発達障害・グレーゾーンの子どもの不安をワクワクに変えるには?

 

不安が強い発達障害の子どもの対応に悩んでいませんか?子どもの不安は大人にとって理解しがたいこともあります。つい「大したことない、大丈夫だよ」と言いたくなりますが、そんなことでは動かないのが発達凸凹キッズ。彼らにやる気を授けるコツをお伝えします。
 

【目次】

 

1.不安が強くてできないことだらけ

 
 
わが家の発達障害・グレーゾーンの9歳の長女は小さい頃から不安を感じやすい子でした。
 
 
例えば公園の広い芝生が空いていたので「かけっこしよう!」と誘うと、「いつものおじいちゃんたちが来たらどうする?怒られるかも」
 
 
旅行に出かける時には、「電車が止まったらどうする?バスも止まったら?帰れないよ?」
 
 
絵本に出てきた船に「乗ってみたいね!」と言うと、「沈むかもしれないよ?」などなど。
 
 
「こうなったらどうする?ああなったらどうする?」と口にする不安にひとつひとつ「そうなったらこうしよう」と答えても最後には「やりたくない!行きたくない!」という結論になります。
 
 
 
 
不安に思うのは“怖い”ことだけではなく、“はずかしい”ことに対しても。
 
 
テレビを見ていて人が失敗しそうな場面や、笑われそうな場面、はずかしそうな場面が出てきそうだと感じると、サッと隠れたり、耳をふさいで大きな声で歌いだしたりします。
 
 

2.はずかしくて従兄と会いたくない!

 
 
小学生になってからは従兄と会うこともできなくなりました
 
 
小さい頃はよく一緒に遊ぶ機会があり、会えることをとても楽しみにしていた娘。
 
 
ところが従兄たちが中学生になると会える回数も減ってしまいました。
 
 
お兄ちゃんになった従兄たちを知らない人のように感じるのか、久しぶりに会うことを嫌がるようになりました。
 
 
 
 
どうしても行きたくない長女を無理に連れて行く気にはなれず、外出をあきらめることが多くなっていました。
 
 
長女は行きたくないけれど次女は行きたい。そんな場面が増え、対応に悩まされることもありました。
 
 
お留守番チームとお出かけチームに分かれることもありましたが、「お姉ちゃんと一緒に行きたい」と言う次女に我慢してもらうことのほうが多く、このままでは家族みんなストレスを抱えてしまうのでは…?という気持ちでした。
 
 
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3.発達障害の子どもが不安を感じやすいのにはわけがある

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは不安やストレスを感じやすいという特性があります。
 
 
たとえば幸せホルモンのうちのひとつ“セロトニン”は、不安をやわらげたり、やる気をアップさせる働きがあります。
 
 
発達障害がある子どもは、ストレスによってこのセロトニンが不足しがちです。
 
 
さらにネガティブな記憶をためやすく、小さな失敗がいつまでも尾を引いてしまい、自信が持てず自己効力感が低めなのです。
 
 
“自己効力感”とは自分の行動には効果があるという、未来に対する自信や期待です。
 
 
不安感やストレスを抱えやすい発達障害の子どもに無理強いをしてもいいことは何もありません。
 
 
 
 
そこで子ども自ら「やってみたい!行ってみたい!」と思えるように、“子どもが好きなこと”の力を借りて対策を練りました。
 
 
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4.不安をワクワクに変えるには?

 
 
どこにも行きたくない気持ちが高まっていた娘に、久しぶりに祖父母の家で従兄たちと集まることを伝えました。
 
 
反応は予想通りの「行きたくない」
 
 
そこで不安をワクワクに変えるため、ゲームを利用して”好奇心くすぐり作戦“を決行しました。
 
 
不登校になってから毎日ひとりでゲームをしていた娘には、実は誰かと一緒にゲームをしたいという気持ちがありました。
 
 
そこで事前に細かい内容を従兄のお母さんにメールで確認してから、従兄に電話をしました
 
 
久しぶりの電話で最初ははずかしがっていたものの、すぐに打ち解けて話ができ、その結果「わからないところを教えてもらう」という約束をすることができました。
 
 
 
 
あれほど嫌がっていた娘が「早くおばあちゃんちに行きたいな」と言うようになりました。
 
 
本来の目的は変えず子どもだけの目的を作ることで、不安より好奇心が勝ち、目的を達成することができたのです。
 
 

5.不安をやわらげるには“成功体験の積み重ね”を

 
 
ゲームを教えてもらうという経験をして以来、娘はゲームでわからないことがあると「今度いとこに会えるのはいつ?」と楽しみにするようになりました。
 
 
娘が勇気を出して電話で話せたこと、いとこに教えてほしいと言えたこと、そして祖父母の家に出かけたこと、たくさんのミッションをクリアできたから感じられたことです。
 
 
 
 
これら一つひとつの「できた!」を次の不安に打ち勝つための力にするには、言葉にして伝えることが大切です。
 
 
「電話で話せたね」と、できたことを言葉にして子どもに伝えます。
 
 
案外子どもはできたことに気づいていないことがあります。
 
 
できないことなんて気にせず、どんな小さなことでもできたことに注目すると、子どもは毎日たくさんの成功体験を積むことができるのです!
 
 
小さな成功体験の積み重ねが、子どもの大きな自信につながります。
 
 
子どもが自然と動き出せるよう、成功体験をコツコツ貯めていきたいですね。
 
 
 
 
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執筆者:本田ひかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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