「プログラミング✕ゲーム」で子どもの脳は発達する!ゲームを自分でつくれば伸びる可能性も無限大!

ネット&ゲームに夢中な子どもを見て、「もう遊んでばっかり!」なんて思っていませんか?遊んでいるように見えても、子どもの脳は成長中かもしれません。今回は、プログラミングでゲームを作ることで成長した息子のエピソードをご紹介します!

1.子どもがネット&ゲームをする姿を見て、どう感じていますか?

子どもが家でインターネットやゲームに夢中な姿を見て、どう感じていますか?

また遊んでる!」「もうダラダラしてばっかり…」なんて思ったりしていませんか?

気持ちはわかりますが、インターネットやゲームをする時間が“無駄な時間”だと決めつけてしまうのは、待っていただきたいのです。

お子さんが、どんなゲームをしているか、インターネットで何をしているか、知っていますか?

大人にはダラけているように見えるだけで、夢中になっている子どもの脳はメキメキ成長中かもしれませんよ。

今回は、プログラミングでゲームを作ることで成長した、わが家の息子のエピソードをご紹介させて頂きます。

2.気分はゲームクリエイター!ゲームは自分で作るからこそ楽しい

わが家の息子は小学3年生。Scratchという無料プログラミング言語でゲームをつくるのにハマっています。

このScratchは、コードを書かなくてもプログラミングができる初心者や子どもでも操作が簡単なプログラミングツール。ブロックを組み合わせてプログラムを作り、画面上のキャラクターを動かしていきます。

個人アカウントを取得して、自分の作ったゲームをアップロードすることもできます。

今回は、息子にSctrachのどんな所が魅力なのか聞いてみました!

まず、息子はScrathのプログラミングのやり方を私に説明してくれました。「これを最背面にして~」「X座標が~」など、聞き慣れない難しい言葉がたくさん…。仕組みを理解して、難易度が高いこともすっかり自分のものにしていることに驚きました。

ゲームを作るには、まずどんなゲームにするのかを決めて、次にデザインを考えて自分で絵を描いたり、画像を見つける、そして実際にプログラミングを組んで自分がイメージしたものに近づくまで試行錯誤していく…。

息子の話を聞いていて、1つのゲームをつくるのにたくさんの作業をしていることに気付かされました。

ただ受け身でゲームをするだけではない、楽しさがあるようです。まさに気分はゲームクリエイター

イキイキと説明してくれる息子に「Scratchをしていてどんな時が一番うれしいの?」と聞いてみました。

「自分の作ったゲームを他の人がリミックスしてくれた時」ということでした。

リミックスとは、自分が作ったゲームを他の人がコピーして、さらにアレンジを加えて新たな作品にすることです。

それは、まさに自分の作ったゲームがおもしろいと認めてもらえた証明になるのです。

その話を聞いて、「やっぱりインターネットやゲームの世界でも、子どもは自分を認めてもらえた時が一番嬉しいんだな」と感じました。

息子は、どんなに忙しくても1日1ゲームは作って発信するということを自分のノルマにして、それを死守しています。

宿題など人から言われた課題にはなかなか取り組めない息子ですが、自分自身で決めたことは守っているようです。

3.プログラミングでゲームを作ることで伸びていく力

プログラミングでゲームを作るには、当然のことながら、プログラミングの仕組みを理解しなければなりません。

自分が考えた動きが実現されるには、どのような動きの組み合わせが必要なのかを頭の中で考えて、トライ&エラーを繰り返しながら、ゴールを目指していくのです。

このような「プログラミング的思考」は、子ども達が将来どんな職業につくとしても、求められる力だと言われています。

自分でゲームを作るのであれば、1つの模範解答があるわけでなく、どんなゲームを作っても良い!つまり、自由に自分の発想で好きなものを創っていけるのです。

どんなゲームがあったら楽しいかを考えて自分で創り上げていくのですから、市販のゲームやアプリを手に入れて遊ぶよりも、さらに子どもの発想力や創造性が高まります

ただ受け身でゲームをするよりも、伸びる可能性が無限大に広がっていくのです!

4.プログラミング✕ゲームで子どもの力を引き出しませんか?

プログラミングと聞くと、あまりデジタルが得意ではないお母さん、お父さんは、何から教えれば良いの?と思ってしまうかもしれません。

今は、子どもでもできる簡単なプログラミングツールがあったり、プログラミング教室もたくさんありますよね。親が教えなくても、きっかけを与えてあげることはできると思います。

きっかけさえ与えてあげれば、子どもはグングン吸収していきます。

ゲームが好きなお子さんであれば、プログラミングで自分でゲームを作ることにもきっと興味を持つのではないかと思います。

プログラミングだけを学ばせるのではなく、好きなものを組み合わせて学習した方が習得も早いです。

大人気のゲーム“マインクラフト”をプログラミングで遊ぶなんて方法もありますよ。

これからの時代に求められる力を「プログラミング✕ゲーム」で身につけさせてあげませんか?

また今回、息子にインタビューして気づいたこと、それは、「好きなことを語る時の子どもはキラキラしている」ということ。

遊んでる!ダラけている!と決めつける前に「どんなことやってるの?教えてよ!」と聞いてみませんか?

自分の興味のあることに親が関心を持ってくれる、これは最大の肯定です。

外で身体を動かして遊ぶよりも、家でプログラミングをするのに夢中な息子を見て、「子どもらしく、元気に外でお友達と遊んで欲しいな」と思ったことも正直ありました。

でも、実際に息子がどのような事をしているのかを知ることで、息子の成長を実感できました。自分の作ったゲームが認められることで自己肯定感も育っているようです。

ただ遊んでいるだけのように見えても、子どもは実はたくさん考え、発信し、自分の力を伸ばしているのかもしれません。

執筆者:滝麻里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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