文章力がない発達障害グレーゾーン!日記・読書感想文がスラスラ書ける対応

 

子どもが文章書けない、日記や読書感想文もまとまらない…と困っていませんか?文章力がない発達障害グレーゾーンの小学生にはママが会話を変えてサポートすることで、文章がスラスラ書けるようになります。
 

【目次】

 
 

1.日記や読書感想文が書けない!文章力がない!子にお悩みのママへ

 
 
小学生になると、「日記」「感想文」といった“書く”宿題が急に増えてきます。
 
 
「感想が思いつかない!」と言って固まってしまったり、「書けない!」と嫌がったりする小学生に頭を悩ませているママも多いのではないでしょうか。
 
 
 
 
特に発達障害グレーゾーンの子どもたちには、書くことそのものが苦手ということもあります。
 
 
そんな文章書くのが苦手な小学生の書けない理由を知って対応を変えるだけで、日記や読書感想文がすらすら書けるようになります。
 
 
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2.発達障害グレーゾーンの子が文章書けないワケ

 
 
発達障害グレーゾーンの子が文章を書けないのは脳が関係しています。
 
 
日記や読書感想文を書くには3つのプロセスがあります。
 
 
①内容を思い出す
②内容について考える
③文字でアウトプットする
 
 
この3ステップのすべてに情報を一時的に記憶しながら作業する「ワーキングメモリ」という脳の働きが関わっています。
 
 
文章を書くには、このワーキングメモリを使って思い浮かんだ言葉を記憶しながら順序立てて表現する必要があるのです。
 
 
そのため、ワーキングメモリが弱い子は書くことが難しく、文章が書けないのです。
 
 
また、集中が続きにくい注意欠陥多動性障害(ADHD)や感情の表現が苦手な自閉症スペクトラム(ASD)といった発達障害の特性も関係している場合もあります。
 
 
このような脳の特性により、日記や読書感想文といった「自分の考えを整理して書く」課題は、特にハードルが高くなりがちです。
 
 
 
 
しかし、脳が発達する順番を知って、正しく対応することで、文章を書けるようになります。
 
 
私たちの脳は「話す→書く」という順番で発達するため、普段の会話で子供のタイプに合ったサポートをしてあげることで、書く力がぐんと伸びていきます。
 
 
 
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3.タイプ別!文章書くのが苦手な小学生がスラスラ書けるサポート方法

 
 
ここでは、文章を書くのが苦手な子の理由を4つのタイプに分けて、それぞれに効果的なサポート方法を紹介します。
 
 

◆タイプ①何を書けばいいのか分からない

 
 
情報の整理が苦手な子は、何を書けばいいか分からないまま固まってしまいます。
 
 
ADHDタイプの子は集中力のコントロールが苦手なため、何を書こうか考えていたのに別のことをしてしまったり、アイデアが浮かびすぎて選べなかったりします。
 
 
また、ルールや決まりごとを守ることが得意なASDタイプの子は「何を書いてもいい」と言われると、逆にアイデアが出てこないのです。
 
 
ママは「今日は○○でこんなことしてたね!」と楽しく話して、アイデアになるヒントを出してあげましょう。
 
 
日常の写真を活用すると記憶がよみがえりやすく、日記が書きやすくなります。
 
 

◆タイプ②書き方が分からない

 
 
ワーキングメモリが弱い子は、思い浮かんだことを文章にまとめるのが苦手です。
 
 
話が飛びがちで、出来事を順序立てて説明するのも難しいです。
 
 
会話の中で5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうやって)をインタビューしてみましょう。
 
 
 
 
話した内容をママが付箋に書き、それを並べて書く前に言葉を見える化すると効果的です。
 
 

◆タイプ③:感想が思いつかない

 
 
ASDタイプの子は共感することや気持ちを表現することが苦手で、「感想?特にない」「面白かった、以上」となることもあります。
 
 
感想が思いつかずに、「その子じゃないからわからない!」と答えるかもしれません。
 
 
このタイプの小学生には「共感しなさい」と求めるのではなく、「あなたはどう思ったの?」「どこが面白かったの?」など丁寧に聞いてあげましょう。
 
 
自分の気持ちで話すには時間がかかる子もいます。
 
 
急かさず、安心できる環境で待ってあげることが大切です。
 
 

◆タイプ④:書くこと自体が苦手(書字障害・ディスグラフィア)

 
 
話すのは得意なのに、いざ書こうとすると手が止まってしまう子は、書字障害(ディスグラフィア)の可能性があります。
 
 
これは、ワーキングメモリで「記憶する・考える・書く」を同時に進めるのが苦手なためです。
 
 
おすすめは、ママが子どもとの会話をもとに文章を作って、それを子どもがなぞって書く方法です。
 
 
書く負担がぐっと減って、「書けた!」という自信にもつながります。
 
 

4.日記が書けない息子が15分で原稿用紙1枚完成!

 
 
わが家の発達障害グレーゾーンの息子は小学5年生で、毎日日記の宿題があります。
 
 
小学1・2年生は絵日記、小学3年生は半ページ、小学4年生以降は原稿用紙1枚分の日記です。
 
 
毎日バトルで本当に憂鬱でした。
 
 
「書きなさい!」「これ書いたら?」 そんな声かけではまったく進まず、2時間以上かかる日もありました。
 
 
しかし、息子は日記を書かないのではなく、書けなかったのです。
 
 
ワーキングメモリが弱いという息子の脳の特性を知ってから、話すことで脳の中を整理できるように親子の会話を意識するようにしました。
 
 
例えば
 
 
子「ママ、今日すごかったんだよ!」
母「何がすごかったの?」(What)
子「学校のプールに入りそうな特大のやつ、打ったんだよ!」
母「えっ!?プールに入りそう!?」
子「そう、場外ホームラン」
母「ああ、ホームランね。野球やったのね。誰とやったの?」(Who)
子「クラスの友達」
 
 
こんな風に息子にインタビューしました。
 
 
そして、
 
 
「クラスの友達と野球して、プールに入りそうなぐらいの場外ホームランを飛ばしたんだね!」
 
 
会話の内容を整理して伝えました。
 
 
日記にするために、私が付箋に言葉を書いて、息子がそれを並べ変えるというやり取りを毎日コツコツ続けました。
 
 
今では原稿用紙1枚分の長さの日記を、15分ほどでスラスラ書けるようになったんです。
 
 
書いた文章を先生に渡し、トラブルの解決にもつながった経験もあります。
 
 
文章を書くのが苦手だった息子が、「ぼくは文章が書ける!」という自信を手に入れました。
 
 
 
 
発達障害グレーゾーンの子は文章を書くことが苦手!文章力がない!と思われがちですが、適切なサポートで乗り越えられます。
 
 
大切なのは、「自分で書けた!」という成功体験を積ませることです。
 
 
「最後まで書けたね!」
「自分の言葉でまとめられたね!」
 
 
と、できたことをしっかり認めてあげてください。
 
 
子どもに合ったサポートと会話が、書くことが苦手な小学生の書く力と自信をゆっくり育ててくれますよ。
 
 

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執筆者:徳長 真維
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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