イライラが止まらないのは「プチうつ」のサインかも⁉発達障害・グレーゾーンの子育てをするママの負担は2倍って知っていますか?心のSOSに気づき、親子の感情を整えるヒントをお伝えします。
【目次】
1. イライラが止まらない!グレーゾーンの子育ての負担の真実
2.あなたの今の状態は?プチうつセルフチェック
3.親子でイライラに巻き込まれない脳ケア術
1.イライラが止まらない!グレーゾーンの子育ての負担の真実
子育て中のイライラは避けられないものですが、いつもイライラしてコントロールできなくなっているなら「プチうつ」のサインかもしれません。
脳のケアをすることでイライラはコントロールできるようになるので安心してくださいね。

とはいえ、子育て中のお母さん、中でも発達に特性のあるグレーゾーンのお母さんの負担は大きいことが研究から分かっています。
厚生労働科学研究からは、特に自閉スペクトラム症のお母さんの40%は抑うつ状態であると報告がされています。
これは、一般の子育て中のお母さんの倍とされています。
また、アメリカの調査では、自閉症スペクトラム症のお母さんのストレスレベルは、戦闘中の兵士に匹敵するという論文も出ています。

毎日、イライラして子どもに怒りをぶつけては寝顔に懺悔したり。
イライラを我慢して耐えたものの、結局ちょっとしたことで爆発しちゃったり。
感情に振り回されながら子育てしていませんか?
イライラはダメな感情として扱われがちですが、不安な気持ちが変化したもので心のSOSの可能性が高いんです。
心のSOSと言っても、実はイライラや悲しいなどの感情は脳で生まれています。
胸のあたりが緊張してドキドキしたり、恋をするとキュンとしたりするのは、脳の感情を感じる部分(扁桃体)が体に指令をだした結果なんです。
ですので、イライラがコントロールできない時は脳のケアが必要になるわけなんです。
2.あなたの今の状態は?プチうつセルフチェック
ここでちょっとどれだけイライラに支配されているか簡単なチェックをしてみましょう。
「はい」か「いいえ」で答えてくださいね。
① 子どもの機嫌が悪くても一緒にイライラしたり巻き込まれたりしない
② 感情的にならずに子どもに対応している
③ 子どもを強く叱りつけたり言い合いになったりすることはほとんどない
「いいえ」が多いほど、イライラに巻き込まれていて「プチうつ」の可能性が高いと言えます。
この状態だと、子育ての困りごとが多く、お子さんとのトラブルが絶えないのではないでしょうか?
お互いの感情や行動に振り回されて、近づきすぎてヤケド!お互い巻き込まれて発火!なんてことが起きていることが想像されます。

私も以前は全て「いいえ」の状態でした。
もちろん、今でもコンディションが良くない日もあれば、イライラしちゃう日もあります。
ですが、知識やスキルを身につけたことで、調子がよくない時には今はそういう時なのだとやり過ごすこともできるようになりました。
ここで大事なのは、子どもかお母さんどちらかの問題にフォーカスするのではなく、両方の軸で脳ケアしていくことです。
3.親子でイライラに巻き込まれない脳ケア術
ということで、これから今日からすぐに取り組める脳ケア術を伝授していきます。
やることは、「3つ良いところを発表する」たったこれだけです!

お母さん1人でノートに書いてもよし!夫婦で言い合うもよし!お子さんと言い合うのもOKです。
私が推奨しているのは、お子さんと寝る前のベッドタイムの習慣にする方法です。
・ハンバーグ美味しかった!
・お母さん頑張って作ったよ
・〇〇ちゃんが手伝ってくれて嬉しかったな!
・〇〇ちゃんの今日の髪型可愛かったよ
・お母さんこの間より上手に結べた!
・今日は早く布団に入れて嬉しい!
そんなことで良いの?というようなことで構いません。
自分のことだけで3つ発表する日があってもいいし、お子さんのことで3つ占める日があっても大丈夫です。

イライラの原因になっている不安やぐるぐる思考を止めてくださいといってもなかなか止めることはできません。
ならばその思考を止めることに労力を使うのはやめて良いことを探すことに使ってくださいね!ということです。
寝る前の週間にしたら毎日継続して連続トレーニングができます。
毎日できなかったとしても、気づいた時からまた取り組んでみて欲しいと思います。
自分に肯定的な目を向けられないママは会いに来てくださいね
執筆者:蒔田よう
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)