「しっかり」言っても伝わらない⁉ルールを守れない子が考えられるようになる3つのポイント

どんなに約束してもルールを守れない子にイライラしてしまうことはありませんか?「しっかり」言ったので次は大丈夫!と思っていても同じことが繰り返されるとがっかりしてしまいますよね。この記事ではルールを守れない理由とその対策をお伝えします。

1.ルールを守れない不登校キッズの対応は大変…

今回のテーマは
不登校キッズのルールを守るチカラ
についてです。

「いつまでもスマホをやめない!!」
「世の中のルールなんてお構いなし!!」

こんなタイプの子たちにルールの大切さを説いてきかせても、なかなか手応えを感じられない体験をしているママも多いのではないでしょうか?

今回は
「お説教する」だけではルールを守れない子どもが変わりにくい理由

毎日の対応の中で「守るチカラ」を育てていく関わり方のヒント
をご紹介しますね!

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2.時間や約束を守れない子に怒っても効果なし⁉

我が家の息子は、小学生のころ
ルールを破らせたら日本一なんじゃないか」
と思うくらい守れない男子でした。

時間を守って動くこと
約束を守ること
苦手だったのです。

だから、当然のようにこんな対応をしていました。

①まずは叱る。
ルールを守ることの大切さを延々と説いて聞かせる。
息子が途中で飽き始めて
「ちゃんと聞きなさい!」
 とヒートアップする。

時には深夜に及ぶまでお説教タイムを続けていたこともありました。
ですが、これでルールを守れる男子になることはありませんでした。

ソーシャルスキルのトレーニングをしようと思い本を買って家で息子と一緒にやったこともありました。
ただ、息子もルールを破ってはいけないということは”理論”ではわかっているので、
落ち着いているときに聞けばちゃんと「正解」を答える

一見、理解しているように見えるのです。
「じゃあ次はちゃんとできるよね!」と思うと…守れない
うまくいかないんですね!!

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3.ルールを守れるように脳内環境を整えよう!

そこには自分の行動をコントロールすることが苦手という脳の特性も影響していました。
だから、本人の意思で、
コントロールしにくい部分でもあったのです。

ではどうすればいいか?
司令塔の役割をする脳がスムーズに活動しやすい脳内環境を上手につくってあげたいんです。

それは、親子のコミュニケーションで整えてあげることができます。

それができると子どもたちは次第に
考えること
我慢すること
調整すること
などができるようになっていきます。

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4.指令塔の脳を働かせるために必要な3つのポイント

司令塔の役割の脳を上手に働かせるために脳内環境を整えるには3つの視点を持ってください。

◆1 怒らなくて大丈夫!

怒ることで、子どもの脳は感情的に反応してしまいます。
この感情的な反応がじつはくせもので司令塔の脳の活動をじゃまするんです。
だから、怒っても怒ってもちゃんとした指令がでないから行動がかわりにくい。

◆2 「聞く耳」をつくる信頼関係

「それダメだよ」
と指摘されるのは大なり小なりストレスを受けます。

だからこそ、そのストレスを最小にしながら
「まあ、聞いてやってもいいけど」
と思わせるには信頼関係があることが大切です。
自分の気持ちを受け止めてくれない人の言うことは受け取りにくいのです。

だから、普段の肯定的なコミュニケーションはとっても大切。
受容される体験があってその土台の上に「指導」が成り立ちます。

◆3 正論より“気づき”を促す会話

「あなたのそのやり方ってよくないと思うのよね」
とダイレクトに指摘をするのではなく

たとえばテレビやドラマを見ながら
「へー、なんでこの主人公はみんなと一緒にやらないの?」
「これ、周りの友達は困ってないのかね?」
「もっといい方法ありそうだよね〜」
と、他の人や他のものに置き換えながら考えさせてあげるチャンスを増やしてあげる。

脳はネガティブに反応する時間を減らしてあげる
考えたり思考したりする時間が増えてだんだんルールを守れるようになったり、
自分がこだわっていたやり方を手放せるようになっていきます。

ですが、この司令塔の役割の脳は一朝一夕には育ちません。
時間をかけて伸ばしてあげたい力です。

継続的な関わりが子どもの「守る力」を育ててくれます。

ルールを守れるようになるには叱るよりも「脳を整える」ほうが早いです。

ママの声が、お子さんの“考える力”と“我慢する力”を育てます。

お子さんもママも疲れが出やすい時期。

無理せず、リフレッシュしながらお過ごしくださいね。


執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

怒らなくても大丈夫!時間やルールを守れない子でもママの声かけで「脳を整える」ことができます!
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