発達凸凹長男は留守番!家族みんなで旅行する常識を手放し子どもの自立心を育てる秘訣

 

ADHD傾向の長男は時間管理が苦手なため、旅行中も時間に追われてみんなでイライラ…。今回、次男の小学校の代休を利用し、長男は留守番でママが不在でも、充実した時間を楽しめ長男の自立心が育っていました。

 
 

【目次】

1.ADHD傾向の長男との旅行は予定通りに行かず、みんながイライラ!
2.どうして時間管理ができないの?
3.中学生は親より友達と遊びたい?
4.ママが一緒にいなくても子どもはできる

 

1.ADHD傾向の長男との旅行は予定通りに行かず、みんながイライラ!

 
 
私は、ワーキングマザーで注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の中学2年生の長男と小学3年生の次男を育てています。
 
 
学校の長期休暇や土日の連休で私が休みのときは、家族旅行を予定して非日常生活を楽しむようにしています。
 
 
しかし、ADHD傾向の長男は、宿泊先の夕食の時間になっても
 
 
「今はお腹すいていないから食べたくない。」
 
「まだゲームで遊ぶ。」
 
 
と言って食事するのが遅くなってしまい
 
 
「早くやめなさい!」
 
「なにやってんの?もうご飯の時間だよ!」
 
 
と注意すると「うるせー」と怒り出し親子口論バトルが勃発!
 
 
そして、朝になると朝食の時間になっても起きられないこともしばしばあります。
 
 
これではせっかく楽しみにしていた旅行が台無しですよね。長男の時間管理のなさからみんながイライラしていました。
 
 
 
 

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2.どうして時間管理ができないの?

 
 
実は、時間管理ができないのは発達の特性から「海馬」と呼ばれる記憶系の脳の一部に発達の遅れがあるからです。
 
 
ですから以下の困りごとが起きやすいのです。
 
 
見通しが持てずやらなくてはならないことが先延ばし
 
予定や時間をすぐ忘れてしまう
 
●計画性がない、目についたことに取りかかってしまう
 
 
日常生活でも時間管理が苦手なのに旅行となるとさら見通しがたてられず、時間通りに行動することができないのです。
 
 
旅先でも親子喧嘩勃発ではせっかくの非日常生活でストレス発散どころかストレスが溜まる一方ですよね。
 
 
 
 
しかし、発コミュを習うとこの親子喧嘩がなくなり親子関係が修復します!よかったらこちらの記事を読んでみてくださいね。
 
 
 
 
今回は、長男はお留守番で家族3人で旅行へ行くことにしました。
 
 

3.中学生は親より友達と遊びたい?

 
 
先日、次男の運動会の代休で月曜日が休みとなりましたが、長男は中学生なので学校がありました。
 
 
次男は体重がここ1年で急激に増加してしまい、走るのが苦手。運動会を頑張ったご褒美が「お泊りでアスレチックへ行きたい」
 
 
「次男君が運動会で頑張ったから、代休でアスレチックに連れて行ってあげたいんだけど、長男も行かない?」と誘ってみたところ、
 
 
「アスレチックは行きたいけど、友達と遊びたい。学校もあるから3人で行ってきて。お小遣いよろしく!」と長男から返事がありました。
 
 
「月曜日の準備は、自分でできるかな?」
 
「朝は起きられるかな?」
 
 
など心配でしたが、長男からは大丈夫。できるよ。1日だけでしょ?おばあちゃんもいるし。」と返答がありました。
 
 
「長男をおいて旅行にいくなんてかわいそうかな」という想いももちろんありましたが、中学生になると親より友達が優先になってくるようで長男本人は全く気にする様子はありませんでした。
 
 
長男の言葉を信じて次男と家族旅3人で1泊2日の旅行へ行くことにしました。
 
 
そして、次男が楽しみにしていたアスレチックを親子で堪能し、ホテルでも時間に余裕をもって食事をすることができました。
 
 
 
 
一方長男は、どのような週末を過ごしていたのか気になりますよね?
 
 
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3.ママが一緒にいなくても子どもはできる

 
 
長男はというと、日曜日に友人と遊び、月曜日の朝は自分で起き学校へ行くことができました。ママが不在になることで、「自分がしっかりしなくては!」という意識が働いたのかもしれません。
 
 
実は、ママが不在のときに子どもの自立心が芽生えるケースは珍しくありません。日頃口うるさく言う人がいないと、子どものペースで動くことができる証明なのかもしれませんね。
 
 
帰宅後、長男と顔を合わせると「今日は自分で起きて学校へ行けたんだね。時間割もやっていったんだね。」と声をかけました。
 
 
「大丈夫!ママがいなくてもできるから。」と長男の言葉を聞きながら、少しずつ自立の芽が育っているのかなと感じました。
 
 
そして、留守番で嫌じゃなかったかこっそり確認すると「沖縄や北海道とかならずるいなって思うけど、友達と遊べたから。それに弟が頑張っていたんだからご褒美になったんでしょ。」と兄らしい一面を見せてくれました。
 
 
 
 
今回は1日だけだったので毎日継続するのは難しいでしょうが、少しずつ自立を促す計画を立てていこうと思います。
 
 
みなさんも発コミュから常識を手放して、子どもの自立を促していきませんか?
 
 
 
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執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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