1.ママの対応が登校しぶりや不登校が長期化するかしないかの分かれ道!?
登校しぶりや不登校を長期化させないためには、1学期の対応がモノをいいます。
登校しぶりや不登校の対応にはオススメの時期がある!のです。
5月は、1年のなかでも不登校の子が増えやすい時期の第3位。
進級・進学して不安いっぱいの中4月を乗り切ってきた子が息切れをする…
今年こそは!と頑張ったけど、友達とうまくいかなかった、先生に怒られちゃった、と”失敗体験”をつんでしまう…。
そんな時にやってくるGWに休憩したのをきっかけに、学校に行きにくくなってしまうんですね。
子どもが「学校に行きたくない!」と訴えてきたら…即対応が大切です!
お母さんにとっては「学校に行きたくない!」と聞くのが初めてだとしても、お子さんのなかでは「もう無理なんです!」というアピールなんです。
「様子をみよう!」
「まだ、なんとかなるだろう」
「このまま休み癖がついたらどうしよう」と言っているうちに、あれよあれよとこじらせていく子も多いんです。
だから、1学期の対応がキモ。即対応が長期化を予防するコツなんです。
2.学校をお休みすると休み癖がつく⁈
勇気を出した「早期対応」で1学期の間に不登校の不安を小さくしていくか…
お子さんに合わない対応で、2学期、3学期まで不登校や登校しぶりを長引かせてしまうか…
どっちがいいですか?
私は「早期対応」がイチオシです。では、即対応ってどうするの?
やりたいことはたった2つ。
子どもの不安解消とエネルギー回復だけなんです。
そうなった時に、学校を休ませるのは、もちろんアリ!
学校の先生から
「お休みが癖になるといけないから毎日とにかく来させてください」
といわれることもあるけれど、毎日電話がかかってくることもあるけれど、お迎えにきてくれる先生だっているかもしれないけれど…
もし、子どもの不安解消もエネルギー回復もできていないときにそれをするとどうなるか…
ズバリ「長期化」です。
また休んだとしても、お休み癖がつくからと家でこんな関わりになってしまっているなら、要注意です。
「できていないこと、やらないことを、指摘する」
「学校に行かないならとにかく1日●時間は勉強しなさい!という」
「学校を休んだ時に、遊ぶのはダメ」
「規則正しい生活をしなさい!という」
お子さんにとって“できない・苦手を指摘される”“モチベーションが上がらない”コミュニケーションになっているなら、やっぱりこじらせやすくなります。
休ませてあげてもこれでは逆効果!なのです。
“早めに休ませて早めにエネルギー回復”これが鉄則なのですが、ただ休ませるだけでは、もちろん問題は「停滞」します。
ただ見守るだけでは、お母さんたちの不安も募ります。
だから、子どもたちを休ませた時の大人の関わり方、学校に行けなくなった時の声のかけかたがなによりも大切なんです!
これは、子どもが休む時期に関わらず大切なことです。
3.2つの対応で長期化を防ぎましょう
子どもが学校を休んだときに意欲的に過ごさせるためには、どうしたらいいか?
まず1つ目。
ネガティブな関わりを減らすこと。
ガミガミ言ったり、苦手を指摘するネガティブな関わりは、子どもの脳が働きにくい環境をつくってしまいます。
脳の活動量がさがると、うつうつしたり、イライラだけが増したり、お子さんのコンディションも崩れやすいので、これは、避けたいことベスト1!なのです。
そして2つ目。
適切な声かけをしながら、子どもが意欲的にすごせる環境をつくってあげること、です。
とはいえ、それが難しい!!
声をかけてもお子さんが逆ギレしてくるとか、ダラダラしていて優しく声をかけるどころではないとか、お母さんが感じる「難しさ」があるはずです。
難しいから、つい避けたくなりますが、子どもたちを不登校の不安から卒業させているママが家で何をしているか?というと、家での親子のコミュニケーションをいちばん先に整えている、ということ。
これをクリアしたママたちが、子どものエネルギー回復に成功しているんです!
不登校や登校しぶりにはステージがあります。
どのステージでも親子のコミュニケーションが大切になります。
まずはお子さんがお母さんと話せる状態になっていること、そこまで親子関係を整えることを目指して1学期を過ごしてみてくださいね!
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
【学校に楽しく通えるようになる!】
学校が不安な登校しぶりキッズの勇気を引き出す声かけの仕方教えます!
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