グレーゾーン 対応

将来の夢が言えない小学生にどう対応する?ママがプロデュースする夢の見つけ方とは

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「大きくなったら○○になりたいです!」という子どもたちの姿は本当にほほえましいですよね。ところが、我が子に将来の夢を聞いても答えられなかったらどうしますか?小学生が堂々と夢を語れるようになるには、3つの条件があるんです!
 

【目次】

 

1.将来の夢が答えられないって大問題!

 
 
新しい学年がスタートする4月、子どもたちに増える機会と言えば…そう!自己紹介です。
 
 
自己紹介の鉄板と言えば、名前・旧学年のクラス・好きなもの。そして将来の夢です!
 
 
おおきな声で
 
「大きくなったら野球選手になりたいです」
「ケーキ屋さんになりたいです」
 
と発表する姿って、本当にかわいいですよね。
 
 
ところが、将来の夢が言えない子・適当に答えてしまう子もいるんです。
 
 
私は、将来の夢が言えないって大・大・大問題だと思うんです!
 
 
どうして将来の夢を堂々を言える子になってほしいのか、どうしたらそうなれるのかについて解説していきます。
 
 
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2.夢のために頑張る力で子どもの発達が加速する!?

 
 
私は、発達障害・グレーゾーンの子どもたちにこそ、将来の夢をたくさん見つけてほしいと思っています。
 
 
どうしてかというと、「コレがしたい!」と強く思えることは、子どもの発達を加速させるために重要なポイントだからです。
 
 
脳の発達に必要なものは、酸素、グルコース(糖)、そして経験やコミュニケーションです。酸素やグルコースが不足することは今の日本では考えにくいですよね。
 
 
子どもの発達をより伸ばしたいのなら、より多くの経験と良質なコミュニケーションが不可欠になります。
 
 
子どもに、「将来の夢は?」と聞いて、答えが返ってくるというのは、この観点からとても大切なポイントです。
 
 
 
 
「将来はこうなりたい」というポジティブなイメージがあり、それが「自分にできる!」という自信があるからこそ、人間は行動するのです。
 
 
行動しなければ経験することはできません。子どもの発達を加速させるためには、子どもにより多くのことに興味を持たせ、「できる!」という自信と具体的な夢を持たせ、実際にチャレンジできる環境を整える必要があるのです。
 
 

3.3つそろってる?子どもが夢を語りだす条件

 
 
自己紹介で、「将来はどんなことがしたい?」と聞いても、答えられない。小学生になると、恥ずかしくて言えなかったり、「どうせ無理だから…」とあきらめてしまって言えないかもしれません。
 
 
つまり、ポイントは自分に自信があるかどうか!
 
 
何かしたいことがあっても、自信が持てなければ行動にはつながりません。
 
 
またチャレンジしたい気持ちはあっても、普段から親子関係がスムーズでなければ、「どうせお母さんに言っても反対される」と話してくれないかもしれません。
 
 
もしかしたら「何かしたい」と思えないほど自信を失っているかもしれません。
 
 
 
 
将来について教室で語れるということは、
 
 
①「将来の夢」という質問の意図を理解している。
 
②どんな話でもしていい!という安心感がある。
 
③自分がなれる!という自信を持っている。
 
 
という3つの条件がそろっているということなんです。
 
 
2021年度がスタートしたばかりですが、ぜひ「我が子はこの3つの条件を満たして、夢を語れる土台ができているのか?」を考えてみていただきたいと思います。
 
 

4.将来の夢が語れない子は「今」を充実させる!

 
 
特に注意したいのが、親子関係がよくなかったり、子どもに自信がなかったりして「将来の夢がない」と答えてしまうお子さんです。
 
 
将来の夢を聞いたときに、答えることを面倒くさそうにしてたり、話をはぐらかしたりする子。
 
 
「大人になるなんて嫌だ」や「どうせ無理だし…」などの否定的な言葉が出る子。
 
 
こういったお子さんはすぐに対応してください!
 
 
「どうせ無理!」と行動に移さない状態が続くと、経験することができないので脳の発達は停滞してしまいます。行動しないのは、自分の行動に自信がなく不安だからです。失った自信を取り戻して、行動させるためにはお母さんの声かけがとても重要です!
 
 
まずは自信を回復させるためにどんな小さなことでもしっかりと褒めてください。
 
 
褒めると言っても「すごいね!」と言う必要はないんです。ただ子どもの行動を言葉にするだけで子どもは自分の行動を認めてもらっていると感じることができ、安心して自信を持って行動できるようになります。
 
 
「ご飯、たくさん食べたね!」
「お着換えしたんだね!」
「靴、そろえたんだ!」
 
 
こんな風に、当たり前の行動でもお母さんが「今後も継続してほしい」と思う行動には、積極的に声をかけてください。
 
 
お母さんの褒め言葉や肯定の声かけが親子関係を修復して、失った自信を回復させるのです。自信がしっかりつけば子どもが自分で行動することが増え経験が増え、発達は加速していきます。
 
 
将来の夢には直接つながらないんじゃない?と思われるかもしれませんが、今がうまくいっていないのに将来のことなんて考えられません。
 
 
特に発達障害・グレーゾーンの子どもたちは「今」を生きてますから、将来のことなんて言われてもピンと来なくて当たり前です。
 
 
だからこそ、今をしっかり充実させる!
 
 
今こんなに楽しいんだから、明日もきっと楽しいはず!
 
 
どうやったら明日がもっと楽しくなるかな? という考え方で、少しずつ将来をポジティブにイメージさせていくのです。
 
 
もちろん、将来に対して意識が向いたところで、お父さん・お母さんが毎日疲れ切っていると、「大人ってなんだか大変そうだな…」と思ってしまいます。家族全員で今を全力で楽しむ!これがポイントです。
 
 
 
 
子どもに将来の夢を語ってほしいなら、まず「今子どもは、親は、毎日楽しく過ごせているのか?」という視点を忘れないでくださいね!
 
 
 
 
 

5.ママがプロデュースする!将来の夢の見つけ方

 
 
気を付けたいのが、そもそも質問の意図が分かっていないケースです。
 
 
実は、2年前まで私の息子は全く「将来の夢」を答えられない状態でした。
 
 
当時、息子は幼稚園の年少さん。
 
 
幼稚園のお誕生会でも、先生に「将来は何になりたい?」と聞かれますが、答えられず「…」。
 
 
どうして答えられないんだろう? 緊張しているのかな? と思っていたのですが、他の質問はすらすら答える息子を見て、「質問の意味が分かってないんだ!」と気づいたのです。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、目に見えないもの、経験したことがないことを想像することが苦手です。
 
 
「将来の夢」 ってとても漠然として抽象的ですよね。
 
 
「将来」って何?
「夢」って何?
「お仕事」って何?
 
 
見てもないし、体験してもいないのでイメージするしかありません。
 
 
このように、「将来の夢」が理解できていないお子さんへの対応は、とにかくいろいろなことを体験させることが大切です。
 
 
 
 
最近は職業体験の施設としてキッザニアが大人気です。もちろんこういった施設を利用するのもおすすめなのですが、そもそも将来の夢が分かっていない子に「自分でその仕事をやってみる」というのは少しハードルが高いですよね。
 
 
実際にその仕事をやってみる前に、「仕事を知る」ということがポイントになります。
 
 
例えば、電車に乗っているときに運転手さんに注目させる。「すごい!運転手さんがいるから電車が動くんだね」など、ポジティブな声かけで教えてあげてください。
 
 
子どもはみんな知的好奇心にあふれています。「そうか!運転手さんがいるから電車でおでかけできるんだ!」と興味を持ってくれるはずです。
 
 
私の息子は乗り物が大好きだったので、いろいろな乗り物に乗って、乗り物にかかわるお仕事から注目させてみました。
 
 
・電車の運転士さん
・みどりの窓口の方
・駅構内のコンビニの店員さん
・新幹線の車内販売のお姉さん
・車内清掃のおばさん
・車掌さん
・飛行機のパイロットさん
・キャビンアテンダントさん
・タクシーの運転手さん
・バスの運転手さん
・整備員さん
 
 
など、乗り物だけでもたくさんの職業を知ることができました。
 
 
結局のところ、息子が初めて語った将来の夢は、「おめめの病院の看護師さん」。眼科健診で視力測定をしてくださった視能訓練士さんにあこがれたのです。
 
 
乗り物が好きだから乗り物関連の職業なら分かりやすいかな?と思っていた私のねらいは外れてしまいましたが(笑)、仕事をする人に着目する習慣がついていたのか、子どもの体験をベースにするのは当たりました!
 
 
このように、実際の仕事を見せながら自分に置き換えて考える習慣をつけることは、小学生になってもとても重要な機会です。
 
 
夢って、1つに決めないといけないわけではありません。ずっと同じ夢を持ち続けることがすばらしいわけでもありません。もちろん、私たち親が想像できるような夢を答えることが一番ということでもないですよね。
 
 
ユーチューバーやオンラインサロンの主宰、フリーランスなど、新しいお仕事の形はこの先もどんどん出てくるはず。私たち大人も「野球選手」「ケーキ屋さん」のような回答からどんどんブラッシュアップさせていきたいですね!
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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