不登校の兄弟連鎖から見つけた幸せへの道 家族みんなが笑顔になれる親子のコミュニケーションとは⁉

小学校低学年兄弟の不登校連鎖にお先真っ暗…と地獄を感じた我が家。不登校をきっかけに家での発達支援を学び、子どもと信頼関係を築くことからスタートしました。お家で子どもを伸ばす方法を実践した所、再登校が可能になった我が家の様子をご紹介します。

1.小学校低学年兄弟の不登校連鎖⁉地獄に突き落とされた私

不登校になると他の兄弟に移りやすい、と聞いたことがありますか?

我が家は長男の不登校に引き続き、次男にも不安症状が出始め、つられるように不登校が連鎖し、大きな壁にぶち当たりました。

小学1年生は友達付き合いで悩みながらも登校していた長男。

担任の先生が変わった2年生の進級時、吃音が急に目立ち始め、挨拶や返事、会話ができなくなり、言葉が出ない悔しさで泣いて物に当たる様子がみられるようになりました

友達からのからかいも出てきたので、担任の先生に相談に行き、クラスで吃音への理解を促してもらい、その後言葉が出ない状態は改善が見られました。

しかし、社会科見学後、強烈な頭痛・腹痛・吐き気が出現し、食欲も低下。

今まで頑張り過ぎて学校に行っていた状態が限界に達したようで、学校に行く時間になると頭痛・腹痛・吐き気が出てくるようになりました。

その後、 学校側には行ける状態ではないと伝え 、小2夏休み前から完全不登校になり、家で休養する選択をしました。

しかし、不登校になった長男は『死にたい』『生きる価値がない』『自分の事を誰も知らない場所に行きたい』と言って鬱状態になり、不登校から3か月後には原因不明の病気で入院する等苦しい状態が続きました。

そんな矢先、年子の小1次男までも冬休み明けに「僕も学校行かない」と宣言され、長男の事で手いっぱいなのに次男まで…と親として地獄の底に突き落とされた気持ちになりました。

 


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2.「僕たちを産んで本当に良かった?」の一言にハッとする

小学校低学年の兄弟が揃って不登校になり、勉強どうしよう、社会性は身につくのか、将来自立した大人になれるのか…次々に不安が襲いかかり、重くのしかかってきます。

次第に私の心は張り裂けそうなぐらいパンパンになり『どうしてこうなったのだろう』『自分の育て方が悪かった?』と自己否定やイライラが止まらず、思わず1人の時にドアを蹴り破った事もありました。

そんな最悪な精神状態は子どもにも伝わり、次男から『僕たちを産んで本当に良かった?』と言われ、その言葉がグサリと突き刺さり、何かが崩れ落ちるのを感じました。

私は「現状を今すぐ変えなければ‼」と焦りと不安で危機感を覚えました。

3.藁にもすがる思いで賭けた、発達科学コミュニケーション

長男が不登校になってからスクールカウンセラーに相談に行くも話を聞いてくれただけで終わり、3か月待って児童精神科医を受診したものの『学校が安心できる環境になればいいのですが…』と言われただけでした。

相談に行っても、具体的な解決策は見い出せないままでした。
その後、インターネットで『不登校・原因・解決』というキーワードで夜な夜な検索する日々。

その中で発達科学コミュニケーション(発コミュ)創始者のメルマガに辿り着き、お母さんが子どもの発達の専門家になって365日子どもを支援するスタイルがとても気になっていました。

散々悩んだ挙句、最終的に子どもの不登校を経験したことのあるトレーナーさんの個別相談を受け、この人なら我が家の問題を解決してくれるかもしれない、と勇気をふり絞って飛び込みました。

その後、発コミュを開始してから長男に変化が現れてきたのです。


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4.ひたむきな肯定で信頼関係が回復!

発コミュ開始当初は、笑顔でひたむきに肯定をしていきました。

『すっきり起きれたね』
『ご飯しっかり食べていいね』
『○○してくれてありがとう』

始めてから3週間、長男が今まで自分の抱えてきた気持ちを語りだしたのです。

元々口数が少ない方でしたが、長い時は2時間に渡り、幼少時から溜め込んできた嫌な思い出、私のピリピリした雰囲気が怖かったこと、上手く話せないストレスで弟をいじめていたこと、誰も自分の事を分かってくれないと感じていたこと…

この時、初めて長男の心の深い部分と向き合うことができ、『今まで辛かったことを理解してあげられなくてごめんね』と謝り、長男から『お母さんはやっと僕の味方になってくれた』と言われました。

この時、過去の私の態度や言動が否定的な対応が多かったため、長男が心に蓋をしていた事が分かり、ようやく親子の信頼関係が築けた事を感じました

同時に、子育ての軸を発コミュに決め、お家でできる発達支援で我が子を伸ばしていこう!と不安しかなかった私の気持ちが前向きになっていきました。

5.不登校連鎖から兄弟共に再登校へ

脳科学に基づいた発コミュでは楽しいことが子どもの脳を成長させると言われています。

「正しさより楽しさを!」を合言葉に、好き・楽しい活動を意識して毎日を過ごすようにしました。

学校の勉強から一旦離れて、最初はみんなが好きな運動中心に公園でのボール遊びや家でもトランポリン・鉄棒・バランスボール…と楽しく身体を動かしていきました。

読書も好きだったので勉強は漫画にお任せしました。
ドラえもんの学習シリーズ、地理マンガ、歴史マンガと子どもが好きな漫画を用意し、伝記のマンガシリーズでは他の図書館から取り寄せをし、100冊位を全て制覇しました。

クイズを出してくれるほど頭に入っており、知識レベルは私を遥かに超えているので、『沢山覚えて凄いねぇ』『お母さんも勉強になって嬉しいわ』と感心するばかりでした。

当初、『死にたい』と鬱症状だった長男から『人生って楽しいね。100才まで生きたい』と笑顔で話してくれた時は本当に嬉しくなりました。

完全不登校から2年後、長男から『会議室で勉強したい』と言われ、学校と相談して別室登校が始まりました。その後、長男の後を追うように次男も『僕も学校へ行く』と言い出し、兄弟そろって再登校が可能になりました。

別室登校を初めて1年で、勉強の遅れを取り戻すことができ、長男は別室登校で6時間目までリモート授業、次男は完全にクラスに復帰し、それぞれの学校生活が充実したものになりました。

子どもの不登校を経験した事で、親子のコミュニケーションの重要性、信頼関係を土台にお家でも発達支援ができる事が分かり、その後の幸せに繋がっているなぁ、としみじみ思います。

昔の私と同じように不登校で悩んでいるお母さんへ。
『不登校は子どもも親も悪くない。ただ子どもの特性と環境が合わなかっただけ。
環境を整えればどの子もキラキラと輝きます!
正しい知識と対応が分かれば兄弟で不登校連鎖になっても、お母さんが子どもをしっかり伸ばす事ができますよ』

執筆者:みしまひかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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