不登校は甘やかしすぎ!?学校に行きたくない子が回復する甘えさせ方

 

「不登校は甘やかしすぎ」という言葉は、不登校の子どもを持つ親御さんの心に深く突き刺さる言葉かもしれません。しかし、不登校は決して甘えではありません。子どもを責めるのではなく、まずは子どもの気持ちを受け止め、寄り添うことが大切です。子どもが安心して甘えられる環境を作ることは、心の回復に繋がりますよ。
 

【目次】

1.学校に行きたくないは甘えではなく、SOS
◆①甘やかす
◆②甘えさせる
2.不登校は甘やかしすぎ!?登校にこだわっていた私
3.不登校の子の「甘えさせる」ことの大切さ
4.甘えさせて心を満たす!エネルギーチャージのススメ

 
 

1.学校に行きたくないは甘えではなく、SOS

 
 
「学校に行きたくない」とお子さんが言ったら、悩んでしまいますよね。
 
 
これを受け入れて休ませることは、甘やかすことになると思いますか?
 
 
これは、甘やかしではなく、その子の精一杯のSOSを受け入れてあげる、甘えさせるということなのです。
 
 
「甘えさせる」と「甘やかす」
 
 
一見、似ているので正直、区別がつきづらいところもありますよね。
 
 
まず理解していただきたいことは「甘やかすこと」と「甘えさせること」は違うということです。
 
 
甘やかすことと、甘えさせることの違いについて解説していきますね!
 
 
 
 

◆①甘やかす

 
 
これは子どもの物理的な要求や金銭的な要求を満たすことです。
 
 
例えば 子どもがスーパーでお菓子を買ってほしくて癇癪を起こすことってよくありますね。
 
 
小学生になると、ゲームをやらせろ!!と暴言・怒りが爆発する!なんてこともあるでしょう。
 
 
コレは、応じなくてOK!
 
 
癇癪を起こせば自分の思い通りになると学習させてしまうからです。
 
 

◆②甘えさせる

 
 
甘えさせるというのは子どもの精神的な要求を満たしてあげることです。
 
 
例えば「抱っこして」なんて、小さい子はよく言いますね。
 
 
もう少し成長してくると忙しいときに限って 「ママ、ねえ聞いて」と話しかけてくることもあります。
 
 
実はこれは「甘え」なので「抱っこして!」と言われたら抱っこしてあげたり、スキンシップをしたり、「ママ、ねえ聞いて」と言われたら面倒くさくても話を聞いてあげて欲しいのです。
 
 
甘えに対しては愛情で子どもの心満たしてあげることがとても大事!
 
 
「学校に行きたくない」子どもは、心に不安を抱えている場合が多いため、甘えさせることで安心感を与えてあげることが必要なのです。
 
 
また、しっかりと甘えさせてもらった子は自己肯定感が高まり、失敗してもまた頑張ろうと挑戦する子に育っていくのです。
 
 
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2.不登校は甘やかしすぎ!?登校にこだわっていた私

 
 
お子さんがお母さんと離れられなくて付き添い登校をされているお母さん。
 
 
お子さんが不登校で家でもママと離れられなくて一人の時間が持てないお母さん。
 
 
今、悩んでいる渦中のそんな先の見えないトンネルの中で、ご自分の心が置き去りになっている方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
「学校に行きたくない」という不登校の子どもに大切なことはまず、心の元気を取り戻すことです。
 
 
 
 
私には21歳、16歳のパステルキッズの息子がおり、次男が6年生の時にいじめにあって不登校になったことがあります。
 
 
私もみなさんと同じように不登校になったとき、不安になりました。
 
 
最初は、来年は中学生になるのに学校に行かないなんて甘やかせすぎなんじゃないか、どうしたら学校に行かせられるか?ばかりを考えていました。
 
 
そして私ができることはありとあらゆることをしました。
 
 
けれど、無理やり登校させると一日中机に突っ伏していたり、学校に行こうとすると嘔吐してしまうということが起こりました。
 
 
「学校に行かないなんて甘やかしすぎ、学校に行かせなければいけない」と思ってとった対応は間違っていました。
 
 
ようやく私は学校に行かせるのが大事なのではなく、まずは、次男の心の元気を取り戻すことが第一優先と気づくことができました。
 
 

3.不登校の子の「甘えさせる」ことの大切さ

 
 
「甘やかす」と「甘えさせる」の違いがわかっても、不登校の子をどうやって甘えさせたらよいかわからない…と悩んでしまいますよね。
 
 
不登校の子に甘えさせること、それは不安が強くなっている子の心を、まずは正しく満たしてあげることなんです。
 
 
子どもが甘えてきた時は、突き放さずにたっぷりと甘えさせてあげてください。
 
 
スキンシップは脳科学の視点から考えると、不安・恐怖を生み出す感情の脳の領域と太いネットワークで繋がっています。
 
 
そのため、感情面を豊かに発達させてあげる効果があります。
 
 
また、スキンシップは愛情ホルモンと言われるオキシトシンが分泌されます。
 
 
 
 
「学校に行きたくない」という子どもは不安が減りますし、情緒を安定させたりストレスを軽減させたりする効果があるのです。
 
 
最近の研究では、生後一年ほどの間にオキシトシンの影響を十分に受けると、脳自体がオキシトシンを出しやすいように変わると言われています。
 
 
記憶力が良い、ストレスに強い、といった効果が現れることもわかっています。
 
 
そのため、甘えてきたら受け入れることで、学校に行きたくない子の心を満たしてあげることができるのです。
 
 
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4.甘えさせて心を満たす!エネルギーチャージのススメ

 
 
不登校の子の心を正しく満たす甘えさせ方は、とことん好きなことをさせることで、心のエネルギーを貯めることが大切になってきます。
 
 
不登校の期間中、私が次男に取り組んだ家での過ごし方をご紹介しますね。
 
 
次男は保育園の年長の時から、大河ドラマや歴史漫画にハマっていたことで歴史大好きっ子になっていました。
 
 
そこで歴史検定に挑戦することにしました。
 
 
勉強と言ってもガツガツしていた訳ではないんです。
 
 
・歴史漫画を読む
 
・工作キットのお城を作る
 
・NHKの歴史ヒストリーを家族で見る
 
・家族で歴史の話をする
 
・歴史人物のカルタで遊ぶ
 
 
脳は楽しいことが大好き。
 
 
次男の「知りたい!」と興味を持ったことに親が関わって楽しく過ごしただけなんです。
 
 
その結果、6年生の時に歴史検定の3級に合格することができ、次男の心のエネルギーが溜まっていることを感じました。
 
 
我が家の次男の場合は、たまたま歴史が好きだったわけですが、勉強に限ったことだけではありません。
 
 
ゲームや料理、子どもが好きなことならどんなことでもかまいません。
 
 
好きなことをしながら過ごす時間が、不登校のお子さんの心のエネルギーが溜まる時間になります。
 
 
この視点を持って、お家で活動的な時間を過ごしてみてくださいね。
 
 
 
 
不登校だからと悲観するのではなくまずは正しく心を満たしてあげること。
 
 
満たされるから子どもは挑戦していくようになります。
 
 
学校にいけないからダメなのではなく、学校に行っていない時間を、家族で楽しく過ごす時間にするんだ!と発想を転換してみてくださいね。
 
 
 
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執筆者:横山美穂
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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