1.オルタナティブスクールとは?不登校キッズが安心して学べる“学校以外の選択肢”
不登校の子が増えるなかで、
「学校に無理して行かせないかわりに過ごす場所がほしい」
「学校以外の居場所ってどんなところがあるの?」
と検索するママがとても増えています。
従来のフリースクールに加えて、近年では
・オルタナティブスクール
・オンライン型フリースクール
・通信制付属スクール
など、学び方の選択肢が一気に広がりました。
中でも 「オルタナティブスクール」とは、従来の学校とは異なる教育方針を持つ学びの場 のこと。
テストや一斉授業よりも、
・子どもの興味
・個別のペース
・安心できる環境
を大切にしているのが特徴です。
「勉強は教えてもらえるの?」
「ちゃんと出席できるの?」
「どんな子たちが通っているの?」
情報を探すママ達は気になることがたくさんあると思います。
オルタナティブスクールであるN中等部に入学した、我が家の息子の様子から、オルタナティブスクールのメリット・デメリットをお伝えします!

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2.公立校と何が違う?特徴・メリットをリアルに解説
多くのオルタナティブスクールに共通している、学び方があります。
・テストや順位づけがない
・出席扱いになることもある
・学習は 子どものペース
・時間割はゆったり、午後から開始の学校もある
・子どもに伴走する メンター制度 がある
・興味を広げる活動が中心
・オンライン参加も可能(顔出し・音声オフOK)
N中等部でも、子どもが日々取り組んでいる様子や成長をレポートにしてくれて、在籍している公立校へ送ってくれました。そのレポートを元に在籍する公立校では出席をつけてくれていました。
学校によっては、成績もつけてくれる場合があるそうです。
(我が家の場合は出席のみだったので公立中学の成績表はオール斜線でした)
さらに大きなメリットは、
“点数ではなく、成長で評価される” こと。
テストはないし、時間割もゆったり。「いつまでにこれができるようにならないと!」という強制もありません。
親としては、テストもないなら、先生からはどのくらい指導してもらえるのかな?自分を律して動くなんて、小中学生のうちの子には無理だわ〜と不安もあるでしょう。
しかし、メンター制度をとっているスクールが多いため、自分で目標を考えてその目標に向けて何をやったらいいか考える方法を教えてくれたり、アドバイスをくれたり、子どもが行動するのを見守ってくれるという体制になっています。

メンターは、子どもがどんなことを言っても否定しません。
「それいいね!」
「じゃあその目標に向けて何をする?」
と、子どもを肯定し、子どもの目標を引き出し、ゴールに向けて行動するのをサポートしてくれます。
誰かに言われたからやる。ではなく、自分で自分の目標を探し自分で考えて行動するスキルを身につけることができるシステムになっています。
3.オンライン授業にはデメリットがある⁉
オンラインも可能な学校が多いですが、デメリットはないのでしょうか?
メリットとして挙げたところにもあったように、スクールや学校からの強制力がないため、お母さんから見ると焦りが出てくることもあると思います。
授業ではどんなことをやったのか、
学習はどんな目的で何を頑張っているのか、
お母さんが気にかけてあげて普段の会話の中でお子さんから聞いてあげると良いですよ。
自分が取り組んでいることをお母さんに興味を持って聞いてもらえると、嬉しいですよね。
また、オンラインでの活動では、対人スキルが身につかないと思うこともあるかもしれません。不登校になった子は、人前で喋ることも緊張してしまう場合が多いですよね。
zoomを使った授業では、画面越しで話すのが苦手な場合、画面オフ(顔出しなし)、音声なしで、チャットでのやりとりOKです。
顔出しをしている場合でも、画面に映るところ以外では何をやっていてもバレることはありません。
(N中等部は、授業中疲れたら飲み物やおやつをつまんでOK。トイレもいつでもOK!好きなことをしながら授業を受けてもOKというスタンスでした。)
最初は、それでも授業に参加できればよし!なのです。

なかなか喋れるようにならない場合、心配になってしまうかもしれませんが焦りは禁物です。
実際に喋らなくても、チャットや生徒同士で交流できるメッセージで自分のことを伝えたり、好きなことを発信したりとネットだからこそ気楽にできるというタイプの子もいます。
チャットでのやりとりで「楽しい!」と体感できてから、リアルで友達と会いたい、リアルの場所で学びたい、という気持ちが芽生えてきます。
4.オンライン×オルタナティブ×ママサポートで息子が変わった!
我が家で感じたオルタナティブスクールのメリットとデメ書けるリットをお伝えしてきました。
我が家の息子はN中等部に入学する前は、学校の先生にも心を開かない、周りと比べて自分の将来について悲観しやすい…という状況でした。
そんな息子が、
毎日自分で決めた量の勉強をコツコツやるようになりました!
学ぶことのおもしろさを感じられるようになりました!
動画作成やプログラミングなどのスキルを磨くことができました!
メンターの先生に心を開き、苦手なことを相談することができるようになりました!
オンライン受講生だったけれど、引きこもり続けず外へ出かけるようになりました。
どうしてもリアルの場で人と交流する機会が少なくなってしまうので、本人が誘いに乗ってくれるに外へ連れ出して人とコミュニケーションをとる場を設けることを意識しました。
スクールまかせにせず、子どもの様子を把握することが大事だと感じます。
親も子どもと一緒に授業を見学したり
メンターの先生に相談したり
日々子どもと会話して何につまずいているのか
助けてほしいことはないか

息子は、興味の持てないことに関しては無理に参加すると体調が悪くなってしまうので、「つまらない!」と感じた時は先生にチャットで「自習します!」と言って他のことをやらせてもらいました。
ときには、プログラミングをやりながら、You Tubeを聞き流していることも(笑)
親としては、「もうちょっと集中して」と言いたい気持ちはありますが、本当にやりたいと思ったことに関しては集中する姿を見ているので、見守っていました。
そして、現在は通信制高校に通う高校生ですが、卒業要件となるレポートは自己管理して提出することができ、デジタルアートやプログラミングなどのスキルを磨く時間も作っています。
「学校に行くこと」が目的ではなく
成長できる場所を選べばいい と実感しています。
どんな環境でも、お母さんが子どもがどんなことに興味を持って力を発揮できるのかを観察し、応援してあげられることが大事です。
今回の記事が、不登校のお子さんの学び場選びの参考になれば嬉しいです!
執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
繊細な不登校の子どもの居場所選びのポイントがわかるようになります!
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