文字を書くことが苦手な凸凹キッズの対応に困っていませんか?学校の先生からの指摘が、苦手意識を強めたり自信を失うきっかけになってしまうかもしれません。ママの声かけと子どもにあったサポートで成功体験を積み重ね、苦手なことも前向きに取り組めるようになる方法をお伝えします。
【目次】
1.文字を書くことが苦手な凸凹キッズの対応に困っていませんか?
2.ドリル学習がいいとは限らない!?
3.読書感想文が苦手な凸凹キッズだって克服できる方法を紹介します
4.「できる」の積み重ねが苦手を好きに変え、集中力までついてきた
1.文字を書くことが苦手な凸凹キッズの対応に困っていませんか?
学校の先生からお子さんの文字について指摘を受けたことはありませんか?
・文字がマスに収まらない
・文字の形が整わない
など、文字について先生から指摘を受けて、バツになり悲しい思いをしているお子さんはたくさんいます。
現在、学校での学習方法は積み重ね学習なので、前に習ったことを覚えていることが前提でどんどん進んでいきます。
そのため、漢字につまずきがある注意欠陥多動性障害(ADHD)キッズにとって、ますます苦手意識が強くなり嫌いになる可能性もあります。
ADHDキッズには、注意深く見ることや集中力を持続させることが難しいという特性があります。
そのため、見る力が弱い傾向があり、対象に対してじーっと視点を定めてみることや形を捉えることが苦手だったりします。
その結果、
・枠の中に収めて書くことが難しい
・漢字のバランスがわるい
・漢字をパーツごとに捉えられないので覚えにくい
などの困りごとがでてきてしまうんです。
2.ドリル学習がいいとは限らない!?
私の息子も、文字がきれいに書けず学校の先生から指摘をたくさん受けてきました。
私は、「きれいな字を書かせなくては!」の思いからとにかく何回も繰り返しやり直し!
宿題のときには、
「字が汚い」と消しゴムで消してやり直しさせたり、字が綺麗に書けるドリルで繰り返し書かせたり。とにかくできるまで繰り返すことをやっていました。
そんな状況、うまくいくはずがありませんよね。
息子自身、文字を書くことに興味はなく、嫌がることに繰り返し取り組まされるのですから!
そのため、息子の集中力は続かなくなり、やる気や自信もどんどん失い、字を書くことへの抵抗感を強めていきました。
さらには、私に反発するようにもなり親子の関係までどんどん悪化してしまいました。
3.読書感想文が苦手な凸凹キッズだって克服できる方法を紹介します
そこで私は、対応を変えることにしました。
繰り返し練習するのではなく、できたことに注目して褒める関わりを増やすことしました!
子どもに合った対応をすることで「できる」という成功体験が繰り返し得られるような声かけやサポートをすることにしました。
特に息子に効果があったのは「分解」です。
時間がもったいないから!と一気に進めようとせず、「下書き」と「清書」という2段階に分けました。
特に自分の気持ちをまとめる作文や読書感想文は、この2段階作戦が有効!
下書きは、
「どんなに字が汚くても、マスからはみ出してもOK! 自分が思ったことを思い切り書こう!」
と気楽な気持ちで書けるよう伝えます。
清書の時は、原稿用紙1枚なら3日間ぐらいに分けて、余裕を持たせてあげることで「一気に書かなくていいんだ」と思えて、取り掛かりやすくなる環境を整えました。
大事なことは、
文字を書くことを嫌いにさせないこと!
子どもが全部最初から自分でやるという当たり前を捨てて、子どもに合ったサポートをしていくことです。
「できる」という成功体験の積み重ねで自信がついてくると、苦手なことでもうまくいくようになります!
こうしたサポートを続けたことで、 息子は成功体験を重ねることができ前向きになりました。
自信がついた息子は、苦手だった漢字にも積極的に取り組めるようになり、字を丁寧に書けるようになったり、じっくり取り組める集中力がついて宿題もできるようになりました。
今まさに字がきれいに書けなくて、毎日宿題バトルになっているお母さん、ぜひお試しくださいね!
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執筆者:こばやしひとみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)