット依存”は、誰でも陥る可能性がある問題です。とくに過集中の特性がある発達障害・グレーゾーンの子ども達は要注意!インターネット使用のルールやトラブル対策について、家庭でよく話し合っておく必要があります。 

1.学校任せにはできない!インターネットの使い方

インターネットは、今や私たちの生活に欠かせないものです。

しかし、インターネットは便利である一方、のめり込み過ぎると依存症のような状態を引き起こすことがあります。

他にしなければならないことがあってもインターネットを使うことをなかなかやめられない…ネット依存は大人も子どもも陥ってしまう可能性がある身近な問題です。

国が小中学校に1人1台タブレットやパソコンの配布をすすめている今、家庭でもインターネットの使用やトラブル対策について、わが子と話し合っておく必要があります

好きなことに夢中になり過ぎてしまう過集中という特性を持つ発達障害・グレーゾーンの子どもは、ネット依存になりやすい傾向が見られるので、とくに注意が必要です。


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2.まさか…学校から配布されたiPadでネット依存⁉

我が家の小学3年生の息子が通う小学校では、昨年度から1人1台iPadが配布されました。

スマホやゲーム機を与えていなかった息子にとっては、iPadが自分だけの初めての端末。

学校からはじめて受け取って帰って来た日は、他のことが目に入らないくらい大喜びしていました!

プログラミングを習っていたこともあり、iPadでScratchという無料プログラミング言語が使えるとわかるとさっそく夢中になってプログラミング作品を次々作っていました。

我が家では、YouTubeは見る時間は1時間と決めていて、息子はそのルールは守って生活しています。

しかし、iPadに関しては学校から支給されたものということもあって、我が家での使い方のルールを決めないままスタートしてしまった感じでした。

私自身も、普通のゲームではなくプログラミングをしているということで、大目に見てしまっていました。

しかし、小さな画面に顔を近づけて操作している様子に、次第に姿勢の乱れや視力の低下などが心配に…。

また、Scratchの個人アカウントでコメントを他のユーザーとやりとりしている様子があり、ルールを守れているのか、危険なことに巻き込まれないか気になるようになりました。

正直なところ「学校から支給されたもので、こんなに悩まされる日が来るとは…」という気持ちになりました。

気づくと家に帰って来てから、宿題をする時間以外は、ほとんどiPadを触っている状態。

この状態、もしかしてネット依存かも…。対策をしないで、このまま使わせ続けるのは危険だと感じるようになりました。

3.子どもがネット依存かも…と思ったら気をつけて欲しいこと

子どもにネット依存の傾向が見られたとき、親が決めた使用時間を守ることを一方的に強要するだけでは、かえって依存や反発心が強くなってしまうことがあります。

自分の気持ちが親から尊重されていない感じがすると、子どもも指示を素直に受け入れることができません。

ネット依存を予防する対策として大切なことは、ルールを決める時に話し合うこと子どもの興味・関心は否定しないことです。

また子どもがインターネットに依存してしまっている一つの要因として、自己肯定感が下がっていたり、リアルな生活に充実感が感じられていないということが考えられます。

現実の問題から目を背けるためにインターネットの世界に没頭しているケースがあるので、子どもがストレスを抱えていないか、表情などからよく観察してみてください


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4.リアルで温もりあるコミュニケーションを絶やさない!我が家で取り組んだ対策

子どもがiPadでのプログラミングに夢中で、ネット依存になりかけていた我が家では、以下の対策をしました。

◆タブレットではなく、テレビ画面に映す

小さな画面を長時間見続けると、姿勢が悪くなったり身体への影響が心配です。また、子どもが何をしているのか親が把握できないという問題点があります。

我が家はまだ低学年ということもあり親に見られる事にそこまで抵抗がないので、テレビをインターネット接続し、iPadではなくテレビ画面でプログラミングをするように変えました。

◆インターネットのルールを親子で確認

息子の場合、Scratchの個人アカウントを取得しているので、コメントを受け付けたり他の人のところに書き込んだりすることが可能です。

コメントの機能を使うとき、誰かを傷つけるようなことを書かないこと、また逆に嫌なことを書き込まれる事などがあったら、親に報告するように約束しました。また著作権のことなど、インターネットを使用する上で大切なルールを確認し合いました。

◆オフラインの家族時間を持つ

以前は際限なく使っていましたが、プログラミングに関しては18時までとルールを決めました。

その代わり、夕飯を食べたらオンラインではないボードゲームや風船バレーを家族で一緒にするようにしました。

緊急事態宣言の影響で、楽しみにしている学校の放課後の遊び場がなくなったり、息子がストレスを抱えている様子も見られたので、ゲームを通して家族のコミュニケーションの時間をとるようにしています。

子どもは大人の想像を超えた使い方をすることがあり、思わぬところでトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。インターネットの使い方に関しても、日頃から親子で会話をすることが大切です。

また、今は緊急事態宣言中で子どもも思うように出かけられずストレスを抱え、ネット依存がうまれやすい状況になっています。

この機会にオンラインを使わない、家族時間の過ごし方を考えてみるのはいかがでしょうか?

家族のコミュニケーションを絶やさないこと、家庭が安心できる場所であることが、子どもがインターネットの世界にのめり込むのを防ぐことに繋がります。

執筆者:滝麻里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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