すぐ怒る・機嫌が悪くなる・手が出るなどで、園でトラブルばかり…心配になりますよね。もし、子どもの困った行動が頻繁に起きているのならば、脳の特性が関係しているかもしれません。子どもの困った行動は、脳を紐解いていけば解決できるのです。
【目次】
1.子どもの困った行動が頻繁に起こっているのなら、黄色信号!
2.すぐ怒るわが子の行動を分析すると見えてきたもの
3.脳の特性を踏まえて私が実践したこと
4.実践して1年!困った行動が多かった娘はどうなった?
1.子どもの困った行動が頻繁に起こっているのなら、黄色信号!
すぐに怒る、機嫌が悪くなるなどで友達とトラブルがある。
もし、そんな困った行動が、子どもの様子を見ていて時々気になるぐらいであれば、成長と共に時間が解決してくれるのかもしれません。
けれども頻繁に心配なことが起こる、特に、園生活にも慣れてそろそろ友達関係も充実してきたなという時期に悩みが絶えないのであれば、それは黄信号!なんです。
私自身も、当時6歳の娘の困った行動に悩んでいました。
私の娘の一番の課題は、すぐに怒ること。
何でそんなにすぐ、怒っちゃうわけ?このぐらいのことでそんなに怒る?と悩みましたし、イライラして、また急に機嫌が悪くなり、急に泣き叫ぶ…普段家の中でこういったことが頻繁に起きていました。
これらの行動の何割が外でも出ているのか、そこを正確に知ることはできませんが、当時私は幼稚園にフルタイム勤務でしたので、保育園に11時間は滞在していた娘にとって、もはや保育園は第二の家。
先生の反応の感じからすると、割と頻繁に素を出していたようでした。
自分の想いが強く、お友達にも自分の考えに沿って動いてほしい。
ゆえに少々強引に誘ってしまい、想いが通らないとすぐ怒ったり、機嫌が悪くなったり、暴言を吐いたり、手が出てしまうというところが目立っていました。
2.わが子の困った行動を分析すると見えてくるもの
そんな娘の問題行動を解決しようとしたときに、まず、娘の脳を紐解くことから始めました。すると、そこに確かな手応えを感じたのです。
娘の怒りっぽさ。
これを脳科学的に紐解くと、
・思い立ったらすぐ行動してしまう
・感情のコントロールが苦手な傾向
・状況について考えたり判断したりすることを飛ばしてしまう
その結果、結果周りから浮いてしまう。
また、
・感情の浮き沈みが激しい
・うまく言語化できない
そのため、暴言・手が出るといった表現方法に陥りがちということがわかってきました。
そんな風に、娘への対応はまずは娘の状態をよく観察して、娘の脳が今どんな状態であるかを見極めることから始めました。
娘には感情の脳に未熟さがありました。
表面に現れている出来事に加えて、子どもの様子の裏にある脳の特性から、子どものホンネに迫ることでお母さんの取るべき対応が見えてくるのです!
3.脳の特性を踏まえて私が実践したこと
子どもの脳の特性がわかれば、どうすれば良いかがわかります。
娘のように感情の脳に未熟さがある場合、まずしっかりと感情を受け止める関わりが必要です。
それを踏まえて私がまずしたことは、スキンシップ量を倍以上に増やすこと!でした。
スキンシップ による肌からの刺激は、感情の脳へもしっかりと伝わることが科学的にも証明されています。
とはいえ、毎日の子育ては忙しいし、スキンシップをとる時間なんて取れません!という方もいらっしゃいますよね。
私もそうでしたが、とにかく暇を見つけては娘をぎゅーぎゅーすることから始めました。
また、時間がないだけではなく様々な葛藤もありました。
1歳8ヶ月差の息子が生まれて、娘は息子のことをライバル認定したのです。私も三姉妹の長女で姉ならではの辛さは味わってきたので、そのつらさが分かりました。
だからこそ、まずは娘を優先しよう。そう考えてきました。
一日、1ハグを目標に。
朝、子どもたちを起こしてぎゅーしてから出勤しよう。
夜、子どもたちが寝る前に帰ってきて、ぎゅーしよう。
こうしてスキンシップを意識していきました。
4.実践して1年!困った行動が多かった娘はどうなった?
困った行動が多かった娘に、スキンシップを実践してきた1年。
娘はどう変わったのかというと…困った行動が多く友達トラブルを起こしがちだった娘は、たくさんの人と繋がれるようになりました。
…1年、実践し続けた記録だよね?
…1年も続けるの、大変そう… と思う方がいるかもしれませんが、大丈夫です!
一度変わり始めたら、新しいコミュニケーションのほうが主流となっていきますから、自然と気がついたら、継続できている…という状態を作ることができるんです!
今、子育てがとってもつらいと苦しい思いが大きいかもしれません。
ですが、だからこそ、悩んだ分私たちは感動に出会えると思っています。
私もそんな1人です!
娘がお友達から「大好き♡」って書かれたお手紙をもらって帰ってきたとき。
「おはよう!」って抱きつかれる娘を見たとき。
お友達に会うと、もう後ろを振り返らずに娘が登校したとき。
あだ名で呼ばれているのを聞いたとき。
夜ご飯を食べながら、お風呂に入りながら、お友達の良さや頑張りを語る娘を知ったとき。
私は、間近で見てきた娘の確かな成長に、たくさんの感動をもらいました。
ぜひ、そんな成長の感動に出会える瞬間を、おうちでのコミュニケーションで叶えてほしいです!
子どもの困った行動に悩んだとき、まずは脳を紐解くところから。そして、子どもの脳の特性に合ったやり方で伸ばしていってあげてくださいね。
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子どもの困った行動も、脳の仕組みを理解することで解決のヒントがたくさん!
執筆者:はらしおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)