小学一年生の暴言暴力への正しい対応!脳科学で紐解く原因と解決の3ステップ

 

小1から突然始まった暴言暴力…。実はその反抗的な態度の裏には、脳の未熟さと不安が隠れています。厳しく叱っても逆効果だった理由と暴力が3週間で激減した「肯定の注目」や「スルー」の具体的なやり方を、実体験に基づき脳科学の視点から解説します。
 

【目次】

1.小学一年生で暴言・暴力が増える現状と親の苦悩
2.なぜ暴れる?脳科学から見た小1の暴力・暴言の2大原因
◆感情のコントロールができない
◆脳の「繰り返し性質」が暴力行為を定着させてしまう
3.暴力的な小1が変わる!家庭でできる3つの正しい対応策
【STEP1】「肯定の注目」で落ち着いている時間を増やす
【STEP2】アンガーマネジメント(絵本)で怒りの制御を教える
【STEP3】暴言暴力には取り合わない!「スルー」を徹底する
4.家族の笑顔を取り戻すために対応を変えれば必ず解決する

 
 

1.小学一年生で暴言・暴力が増える現状と親の苦悩

 
 
すぐに暴言を吐き、手が出てしまう!小学生の暴力を振るう子に、何度厳しく注意しても、優しく諭す対応をしても、おさまらない…
 
 
そんな子どもの暴言暴力は原因を理解して正しく対応することでなくなり、本来の素直なお子さんの姿を取り戻せますよ!
 
 
私は以前、小学1年生の息子の激しい家族への暴言暴力に悩まされていました。
 
 
小学校に入学した息子は、新しい環境に適応できずに行き渋りが始まったのです。
 
 
先生方に「とりあえず学校まで送ってもらえたら、こちらで対応しますので」と言われ、それからは私も一緒に登校し、校門で先生にバトンタッチすることを4月末まで続けていました。 
 
 
 
 
 
しかし、朝の行き渋りは変わらず、3週間後には家に帰りたいと小学校から脱走!
 
 
その際、先生に体を押さえられてしまい、抵抗するために暴言を吐いたり、暴力を振るうことがありました。
 
 
それからの息子は、人に対して反抗的になり、常に戦闘態勢、とても暴力的な子どもになっていったのです。
 
 
一学期の母子登校を経て夏休みに入ると、状態は良くなるどころか悪化…
 
 
素直さがなくなり、行動力も落ちていき、8月中旬からは不安感が原因で外出すらできなくなり、二学期にはついに不登校になりました。
 
 
それと同時に家族への暴力行為もさらに激しくなっていき、一緒に居る時間が長い私と娘は、息子の暴力に怯えて暮らしていました。
 
 
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2.なぜ暴れる?脳科学から見た小1の暴力・暴言の2大原因

 
 
素直で優しかった子どもが小1になって、なぜひどい暴言を吐き、激しい暴力を振るうような反抗的な子どもになってしまったのでしょうか?
 
 
子どもが暴力的になる原因を脳科学の視点から紐解くと、感情コントロールの未熟さ、同じ行動を繰り返すという脳の性質にあることがわかります!
 
 

◆不安と恐怖で「感情コントロール」が効かなくなる脳の仕組み

 
 
子ども自身が感情コントロールができないことが、暴力を振るう原因の一つになります。
 
 
実は息子の暴力行為は、小学校から抜け出そうとして、先生方に取り押さえられた時から始まりました。
 
 
脳は、強い不安や恐怖を感じると、感情を司る部分が大暴れしてしまいます。
 
 
脳の感情を司る部分が暴れている時には、普段は思考している脳のエリアが働かなくなってしまうです。
 
 
そのため、落ち着いている時には暴力行為はいけないことだとわかっていても、不安に襲われた時には、感情のコントロールができなくなり、正しい行動が何かなんて考えられなくなります。
 
 
 
 
 

◆脳の「繰り返し性質」が暴力行為を定着させてしまう

 
 
脳には、同じ行動を繰り返す性質があります!
 
 
良い行動も、暴力行為や暴言を吐くなどの悪い行動も繰り返すことで定着してしまうのです。
 
 
不安になったときに、殴る蹴るといった暴力行為をしてしまうことを繰り返すことで、その行動が脳の中で強化されていきます。
 
 
うちの息子も、暴力を振るう状況を何度も繰り返した結果、どんどん暴力的になっていきました。
 
 
子どもがだんだんと暴力的になってしまう原因が紐解けましたか?
 
 
次は、暴力を振るう子どもに対してどう対応していくのかお伝えします。
 
 
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3.暴力的な小1が変わる!家庭でできる3つの正しい対応策

 
 
子どもの暴力行為は適切に対応をしないと必ず悪化します!
 
 
暴力には注目せず、落ち着いている時間を増やしながら、感情コントロールの仕方について子どもに伝えていくことが解決への近道です!
 
 
子どもに暴力を振るわれることはとても辛く悲しいですが、何より本人が一番つらい思いをしているのです。
 
 
今すぐ正しい対応を実践し、子どもの心を救い、家族で笑い合える日々を取り戻していきましょう。
 
 

◆【STEP1】「肯定の注目」で落ち着いている時間を増やす

 
 
暴力(好ましくない行動)に注目しても、暴力行為がなくなることはありません。
 
 
大事なことは、何も起きていない時間を長くしていくことです。
 
 
暴力行為が定着しにくくなり、やがておさまっていきます。
 
 
暴力を振るう状態の子どもは、強い不安があったり、自分に自信がなくなっていたりする場合がほとんどです。
 
 
まずは、安心感を与え、自信を取り戻してあげることが先決です。
 
 
つまり、何も起きていない時間に肯定をすることが一番大切なのです。
 
 
反抗的で暴力を振るう子どもには、肯定の言葉がなかなか伝わりづらいこともありますが、以下の三つはとても効果的です。
 
 

①スキンシップ

 
 
スキンシップによって、愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンを出すことができます。オキシトシンには、不安感や恐怖心を和らげる効果があります。
 
 
不安感が強くなっていた息子は、自分から背中や足をさすってほしいと言ってくることもあり、スキンシップで安心感を与えることができました。
 
 

②実況中継

 
 
「自分で起きれたね」、「もう食べたんだね」等、今やっていること(事実)を言うことで、本人にできていることがあると気付かせ、それをお母さんはちゃんと見ているよと伝える肯定になります。
 
 

③感謝を伝える

 
 
「ゴミ捨ててくれたんだね!ありがとう」等、当たり前のことにも感謝を伝える。人の役に立てた!という気持ちは自信に繋がります。
 
 
また、「○○君のこと大好き!○○君が居てくれてママ嬉しいな」とストレートに愛情を伝えることもしていました。
 
 
はじめは素直に喜んでいなくても、大好きと伝え続けることで、「わかってるよ!ママは○○のこと大好きなんでしょ!」なんて反応するようになりました。
 
 
このように、そのままの子どもを肯定することで、自己肯定感を付けることができます。
 
 
何も起きていないときの肯定の注目によって、息子は元々の甘えん坊な姿も見られるようになり、3週間目には暴力が明らかに減りました
 
 
 
 
 

◆【STEP2】アンガーマネジメント(絵本)で怒りの制御を教える

 
 
子ども自身に怒りの感情をコントロールする方法を教えてあげることで、本人も暴力を振るいそうになったときに対処できるようになります。
 
 
うちの息子はまだ小学1年生でしたが、冷静なときには「自分は家族に暴力を振るう悪い子」だと感じ、苦しんでいました。
 
 
本当は子どもだって、大好きな家族への暴言や暴力をやめたいのです。
 
 
私のおすすめは、子どもが落ち着いているときに、アンガーマネジメントに関する絵本を読み、その物語の中で自然に感情コントロールを教える方法です。
 
 
人間の脳は、物語や感情がセットになって入ってきた情報を記憶しやすいという性質があります。
 
 
物語の中でなら、子どもも自分が責められている感覚にはならず、エピソードや感情と一緒に素直に受け入れることができます。
 
 
私が実際に使用した、おすすめの絵本をご紹介しますね。
 
 
かいじゅうポポリはこうやっていかりをのりきった
 著者:新井洋行 岡田俊 監修(児童精神科医/医学博士)
 
 

◆【STEP3】暴言暴力には取り合わない!「スルー」を徹底する

 
 
暴言や暴力(好ましくない行動)は、スルーするのが鉄則です。
 
 
まず、好ましくない行動を始めたら、すぐその場を離れて、少しの間1人にさせる。
 
 
追いかけてくる場合もありますが、一番良いのは追いかけて来なくなるまで離れてしまうことです。
 
 
我が家でも息子が追いかけてきたときは、娘を外へ逃がしたり、私自身も外に出て隠れたりした経験があります。
 
 
その後、一人で落ち着くことができたら成功です。
 
 
そして、落ち着けた時には肯定をして、その行動を定させます。
 
 
しかし、子どもによっては、落ち着いたことを肯定すると、また暴力がぶり返すことがあります。
 
 
その場合、落ち着けたら“次の行動に切り替える声掛け”をして肯定します。
 
 
具体的には、「○○君、おやつを食べようか?」、「一緒に遊ぼう!」等、楽しい次の行動に誘う声掛けです。
 
 
暴力行為が起きた時、この対応を諦めずに続けると、子どもはだんだん暴力行為を我慢し始めます。
 
 
・イライラしたら、自分で1人になれる部屋へ行き、少し落ち着いてから帰ってくる
 
・怒りの原因である行動を自分からやめて、違うことをしようとする
 
 
このように、自分から気持ちを落ち着かせる行動ができるようになってきます。
 
 
 
 
 

 

4.家族の笑顔を取り戻すために対応を変えれば必ず解決する 

 
 
私が発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)の正しい対応を学ぶことによって、私の対応が変わり、その変化によって息子も変わりました。
 
 
最初、発コミュや私の対応を理解してくれなかった主人は、暴力を振るう息子を𠮟りつけ、せっかく減った家族への暴力行為がぶり返してしまったこともありました。
 
 
そんな主人でも息子の変化を目の当たりにしたことで納得し、協力してくれるようになりました。
 
 
また、息子の暴力行為がおさまったことで、家は戦場から安全基地に戻り、家族で楽しい時間を過ごすことができています。
 
 
現在、子どもの暴力行為がなかなか解決せずに悩まれている方に伝えたいです!
 
 
子どもの暴力への対応は、精神的にも肉体的にもとても辛いですが、変化を焦らず、諦めずに対応を続けていけば、必ず暴力行為をおさめることはできます!
 
 
大丈夫です!必ず解決する日が来るので、諦めないでくださいね。
 
 
 

小学生になって暴力を振るう子についてのよくある質問(FAQ)

 
 

Q1:なぜ小学一年生の子どもが暴力的になるのですか?

 
 
A1:主な原因は2つあります。
 
1つは脳の感情を司る部分が未熟で、不安や恐怖を感じると思考する脳が働かなくなること。
 
もう1つは、脳の「同じ行動を繰り返す」という性質により暴力行為が定着してしまうことです。
 
 

参考:暴言を吐く子ども(低学年)がママにだけ暴力を振るのはなぜ?叱っても治らない理由とママの対応法

 
 

Q2:子どもが暴力を振るってきた時、親はどうすべきですか?

 
 
A2:「スルー(反応しない)」が鉄則です。
 
すぐにその場を離れ、物理的な距離を置きます。
 
追いかけてくる場合にもできるだけ離れ、目を合わせず、好ましくない行為に対しては反応しないようにして、子どもが一人で落ち着くのを待ちます。
 
落ち着いたタイミングで、さりげなく別の行動(おやつや遊び)に誘うのが効果的です。 
 
 

Q3:肯定的な声かけの例は?

 
A3:暴力がない時間にスキンシップ、実況中継、感謝の言葉で肯定し、子どもの自己肯定感を高めます。
 
普段から好ましい行動に注目し、声をかける意識を持つことが大切です。 

 

 
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執筆者:なかむらあゆみ

(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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