1.発達凸凹キッズの新年度を運任せにしない!
早いもので、もうすぐ子どもたちの進級・進学の時期を迎えますね!
春を迎えると、子どもとママを悩ませるのが「新しい担任の先生との連携」だと思います。
良い先生にあたるといいな…
全てのママが願う、この想い。
ですが実際は蓋を開けてみないとわかりませんよね。
子どもたちの新年度を運任せにしないで、戦略的に対応できるママになっていきましょう!
この時期よく言われるのが、「今年度の担任の先生」への申し送りのお願いと「新年度の担任の先生」と新年度いちはやく連携をスタートすること、この「連携のサンドイッチ」が良いといわれていますね。
ですが、それでもうまくいかないケースをたくさんご相談いただきました。
ママたちから寄せられたお悩みを少しだけご紹介しますね。
・前年度の担任からの申し送りがされていなかった
・新担任が書類に目を通していなかった
・不登校や発達に理解のない先生にあたってしまった
中には進級するにあたって学校から面談に呼び出されて、「来年はちゃんとやります」と宣言しなさいと言われたお子さんがいたり…
こちらの指導に従えないなら転校してくださいと言われたママもいました…。
もちろん理解がある先生もたくさんいます。
しかし、なぜこんなことが起きるのでしょうか?
その1つに学校の先生は教育のプロだけど発達のプロではないということがあります。
だから!先生たちも、発達凸凹キッズの対応「実践編」にはそんなに詳しくなくて、どうやって対応したらいいのかわからないことがほとんど。
だから丸投げされてもどうしようもない!!というケースも多いのです。
ではこの状況、どうしたらいいのでしょうか?
2.学校と上手に連携しているママがしていること
迷っている学校の先生との連携をスムーズにされたママの特徴、それは…
我が子のトリセツがわかっている!ということ。
Uさん(小学校5年男子のママ)の体験談をご紹介しますね。
Uさんは、息子さんの登校しぶりもあって、学校の先生にはよく相談をしていました。
お子さんは学校での友達関係や勉強の苦手さがあって、学年が上がるにつれて登校しぶりが増えていきました。
ある日、運動会の練習をしている時に自分の思い通りにならなくてかんしゃくを起こして活動から外れてしまった息子さん。
この時、学校の先生は追いかけていって諭して集団に戻す、という対応をしてくれていました。
ですがお子さんのイライラがなかなか落ち着かずに先生も困っておられました。
なぜうまくいかなかったかというと
この子のかんしゃくを落ち着かせる方法は、そのやり方ではNGだったからです。
だからUさんはおウチで取り組んでいる方法を「こういう対応にしてください」と具体的に伝えてあげたことで、先生も適切に対応できるようになりお子さんは学校で落ち着いて過ごすことができるようになったそうです!
3.わが子のトリセツを伝えて学校生活をサポートしよう!
学校の先生もとてもお忙しいです。
私なんて我が子のお世話だけで手一杯だったのに、毎日何十人という子ども達をみてくれている学校の先生のことは尊敬していますし、感謝しています。
それでも!
発達凸凹がある子、不登校の子にはプラスのサポートやちょっとした知識や工夫が必要なこともあります。
こちらの要望だけを一方的にお願いするとともするとモンスターペアレント扱いされてしまうこともありますが、学校にただお願いするだけでなく
「ウチでもちゃんと対応していますよ!」
「こうやるとウチの子は大丈夫です!」
ということが伝えながら連携を模索していくと、先生も、学校も、応じてくれやすくなるはずです!
先生が発達のプロではないからこそママの知識が学校との連携の助けになっていきます。
発達凸凹キッズの新年度、先生しだいにしないで、ママがリードして学校生活をサポートしてあげましょう!
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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