母子分離不安の子どもが1日1ミッションで自分の想いを伝えられるように!発コミュトレーナー・北華ゆかさんへのインタビュー

子どもが自分の考えを伝えるようになったら良いですよね!そのミッションを開発したトレーナーの北華ゆかさんに、将来に希望が持てるような開発エピソードや今後のトレーナーとしての目標などについてお聞きしています。今回が最終回の記事となります。
 

【目次】

 

1.子どもの行動力が脳の発達を加速させる!?ハッとさせられました

 
 
発達科学ラボで活躍しているトレーナーやリサーチャーは、もともと自身の子どもの発達凸凹からくる困りごとに悩んでいたお母さんです。
 
 
そのようなお母さんが発達科学コミュニケーション(発コミュ)と出会い、様々なレクチャーを学び親子のコミュニケーションをより良くし、子育ての悩みや困りごとを解消してきました。
 
 
今では同じような思いをして悩んでいるお母さんに発コミュを伝える講師として活動するトレーナーとパステル総研で記事を執筆したり教材を作るリサーチャーがいます。
 
 
今回の記事は発コミュトレーナーの北華ゆかさんの最終回のインタビューとなります。
 
 
これまでのインタビューは、以下でご覧になれます。
 
 
インタビュー 第1回目はこちら
 
 
インタビュー 第2回目はこちら
 
 
今回は、北華さんが手がけている「学校で嫌だ、困ったが言えない子どもに自分で考えて言葉にする力をつける!1日1ミッション」についてお話を伺っていきます。
 
 
北華さんはお子さんの母子分離不安に悩まれ、発コミュと出会います。
 
 
北華さんは勉強を重ねるうちに、特に分離不安の子どもは自分の気持ちを我慢して、モヤモヤした気持ちを表現し辛いということに気付いていきます。
 
 
子どもが自分の気持ちを言えないことで一番の困りごとについて書かれているのはこちら
 
 
 
お子さんが自分で考えて発言していくことで子どもは変わるのではないかと気付き、ご自身で考えられたお家でできる1日1ミッションを試されていきます。
 
 

ーーーご自身で1日1ミッションを考え出した経緯について教えてください。

 
 
「今までは私がせっかちな性格なため、私が勝手に決めて先にやってしまったり、決めて動いてしまったところが多かったので、息子は自分で決めれない&意見が言えないという状態でした。
 
発コミュを学んで、脳は行動しないと発達しないこと。
 
インプットばっかりではなく、アウトプットすること、話すこと、までをしないと脳は発達しないと知って衝撃でした。
 
今の息子は全然発達してない!と気付き、レクチャーで教わった、選択をとにかく沢山して褒めで終わるという会話を繰り返したら、すごく自分から話す事が増えました。
 
選択をさせなくても、自分から決めたり、決めた理由まで話したり、自分の意見を自信を持って人に伝えるようになりました。
 
登校を再開できたのは、自分で決められる・理由を話せる。ここが大きいんじゃないかと思います。」
 
 
 
 

ポイント解説

 
 

息子さんが自分で考えて発言するためにはどうしたらいいかと考えた末に、発コミュレクチャーの「選択をさせる」というものからヒントを得てでき上がったのが「1日1ミッション!」です。

 

 この方法を実践した結果、今では息子さんは、自分から発言できるようになり元気に学校へ登校できるようになったそうです。

 

 その変化がとても嬉しいと北華さんは語ってくれました。

 
 

2.お母さんの一呼吸が大事!お母さんの心の余裕で子どもの考える力が伸びる

 
 

ーーー北華さんが開発された「1日1ミッション」とは、具体的にどういうことをするのでしょうか?また、どういう対応をするのか教えて下さい。

 
 
 
 
 
「全然難しくないんですよ!
 
日常にある当たり前のことを質問形式にして、お子さんに聞いてもらうというミッションになります。
 
例えば基本形なんですけど、とっても簡単で、AまたはBどっちにする?という質問形式になっています。
 
例えば、朝とかだったら、飲み物、お茶、牛乳、どっちにする?とか。
 
当たり前にお茶を出してしまったりするんですけど、そこをミッションに変えるとお子さんが自分で考えて、どっちが飲みたいかなって考えて言葉にする。
 
誰でも答えられる、そういうミッションになってます。 」
 
 
     
 
 

ーーー 子どもに「考える、決断する、主張する」という一連の流れをしてもらうのですね!なにか気をつけるポイントはありますか?

 
 
「お子さんが考えて言うというのはできると思うんですけれども、考える時間が長すぎる子もいると思うんですよね。
 
お母さんが待てなくて、どっちなの?!とか。じゃあ牛乳を出すね!と言うお母さんもいると思うんですけど、大切なことが、お子さんが意見を言うのを待つ。しっかり間をとってもらう。
 
どれだけ時間がかかってもお子さんはきっと考えているので、その考えた言葉を受け取って、そこで褒めてもらう。そこを大切にしてもらいたいと思います。 」
 
 

♦ポイント解説

 
 
朝の時間はとにかく忙しいお母さん!待つというのは難しいかもしれませんが、大事なのは早く決めることではなく、「考える」というプロセスです。
 
 
決断した内容にフォーカスするのではなく、その過程の「考える」ということをお母さんが認めて褒めていくのが、改めて大事だということが分かりました。
 
 

ーーー北華さん自身、どれくらいの時間を待っていましたか?

 
 
「1回声掛けして、2~3分は待っていました。
 
内容にもよりますが、1週間ぐらい経つと、普通の会話程度に返事が返ってきました。
 
1回返ってくるようになれば、テンポよく返ってくる頻度が高くなりました!」
 
 

ーーーお母さんの心に余裕があるというのが大事ですね!

 
 
「朝が難しいなら、夜にミッションをかけるとか、お母さんが余裕のある時にかけてもらったらいいと思います。
 
 
 
 

3.「頑張って」を「〇〇〇〇〇」に変換して伝えたら大成功でした!

 
 

ーーーミッション中には特性に合わせた声かけも大事とのことですが、こういう声掛けがいいですよ、というアドバイスがあれば教えてください。

 
 
「私の息子ですけれども、『頑張って』という言葉がすごく苦手なんですね。
 
うちの息子に限っては、不安が強過ぎるっていうのがあるので、良かれと思って頑張ってねって背中を押しているつもりなんですけど、もっと頑張らないといけないのか、とか。
 
今のままじゃだめなの?っていう思いが強くなっちゃって、余計に不安になるっていうところがあったようです。
 
そこを頑張ってね!じゃなくて、『楽しんでね!』っていう声かけに変えると自分から一歩踏み出すことが多くなって。
 
習い事も顔が緊張して行ったりとかすることも多かったんですけど、最近は楽しめてるみたいで、少しずつ結果を残すようになってきました。」
 
 
 

♦ポイント解説

 
 
親が良かれと思ってした声かけが、実は子どもにとっては地雷だったということもあるそうです。
 
 
つい言ってしまう、「頑張ってね」「できるよ」という言葉。
 
 
その言葉が逆にプレッシャーになってしまうお子さんもいます。
 
 
特に分離不安の強いお子さんや繊細なお子さんには、できなかったらどうしよう…と不安にさせてしまうことがあるので声かけ一つではありますが気を付けていきたいですね。
 
 
また、北華さんは学校生活や習い事で成果を出して欲しいわけではなく、その時間を楽しんで欲しいという想いがあると話されていました。
 
 
 是非、たくさんのお母さん達に「楽しんでね」、という声かけを使って欲しいと話されていました。
 
 

ーーー最後になりますが、北華さんの今後の活動の目標や、夢について教えてください。

 
 
「何万回もの行ってらっしゃい」を叶えたいと思っています。
 
去年、息子が不登校になって、今まで当たり前だった「いってらっしゃい」が言えない時期がありました。
 
今、息子が登校を再開したので、その当たり前を言えたり、できるってすごく幸せだなって思うんです。
 
息子は分離不安から不登校になって、「行ってらっしゃい」が言えないのがちょっと辛かった。
 
それが分離不安を気にせず、子育てを楽しんだ瞬間、息子はいろんな力を発揮して飛び出していきました。
 
そして「いってらっしゃい」が叶う毎日が今はあります。そして、この幸せをずっと続けていきたいと思ってます。
 
今は言えない人には私が一緒になって叶えたい。
 
いつか『全国いってらっしゃいプロジェクト』をしたいと思っています。
 
母子分離不安のお子さんはママと離れることに強い不安を持ちます。ですが、きっかけを作ってあげさえすれば、自分で一歩を踏み出す力があるんです。
 
その一歩を一緒に叶えていきましょう。」
 
 
 

♦ポイント解説

 
 
現在、いってらっしゃいプロジェクトに向けて動いている北華さん。
 
 
当り前のことが当たり前にできないというのは本当に辛いですよね。実は学校に行けるというのは当り前のことではないということを再確認することができました。
 
 
その気持ちに気付いたお母さん達が明日から子どもに寄り添いながら、学校へ送り出せたらと思います。
 
 
現在、様々な理由で不登校中だったり家から出られないなどのお子さんがいますが、この広い世界、出かける先は学校だけではありません。
 
 
きっかけは何であれ興味のある所、行ってみたい所へ飛び出して行って欲しいですね!
 
 
北華さんは、お子さんの行動力をあげるためにも子どもが行きたい場所へお母さんがいってらっしゃいを言えるプログラムを現在企画中です。
 
 
SNSなどを使ってお母さんとお子さんの「いってきます!」「いってらっしゃい!」や「ただいま!」「おかえり!」が飛び交い、たくさんのお母さん達が交流できる場を提供できるように準備中です。
 
 
どのようなイベントができあがるのか今からとっても楽しみです!
 
 
ここまで3回に渡ってお伝えしてきた北華ゆかさんのインタビューはこれで終わりとなります。北華さんのこれからの活躍を期待しています!
 
 
子どもへの声かけで迷われた方はぜひこちらへ!
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執筆者:たむら ようこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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