ASD・ADHD高学年男子の思い込みや思考の偏りを変換するママの質問トーク

 

小学校高学年になると友達関係が複雑化し、孤立感から学校に行き渋るようになるお子さんがいます。そんな時壁になるのが、修学旅行!不安からネガティブ発言を連発しているお子さんの気持ちを切り替える方法についてお届けします。
 
 

【目次】

 
 

1.友達トラブルがさらに複雑化する!小学校高学年に要注意 

 
私の息子は発達障害・自閉症スペクトラム(ASD) ・注意欠陥多動性障害(ADHD)で衝動性があります。
 
 
幼稚園時代から何かと友達トラブルが絶えず、先生と二人三脚で対応したり、スクールカウンセラーのお世話になったりしながら、なんとか友達関係がスムーズにいくよう作戦を考えたりしてきました。
 
 
その成果か、親友と呼べる友達ができたり、集団でお祭りに出かけたりできるようになり、私も一安心!
 
 
発達の特性があっても、友達と上手くやっていけるコツが分かればこの先もうまくやっていくだろうと思っていました。
 
 
ところが小学校高学年になるにつれて、友達関係がどんどん複雑になっていきました。
 
 
子どもたちも先生の前とそうではない所では、自分を使い分けるようになったり、トラブルが起きたら謝って解決、という単純なものではなくなっていきました。
 
 
 
 
さらに息子自身が、今まで気づかなかった、人の気持ちや感情がわかるようになって、より友達の言葉に敏感になったり、心を痛めたりするようになりました。
 
 
そんな中で6年生の行事の中でも大イベントの修学旅行! 
 
 
息子は、「来るなと思ってるヤツもいる」「行きたいけれど行きたくない」とネガティブな言葉を口にするようになっていきました。
  
 
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2.思考の極端さが友達トラブルを加速させているかも!?

 
 
このようにネガティブ感満載の息子の修学旅行、友達トラブルが多い子にとって一番不安なのがグループ決めです。
 
 
息子自身もものすごく気にしていて、「一緒になる子は誰もいない…」と口にしていました。
 
 
ですが、ふたを開けて見れば、「一緒のグループになろう!」と声をかけていてくれたグループが3つもあり、グループ分けをきっかけに孤立感を高めてしまうことは避けることができました。
 
 
本当に息子が友達関係でつまづいているのだとしたら、声をかけてくれるグループはなかったでしょう。気を遣ってくれる子もいるかもしれませんが、3グループも声をかけてくれることにはならないはずです。
 
 
ここで私は、友達関係について息子の捉え方と実際の友達の捉え方に大きなギャップがあることに気づいたんです。
 
 
小学校高学年の男の子といえば、どうしても言葉が乱暴になったり、ノリや冗談で鋭い言葉を遣ったりすることも珍しくありません。
 
 
ですが、息子はそれを冗談とは受け取れず、0-100思考的に極端評価をしているのではないかと感じました。
 
 
 
 
 
また、注意して聴いていると「クラスのみんなが」という表現をよく耳にするようになりました。実際は一部の子だけが言っている言葉でも、全員から言われているような感覚を持っているのです。
 
 
こんな偏った捉え方をしている上に、コミュニケーションが未熟な子ども同士の会話は、自分の言いたいことが上手く伝わらなかったり、相手の言っている事に共感できなかったりと、幾つもハードルがあります。
 
 
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3.ネガティブな捉え方や極端な思考を質問で変換!

 
 
そこで息子の友達関係の悩みを一つずつ解決していけるように、息子と会話し、気持ちをポジティブに切り替えることを意識して接するようにしました。
 
 
そうすると、事実を子どもと一緒に再確認することが意識を切り替える大きなきっかけになったことに気づきました。
 
 
2つのエピソードをご紹介しますね!
 
 

◆実は、一緒に行きたいと言ってくれた友達がいた!

 
 
修学旅行のグループ決め、実はもともと「息子君が行くなら、私も行く!」と言ってくれていた子がいたんです。 
  
 
息子本人も、口では「誰もいない」と言いつつも、本当に誰もいないというわけではないとわかってるはずなのですが、ネガティブ思考優勢の時はそう思えなくなっていました。
 
 
「あの子が一緒に行くって言ってたよね!」と会話で再認識させてあげることで、ポジティブに変換することができました。
 
 

◆実は、嫌な子との接触は少なそうだった!

 
 

次に、なぜ行きたくないのか、どんなことが心配なのかと質問してみると、「嫌な事を言ってきたり、してくる子がいる」と教えてくれました。

 
 
さらに、どんな事を言われると嫌な気持ちになるのか、どういう時に言ってくるのかなど、幾つか質問を繰り返していきました。
 
 
すると息子から、「でも今回はグループでも部屋でもバスでも、その子とは一緒じゃない」との発言が!
  
 
「それなら、嫌な思いをすることはほとんどなさそうだね」と言うと、「そうだ!じゃあ行こうかな」と参加に前向きになれました。
 
 
 
 
質問をする:答える、答えを再認識する
 
 
この対話をすることで、モヤモヤとしていたときには気づけなかった事実に気づけるようになり、自分でポジティブな思考へと切り替えることができました。
 
 
発達凸凹な子のネガティブに偏りがちな思考は、お母さんや周りの人と落ち着いて対話し、情報を整理することで「大丈夫な理由」を自分で見つけることができるようになります。
 
  
イベントが苦手な子にも、思い込みと事実を整理して捉えることで、不安を楽しみに変えるきっかけをつかむことができます。
 
 
こういった会話を何回か繰り返したことで、息子は修学旅行を楽しむことができ、嫌だと思う事を一つ乗り越えられた自信が付きました。
 
 
ネガティブな気持ちを切り替えて楽しんでいけることが増えたら、お母さんとしても嬉しいですよね。
 
 
一歩一歩、トラブルを乗り越えて、自信を付けていくお子さんの成長がお母さんの自信にも繋がります!
 
 
何気なくしている会話で、子どもの思考をポジティブに切り替えられた例、お役に立てると嬉しいです。
 
 
 
 
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執筆者:五上亮子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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