おもちゃのお片付けをしてくれず部屋が片付かない。「片づけて」と何度言ってもスルー。これには子どもが行動を起こせない理由があります。ダウン症の子どもがサッと動き出せるママの指示出しポイントをお伝えします。
【目次】
1.お片付けイヤイヤのダウン症キッズが動き出したある日のお出かけ
2.そんなに大変なの?!発達凸凹キッズのお片付けの大変さが大人にはわからないワケ
3.「できる」と思える指示出しの秘訣。子どものやる気を引き出すスモールステップ
1.お片付けイヤイヤのダウン症キッズが動き出したある日のお出かけ
今日は子どもたちを連れて市内の科学館に行ってきました。
私の子どもは、年長の男女双子で男の子はダウン症の子どもです。
一通り見学し最後に遊んだ折り紙、お絵かきができるコーナーでダウン症次男は使ったクレヨンをかごにしまい、椅子を元に戻し、 折り紙は自分のバックに入れ、片づけがぜーんぶできたんです!
「片づけなさい!!」といっても、ほとんどのお子さんが「いやいや」とやらないか知らんぷりするのではないでしょうか?
ダウン症次男も以前はそうでした。
諦めて私が片付けをするのがお決まりのパターンになっていました。
ですが、ある方法で指示を出していくとお片付けができるようになりました。
2.そんなに大変なの?!発達凸凹キッズのお片付けの大変さが大人にはわからないワケ
それでは大人にとっては簡単でしょと思うことを、子どもが頑固に「イヤだ!」と繰り返すときの対応はどうすればいいのでしょうか?
実は「片付ける」という行動は、子どもの脳にとっては重労働なんです。
子どもが遊んだものを片づけてと言われるのは、大人にとって家一軒片づけてと言われるのと同じくらいなのです。
そんなに?とびっくりされますか?
そうなのです。子どもにとってどのくらい大変か想像できましたか?
さらになかなか片づけださない子どもにイライラするママの声は、余計に子どもの脳には届かないのです。
だからと言って、ママがいつも後片付けをしてあげるのも子どもの自立には繋がらないですよね。
大丈夫です。片付けられるようになるママの声掛けの秘訣がちゃんとあります。
3.「できる」と思える指示出しの秘訣。子どものやる気を引き出すスモールステップ
実際に指示を出すポイントはこうです。
やってほしいことを分解してすごく簡単にすればいいのです。
「ほら、使ったもの片づけて!」ではなくて、
「クレヨンをこのかごに入れて」
「椅子はここに戻して」
「折り紙は持って帰っていいからバックにいれよう」
と具体的に指示を出せば、 「使ったもの全部片づけなきゃ!無理だー、イヤだー」と思っていたことが、 「あ、それならできそうだ!」と子どもが感じ、行動することができます。
子どもがどう行動するか自分で考えなくても その通り動けばいいように指示を出すのがポイントですよ!!
1つできたら、できたことを褒めてまた次の指示を出して スモールステップで指示を出しましょう!
その負荷を軽くしてあげるつもりで指示を噛み砕いてあげましょう。
さも簡単だよ〜というような言い方で、明るくニコニコ伝えると動きがアップしますよ!!
ママが笑顔で伝えることが、次のお片付けもやる気になるきっかけになります。
ぜひお試しくださいね。
子育てがラクになる秘訣をお伝えしています
執筆者:松下かよ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)