初めての事が苦手な小1自閉症の子どもが小学校を好きになる対応

 

初めての事が苦手な発達障害・自閉症小1のお子さんは小学校へのネガティブな印象を貯めてしまいがちです。1日の終わりにあることを子どもに聞いて書くだけで小学校がポジティブな印象に書き換わる方法をご紹介します。
 

【目次】

1.初めての事が苦手な自閉症小1の子どもは入学後が大変!
2.発達障害の特性からくる小学校へのネガティブイメージ
3.小学校をポジティブなイメージにするワクワクノートが大活躍!

 
 

1.初めての事が苦手な自閉症小1の子どもは入学後が大変!

 
 
我が家には小学2年生になる発達障害・自閉症スペクトラム傾向の息子がいます。
 
 
小学校入学の前年には、初めての事、初めての場所が苦手な息子のために就学準備の情報を集めて実践していました。
 
 
・小学校の1日の様子が分かりやすく描かれている本を一緒に読む
・通学路を歩く
・実際に小学校に見学に行く
 
 
など思いつくことをやってきました。
 
 
そのかいもあってか、息子もだんだんと小学生になることが楽しみになっている様子がありました。
 
 
また幼稚園では落ち着いてトラブルや困り事なく過ごせていることから、小1になってもこのまま落ち着いてスタートが切れるのではないか、と私自身が期待しているところもありました。
 
 
 
 
入学式の前日には会場を下見させてもらい、大まかな流れを確認してこれで安心かと、迎えた入学式。
 
 
大きなトラブルもなく終えることができましたが、下見の時とは違い大人数が体育館にいるという状況、初めて会うクラスメイトを前に、不安やとまどいからくる落ち着きのなさが見て取れました。
 
 
これはひょっとするとスムーズにはいかないかもしれない、そう思いました。
 
 
こうしてスタートした小学校1年生。
 
 
毎朝時間までに準備をして出発するものの、学校では教室から出て行ってしまう、別の教室で先生とマンツーマンで過ごすなど、落ち着いてクラスで過ごしていないことが先生からの報告で伺えました。
 
 
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2.発達障害の特性からくる小学校へのネガティブイメージ

 
 
初めての環境、新しい先生、クラスメイトなど、誰でも大なり小なり緊張することはありますが、発達に特性のある子ども達は特に初めての事・初めての場所に弱い傾向があります。
 
 
初めての場面であっても、例えば人の指示を聞いたり、周りの様子を見て今はこんなことをする時なんだなと判断することで、ある程度落ち着いて行動はできますよね。
 
 
しかし、発達障害の特性のある子どもには、
 
 
・目で見て状況を把握して動くことが苦手
 
・先生の話を集中して聞くことができず、指示を聞き漏らして次に何をするのか分からなくなってしまう
 
という苦手さを持つ子どもがいます。
 
 
それゆえ、
 
 
・何となく居心地が悪い
 
・どうしたらいいか分からず不安な気持ちが続く
 
・先生や周りの子どもたちから注意や指摘をされやすくなる
 
 
というネガティブな場面が多くなってしまいます。
 
 
 
 
初めての小学校生活をスタートしただけでなく、4月は特に時間割が毎日変則的だったり、授業以外のイベントがあったりと、環境に慣れるのに時間がかかるタイプの息子にはかなりのストレスがかかっていたと思います。
 
 
実際に、通常の授業とは異なる健康診断や避難訓練などがあると登校への抵抗感があったり、自分がどうしたらいいのか分からない場面があると話していました。
 
 
このままでは小1のうちに小学校は落ち着けない場所というマイナスなイメージがついてしまうかもしれない。
 
 
その前にとにかく小学校は楽しく安全な居場所であるという認識を持ってもらうことに注力することにしました。
 
 
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3.小学校をポジティブなイメージにするワクワクノートが大活躍!

 
 
そこで取り入れたのが、ポジティブなことを聞いて書く「小学校ワクワクノート」です。
 
 
記憶は振り返ることで強化されます。
 
 
ネガティブな記憶を何度も思い出して小学校に対して否定的な記憶を貯めてしまわないように、ポジティブな記憶を振り返り記録することで、小学校への良いイメージを築いていけるようと考えました。
 
 
実際に行ったのは、その日にあった嬉しかったこと、楽しかったこと、新しい発見など小学校に関連することを、第3位まで話してもらい、ノートに記すということです。
 
 
ネガティブなことには目を向けずポジティブなことを振り返り、見返すことで嬉しい記憶を定着させようという考えです。
 
 
最初は、「今日何か楽しいことあった?」と聞いても「分からない、特にない」という返事のときもありました。
 
 
その時には、
 
 
「朝時間通りに準備ができたよね」
 
「登校班では丁度良いスペースを空けて歩けたよ!」
 
「帰宅してすぐにお手紙を渡してくれたね」
 
 
など、どんな些細なことでもこちらが把握していることを伝えて、「これできてたよ!良かったね!」と言うようにしていました。
 
 
もちろん3つも出てこない日もありますので、1つでも出てくればOKとしていました。
 
 
そして、息子が考えた「小学校ワクワクノート」という名前をつけたノートに書き貯めることもしていきました。
 
 
また息子に聞くだけでなく、同時に私の1日の良かったことランキングも子どもたちに話すようにしました。
 
 
息子も私もお互いが発表することで、一方的にならず会話が広がる一助になったと思います。
 
 
 
 
すると、
 
 
「給食がおいしかった」
 
「(空き時間に先生がくれた)間違い探しのプリントが楽しかった」
 
「掃除を〇〇くんが手伝ってくれた」
 
 
など、こちらが聞く前に息子から教えてくれることも出てきて、自ら小学校ワクワクノートに書くようにもなりました。
 
 
そして、小学校ワクワクノートを自ら見返して、「この時の自分頑張ってた!」など過去を振り返る姿も見られました。
 
 
こうして毎日を振り返りポジティブなことを思い出して記録に残すということを続けた結果、息子の中で小学校は楽しいところだというイメージが定着したようです。
 
 
2学期からはクラスで落ち着いて学校生活が送れるようになり、1年生の楽しい思い出を沢山作ることができました。
 
 
現在小学2年生になった息子ですが、1年生よりも2年生の方がもっと楽しい!と言って毎日元気に登校していきます。
 
 
そして帰宅してからその日にあった嬉しかったことを報告してくれます。
 
 
小学校はポジティブな場所と思えるようなワクワクノート、ぜひ取り入れてみてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:菅美結
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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