1.朝起きられない!朝お腹が痛い!それって起立性調節障害かも!?
朝起きるのがつらい、朝お腹が痛い、登校時間になっても出発できない、そんなお悩みありませんか?
忙しい毎日、起こそうと思って声をかけてもそっけなかったり、反抗的になったり、これではコミュニケーションをとることもできず、ママも子どもも疲れてしまいますよね。
起こしてもなかなか起きない…
起きても時間を気にせずダラダラしている…
お腹が痛いという…
力が入らずフラフラする…
体調が悪いから学校をお休みするけど、お昼くらいになると元気になり、明日は学校に行けそうだねと言っていても、朝になるとグッタリしている。
こんな様子がみられたら、もしかしたら起立性調節障害という思春期特有の病気が原因かもしれません。
起立性調節障害は自律神経がうまく働かないことによって起こる体の不調で小学校高学年から中学生、高校生に多い病気と言われています。
朝起きられない、頭痛、だるさを感じるなどの体調不良が特に午前中強くでるため、 、学校へ行くことが難しくなり、不登校へ繋がることが多いです。
「早く起きなさい!」
「急がないと間に合わないよ!」
「友達が待っているよ!」
などと急かしても、逆効果です。
体調を安定させるには、ママのサポートと環境づくりが必要です!
まず、かかりつけ医に相談したり、医療的なケアもあることを知った上で、おうちでできるサポートをすることが大切です。
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2.このまま不登校になっちゃうかも!?ママの不安わかります!
我が家には、現在小学6年生のHSC(Highly Sensitive Child 敏感な子ども)の娘がいます。
HSCは感受性が高いため、不安やストレスを感じやすいです。
『先生に他の子が怒られていても自分のことのように感じてしまう』
『ひそひそ話が全部聞こえてしまい、自分の事を言っているのかもと感じてしまう』
等ネガティブ思考もあり、頑張り過ぎている自覚がなく、無理に頑張ってしまうところがあります。
小学4年生の夏休み明け、朝起きられなくなりました。
声をかけても起きない、起きても食欲がない、頭痛がする、お腹が痛いといってトイレにこもる、登校準備が進まずぼーっとしている、次第に笑顔がなくなり、学校を休む日が増えました。
上記の症状を踏まえて、かかりつけ医に相談に行くと、起立性調節障害と診断されました。
血圧をあげる薬が処方され、毎日の血圧チェックが日課となりました。
娘には朝起きられない病気があることを伝え、症状が強く出るときは無理せず『学校をお休みしようね』と伝えました。
我が家は3つ上の息子が不登校だったこともあり、学校をお休みすることに不安はありませんでした。
しかし朝は体調不良を訴えるけど、お昼くらいになると元気になるのです。
このまま家にいていいのだろうか?
もしかして学校に行きたくないだけかも?余計な不安が頭をよぎりました。
病気だから治るまで仕方がないのかもと思いながら、学校をお休みして2週間。
家族で遊んでいる時に、息子が「○○は学校行かないの?」とふと聞きました。
すると、
「学校は休みたくないんだよね、勉強も遅れちゃうし」
「元気になってきたから友達と遊びたい!」
と、本人もお休みしていることを気にしていることがわかりました。
体力も気力もなかったので様子を見ていたのですが、それでは本当の娘の姿に回復しないということに気づき、遅刻して登校をする提案をすると娘からあっさりOKがでました。
恥ずかしながら周りからどう見られるかを気にしすぎていたのは私の方でした。
その後、朝起きられない、体がしんどい時はしっかり寝てから、起きられても自分の体調と相談しながら無理のない時間に登校することにしたことで、娘は学校に行ける日が増えました。
また遅刻して登校することで、習い事を休むことがなくなり、好きなことを続けることができています。
次に娘が楽しく起きて活動できるようにしていく方法を試してみましたので、お伝えしますね。
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3.心配しなくても大丈夫!思春期女子の行動量がアップする楽しい時間の作り方
朝起きられない子どもが楽しく行動できるようになるには、安心できる場所、きっかけ作りが大切です。
我が家では寝起きに好きなYouTube、好きなドラマを観る、好きなグミやゼリーを食べる、すべて布団の中でOKにしています。
30分ほど布団の中でゴロゴロ好きなことをしたあと、ママの出番です!
一緒におしゃべりタイム。
「オセロやろうよ。〇〇ちゃん得意だもんね」
「(インスタ見ながら)ここのクレープ、今度食べに行きたいね!」
「この洋服可愛くない?」
「〇〇ちゃんメイク上手だから教えて~」
「髪型どっちがすき?」
思春期女子の好きそうな女子トークをすることで、自然と目が覚めて起きられる日が増えました。
年明けから中学生になることを意識している娘。
中学生になったら、朝早く起きて勉強をする時間を作りたいと言うようになりました。
自分で起きるために目覚まし時計を買い替えたり、犬の散歩に積極的に行くようになっています。
起立性調節障害は人それぞれ症状が違いますが、我が家の娘は通院、服薬は1年で終了しました。
我が家では早期発見できたことで、無理をせず、自分のペースで学校に行くことも大切だということに娘自身が気づくことができ、自信になりました。
体の疲れはすぐに回復しますが、心の疲れを癒すには時間がかかります。
子どもの体調不良はとても心配になりますが、ママがゆったりした気持ちで子どもと向き合うことで、子どもの自信につながりますよ。
執筆者:おおた愛未
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
朝起きられない子どもとの向き合い方のヒント見つかります。
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