1.不登校になったら親はどう対応したらいい?
子どもが不登校になったら、おうちでどのように過ごさせようかと悩んでいませんか?
勉強はどのくらいさせたらいい?
朝は起こす?寝る時間は?
ゲームはどのくらいOKにする?
などと、学校に行かないからといって好き放題させるということに抵抗感のあるお母さんはたくさんいると思います。
現在、不登校となって4年がたつ息子がいる私もそうでした。ですが、
学校に通う子より我が子が遅れをとったら困る!と焦って学校のようにお母さんが子どもの過ごし方を決めてしまうのは危険です。
不登校の子どもと過ごして4年で気づいた、不登校の子どもがおうちで自分の力を最大限に伸ばす、ママの関わり方をお伝えします!
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2.お母さんが思う「やるべきこと」を指示するのは間違い!
子どもが不登校になる原因は子どもの数だけあると言われます。
必ず「これ!」という原因というものはありません。
ですが、元々、小さな頃から、
とっても頑固!
プライドが高い!
そんな子は、現在の学校という教育システムがそもそも合っていないということが原因の一つとしてあります。
日本の教育は、
言われたことをやる、決められたことを誰よりも早く正確にやる。
それができる子が優秀とされる部分があるからです。
文部科学省が2023年度から特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援を開始すると発表しました。
これは、海外ではギフテッドと呼ばれるような特定の分野では得意を発揮するけれども、学校で勉強は苦手で評価されず不登校傾向になってしまう子達への支援を日本でも行っていくというものです。
学校の勉強は苦手だけど得意なこともたくさんある!というような子達にとっては明るい情報です!
ですが、今すぐ日本全ての学校の取り組みが変化していくのは難しいでしょう。ゆっくりゆっくりと変わっていくのだと思います。
一方、海外の教育先進国では、日本とは違い、成績の順位はつけず、偏差値もなく、プロジェクトや自由課題で成績がつくというところも多いです。
子ども自らが主体的に考え、問題解決の力をつけていくことを重要視していくのです。
だから、
決められたことをやるのがしんどい。
自分の気持ちを押し殺して指示に従って疲れた…
学校は人と比較される場所で窮屈だ。
本当はもっと楽しく勉強したい!
そんな風に思っている不登校の子どもにとって、不登校は、既存の学校教育から離れて主体性や思考力をアップさせる良い機会なんです。
そんな不登校の子どもに、お家でまでお母さんが「やるべきこと」を押し付けると、せっかくの成長の機会を逃してしまいますよ。
3.指示出しではなく子どもに伴走するイメージで!
不登校は、親子にとって「チャンス」だと思います。
自分に合った学びを自分に合った方法でやり遂げる力をつけれるチャンスなんです!
そのためには、
とにかく、指示出ししない!
子どもを管理しようとしない!
これが1番大事です。
その代わりに、子どもの進みたい道を伴走していく方法をとっていきましょう。
大人が知っている知識を子どもに教えて子どもを成長させる方法を「ティーチング」と言います。
子どもに質問しながら子どもの中から答えを引き出していくことで、子ども自身が答えを導き出し成長していく方法を「コーチング」と言います。
頑固で、プライドが高い不登校キッズには、いくらティーチングしようと思ってもうまくいきません。
コーチングによって、子ども自身が「自分で考えてわかったんだ!」という達成感を与えてあげることで、自ら考え動ける子になっていきますよ。
現在、我が家では、息子に指示を出すのは、ごくごくわずか。お風呂と外出時くらいです。
出かけるときに「〜分前までに支度お願いね」
お風呂に入ってほしいときに「お風呂入れるよ〜」
寝る前に「歯磨きした?」
と言うくらいです。
ゲームが楽しすぎて一日中やっていたから勉強できなかった!という時も、夜遅くまでネットで調べ物をしすぎてしまい朝起きれなかった!という時もあります。
でも、親から見てやるべきことをやっていなくても何も言わない。そうすると、子どもは必ず自分で気づくようになります。
「やばい、僕、中学2年なのに小学校レベルで止まってる」とか、
「朝起きれない日が続いてるな―、昼夜逆転になっちゃうかも」と考えるんです。
あれこれ口を出さない、子どもの言葉を否定しないお母さんには、子どもも相談してきてくれるでしょう。
相談してきてくれたときがお母さんの出番です!
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4.不登校4年で身についた思考力!主体性!
我が家では、息子から「ちょっと相談なんだけどさ…」と言ってきてくれることがよくあります。
子どもが困っていたら、
「どうしてうまくいかないか考えてみる?」とか、
「するかしないかは、あなたにまかせるけど、〜するといいかもよ。」と提案する。
こんなやり取りを繰り返してきました。
親が答えをわかっていてもあえて教え込まず、自分で気づいてもらうことが大事なので、お母さんが考えているよりも子どもが気づくまでに時間がかかります。
けれど、「自分で気づく」ということは、行動を加速させるパワーがありますよ!
息子は、工作、イラスト、スポーツ、プログラミング、投資…と色々な興味のあることをやってみて、失敗もして、落ち込んで、自分にとってやりたいことが少しずつ見えてきました。
これは得意、これは普通にできる、これは絶対苦手で頑張れない、ということの区別がつけられるようになり、自分の将来を想像し、そのために必要な大嫌いな勉強も頑張るようにもなりました。
不登校をしていると、学校に通っている子のように成績がつくわけでもなく、表彰されるわけでもなく、最初は、モチベーションが上がりにくいだろうなーと思っていました。
けれど、自分の頭で考えて決める力は、ちょっとやそっとのことではブレない、大きな力となっています。
不登校の子ども達は大器晩成型!
子どもの不登校生活が始まって不安なお母さん。子どもの未来を想像してみましょう!
無駄に指示出ししない!
子どもの話をよく聞いて質問する!
子どもの中に眠っている力を信じる!
これをぜひ、やってあげてくださいね。
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(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
▼不登校でも子どもが成長できるおうち作りがわかります!