過干渉をして息子の脳を壊しかけた私の黒歴史

おはようございます!

先日から過干渉の話をしていますが
今日は恥ずかしい私の
黒歴史をお話しします。
 
昨日までの「過干渉」の話はこちら
 
▼ワーママが発達障害の子どもに過干渉になるワケ▼
 
 
▼過保護?過干渉?子どもの自立の芽を育てる子育てとは?▼
 
 
今高校2年生の息子が
小3の頃、
家で大暴れしていることが
あったんです。
 
 
外ではよく褒められる
リーダータイプ賢い息子です。
 
 
だけども外の様子とは全く違って
 
外ではいい子なのに、
家ではダラダラ。
 
 
ママ友に息子の様子を
話したところで
外での優等生の息子を知っている
ママ友からは
 
 
「信じられない」
 
 
「何も心配することなんて

 ないじゃない」

 

と取り合ってもらえず
モヤモヤしていました。
 
 
当時私はフルタイムの会社員
息子を学童に通わせ、
娘は保育園に行かせていました。
 
 
夫は私より帰宅が遅いので
ワンオペ状態です。
近所に頼れる親もいません。
 
 
夜は子どもにご飯を食べさせ、
風呂にいれ
決まった時間に寝かせる。
 
 
この一連のルーティンを
こなすことで精一杯。
全く余裕はありません。
 
 
ところが、
一度ゴロンとソファに
横になった息子に
 
 
「早くして!」と
何度も言ったところで
全然動いてくれないので、
最後は怒ってやらせていました
 
 
そのうち息子も
怒ってもやらなくなり
 
 
ついには、全然動かない息子を
引きずって、
無理やり風呂に
入れようとしていたんです。
 
 
すると、息子は
穴が開くほど壁を蹴飛ばしたり
風呂場の扉を壊すほど
大暴れしていたんです。
 
 
なんでこんなに動けずに
しかも暴れるのか
意味がわからなかったんです。
 
 
どん底の毎日に困って
思い切って

スクールカウンセラーに相談に行くと

 

「敏感な子だから疲れる。
 お母さんが合わせて」
 
と言われハッとしました。
 
 
幼い頃から、
音に敏感ですぐ起きるし、
神経質で
出かけてもすぐに疲れて
ぐずぐずばかり。
 
 
肌触りが気になり
着られない服も多くありました。
感覚に敏感さがあることを
思い出しました。
 
 
振り返れば、この頃の私は

何かに取り憑かれたかのように

 

「風呂には寝る前に
 何がなんでも入れるべき」

と考えていて、

どんどん怒り方が
エスカレートしていました。
 
 
敏感さがある息子は
学校でのさまざまな刺激に疲れ切って
帰ってきた時には
エネルギーが空っぽ
 
 
学校で優等生、ということは
人に合わせたり気を使ったり
相当無理して頑張りすぎて
疲れていたんです。
 
 
目の前の息子の
できていないことだけに
目を奪われて
それを正そう正そうとするだけで
 
 
学校ではどんな様子なのか

想像したり

 

本人の本当の気持ちや
疲れにまで思いを馳せることが
できなかったんです。
 
 

私の心の奥底で

 

学校で優等生のくせに
家でできないなんて
怠けてる!
 
 
親の言うことを聞かないなんて
私を舐めてる
と思っていたんですね。
 
自分の思い込み
これほど暴れるまでなってしまった
息子の「SOS」に気が付かず
見過ごすことになりました。
 
 
「やるべきこと」をやらせるのは
息子のためだったかというと
そうではないです。
 
 
私のために
やらせたかったことです。
 
 
過干渉な関わりで

怒ってまでやらせる弊害は、

 

怒ることで子どもが行動できると
お母さんの怒り方がもっと激しく
エスカレートしやすいこと。
 
 
子どもにやらせられた、と言う
親の支配欲からくる満足感があるので
味を占めて
やらせるためには
もっと怒るようになる。
 
 
いつの間にか
ものすごく怒るお母さん

なっているけれど

 

本人はこの異常さに気が付かず
止められなくなっていくんです。
 
 
毎日のように怒られる子どもは
「どうせ俺なんか」自暴自棄になり

メンタルが悪くなったり、

 

反抗を強め暴力的になったりして
二次障害に発展します。

 

子どもが
いくら言っても動けないのは、
その背後に脳の特性が隠れています。
 
 
困りごとに一人で対応していても
思い込みから
誤った対応をしてしまうことが
あります。
 
 
過去の私のように
エスカレートしてしまう前に
他人の目で俯瞰してもらうことで
問題が解決に向かうことがあります。
 
だから、ぜひ一人で抱えないで

相談してほしいと思います。

 

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