お正月はゲームでみんなで盛り上がろう!ゲームを最強のコミュニケーションツールにする方法

親世代はデジタルゲームを“悪いもの”と捉えてしまいがちですが、実はゲームは立派なコミュニケーションツール。活用すれば子どもの力を伸ばすこともできます。お正月は、家族で一緒にゲームで盛り上がってみませんか?

1.ゲームを“悪いもの”だと思っていませんか?

学校が休みになると、子どもがゲームばかりしている姿が気になるという方も多いと思います。

お父さん、お母さんにとって、デジタルゲームって勉強の妨げになる“悪いもの”というイメージがあるかもしれません。

しかし、親がゲームをネガティブに捉えて子どもの興味・関心を否定してしまうと、余計に子どもが反抗的になり言うことを聞かなくなるという悪循環が起きます。

ゲームを“悪”だと思ってしまう原因のひとつが、親世代がゲームをすることのメリットをあまり知らないということがあると思います。

ゲームって、実は大人が思っている以上に、子どもの力を伸ばしてくれるアイテムなんです!視点を変えれば、子どもの成長のために活用できますよ!

今回は逆転の発想で「ゲームを活用してお子さんのコミュニケーション力を伸ばしてみませんか?」という提案をさせていただきます。

2.ゲームでコミュニケーション力UPするための条件

ゲームで子どものコミュニケーション力を伸ばすために、必要なこと。

それは「人と一緒に遊ぶこと」です。

デジタルゲームでも、人と一緒にプレイすれば必ずコミュニケーションが生まれます

画面を見ながら1人で操作する時と違って、人と一緒にゲームをすることで、協力し合ったり、教え合ったり、我慢しなければならない場面が出てきます。

「もっと、こういう風にしようよ!」と提案したり、トラブルがあってもそれが相手の気持ちに気づくきっかけにもなるのです。

今は、オンラインでもゲームを通じて人とやりとりができますよね。

しかし、同じ空間でゲームをすることで相手のよりリアルな反応がみられるので、コミュニケーション力を高めたいなら、子どもと並んでゲームをすることをおすすめします

3.「一緒に楽しむ」ことで気づいた効果

子どものコミュニケーション力UPのために、デジタルゲームを活用している我が家のエピソードをご紹介します。

◆ゲームで親子の会話が弾む!

30種類のゲームが内蔵されているミニファミコンというものが販売されています。

ミニファミコンでは「スーパーマリオブラザーズ」「星のカービィー」など、昔なつかしい昭和なゲームを楽しむことができます。

わが家は、このミニファミコンを持っていて、家族だんらんの時間に遊ぶことがあります。

息子は小学3年生。話すことがあまり得意ではなく、興味のあることはベラベラと話しますが、それ以外のことは聞いても「別に…」「わかんない」「忘れた」とあまり会話になりません。

そこで私は「一体息子と何を話したらいいの?」と悩む代わりに、「ゲームする?」と誘うようにしました。

2人プレイで一緒にゲームをする時は、「僕はこっちの敵を倒すから、ママはそっちをお願い!」など、自然と声を掛け合って協力しています。

親子で一緒にゲームに夢中になっている時は、自然と会話が弾み笑顔になれるのです。

わが家は一人っ子で家の中で兄弟同士で遊ぶということができないので、親も同じ目線で遊ぶ時間を持つように心がけていて、ミニファミコンはとても役立っています。

◆人との距離がグッと縮まる!

家族ぐるみの付き合いがあるご家族がいて、お家におじゃまにした時に「桃太郎電鉄」でみんなで遊びました。

息子は、初めて会う人の前では緊張してしまうところがあります。とくに男性だと、緊張が強まってしまうようです。

“お友達のお父さん”は、そんな息子にとっては、ちょっと苦手な存在でした。

しかし、一緒にゲームで遊んでみたところ、自然と緊張もほぐれてリラックスして会話している様子がみられました。

人と面と向かって話をすると緊張してしまう子も、一緒にゲームをすると会話も弾んで仲良くなれるので、ゲームは心を解きほぐすアイテムとしても役立ちます。

また「桃太郎電鉄」は、すごろくなので勝ち負けがあります。戦略を立てていても、自分がビリになってしまう可能性もあるわけです。

自分が負けてしまって悔しくても、みんなが楽しく遊べるように振る舞うのも、社会で必要なコミュニケーション能力ですよね。

家では負けると泣いてしまったり拗ねる息子ですが、家族以外の人と遊ぶ時は自分が負けても泣き言をいわず、場をわきまえている様子に成長を感じました。

4.これからはゲームと一緒に子どもが育つ時代

大人はゲームを、暇つぶし・遊びだと思ってしまいますが、見方を変えてみると、ゲームは立派なコミュニケーションツールです。

これからは、ゲームを子ども達の生活から排除するというのは不自然な時代になってくるでしょう。

実際に一緒に遊んでみることで、ゲームに対する印象も変わってくると思います。

子どもに「どんな風に遊ぶのか」教えてもらうと、子どもの人に伝える力が伸びます。

最近のゲームだと、子ども達の方が圧倒的にうまいと思いますが、昔なつかしいゲームであれば、お父さん、お母さんが勝てる可能性は充分ありますよ!

対等に、真剣に、夢中になって遊ぶことで、協力し合う力悔しさを我慢する力も育ちます。

トランプやUNOなどのカードゲームはもちろん、家族がそろったときにデジタルゲームでみんなで遊んでみるのもオススメです!

「またゲームばっかりやって…」と言う代わりに「ゲームでもやろっか?」と声をかけて、お正月はみんなで盛り上がってみませんか?

執筆者:滝麻里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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