中学で不登校、暴言ばかり!そんなわが子の将来が、不安ではありませんか?
常識や周囲の声に流されず、子どもの“好き”を心から応援し続けたその後、自分で生きる力を手に入れた秘訣をお伝えします。
【目次】
1.中学不登校で暴言ばかり!その後の未来は本当に大丈夫なの?
2.なぜADHDや発達障害の子は不登校や暴力的になるのか?
①できないのに怒られる」経験の積み重ね
②心の防衛反応としての“反抗”や“暴力”
③「学校」という環境に適応するのが難しい
3.「好き」を伸ばして未来が変わった!わが家の“その後”とは?
①「ゲームばかり!」を「才能」だと捉え直す
②学校に行かないことを責めない。むしろ休ませる
③好きなことに“本気”で向き合わせる
1.中学不登校で暴言ばかり!その後の未来は本当に大丈夫なの?
中学で不登校になり、しかも暴言ばかり…。この状態に「うちの子、大丈夫かな」と不安でたまらなくなるのは、あなただけではありません。
不登校で暴言ばかりの子どもに対して親が不安になるのは、単に「今」の様子がつらいからではなく、「このままでは将来どうなるのか分からない」というその後の未来への見通しのなさとコントロール不能感が大きな原因です。
学校に行かない。勉強もしない。そのうえ暴言で親子関係も悪化していると、「このままずっと引きこもるのでは?」「社会に出られないのでは?」と、先が見えず焦りと不安でいっぱいになるからです。
私もまさにその一人でした。私の息子が注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断を受けたのは小学5年のとき。幼いころから叱られることが多く、自信がないまま育っていきました。
小学6年の終わりから徐々に学校を休みがちになり、中学生になると完全な不登校に発展!さらに、息子の暴言・暴力がひどくなっていきました。
不登校でゲーム三昧の息子は怠けているのだと思い、叱責し続けていると 家庭内は荒れ、手に負えず警察にお世話になることもしばしば!
だけど、一番つらかったのは、廃人のように無気力で無表情になっていく息子の姿でした。
変わり果てた息子を目の当たりにして、藁をもつかむ思いで私は発達科学コミュニケーションに出会いました。そして、気づいたのです!
大切なのは、「今できていないこと」ばかりを見て落ち込むことではありません。たとえ不登校でも、暴言があっても、子どものその後の未来は築いていけるんです。
そのカギになるのが、「好きなこと」「楽しいこと」に親が目を向けること。実際にうちの息子も、暴言・不登校・無気力という状態から、好きなことを通して少しずつ変わっていきました。
今、中学不登校の子どもをもつママさん!今できないことに注目するのではなく、その後の子どもの未来を築きませんか?

私もかつて、「このままで本当に大丈夫なの?」と夜な夜な涙した一人です。そんな息子がどうやって変わっていったのか。同じように悩むあなたにこそ、わが家のリアルな経験を届けたいと思います。
2.なぜADHDや発達障害の子は不登校や暴力的になるのか?
そもそもなぜ子どもが不登校や暴力的になってしまうのか原因と背景を理解することが解決のカギとなります。
「うちの子、もしかして性格が悪いの…?」そう思ってしまうほどの暴言や暴力!しかしそれは、“性格の問題”ではなく、脳の特性と環境のミスマッチから起きていることが多いのです。
◆①「できないのに怒られる」経験の積み重ね
ADHDの子どもは、「気をつければできる」「言えばわかる」という大人の期待とは裏腹に、
・順序立てて行動する
・気持ちを切り替える
・やるべきことを後回しにしない
といった“実行機能”に弱さがあります。
つまり、「わかってるのに、できない」ことが日常的に起きるのです。そのたびに注意されたり叱られたりすると、どうなるでしょうか?
→ 自信を失い、「また怒られる」「どうせできない」と感じるようになってしまいます。
◆②心の防衛反応としての“反抗”や“暴力”
叱られたり、否定されたりする経験を重ねると、子どもは自分を守るために、
・ふてくされる
・逆ギレする
・暴言で距離を取ろうとする
といった行動をとるようになります。
これは「反抗してやろう」と思っているというよりは、心が傷つかないようにするための防衛反応なのです。
◆③「学校」という環境に適応するのが難しい
発達障害のある子にとって、学校という場はとても心の負荷が高い場所です。
・集団行動
・長時間の座位
・曖昧な指示や場の空気を読むこと
など、どれも苦手な特性が刺激されやすい場面ばかり!その結果、「毎日がんばっているのにうまくいかない」という挫折感から、登校への抵抗や暴力的な行動が出てくることも少なくありません。

最後に私が手放した常識を具体的にお伝えしますね。
3.「好き」を伸ばして未来が変わった!わが家の“その後”とは?
私は、発コミュ創始者の吉野先生から「脳は楽しいことをするときに伸びる!」と学びました。常識を手放して息子が元気を取り戻した3つをお伝えしますね。
◆①「ゲームばかり!」を「才能」だと捉え直す
楽しいという感情が、「またやりたい。もっとうまくなりたい。」と考える力を育て行動を突き動かし、脳を加速させます。
息子が夢中だったのはカードゲーム「デュエル・マスターズ」 戦略を練り、相手の行動を予測し、勝利のルートを計算する。 一見ただの遊びでも、頭をフル回転させないと勝てないゲームです。
私は彼の行動を観察し、少しずつ声かけを変えていきました。
「その戦い方、よく考えたね!」
「今の判断、すごく冷静だったね!」
できていることに目を向けて、息子の脳に「自信の記憶」を残していきました。
◆②学校に行かないことを責めない。むしろ休ませる
学校へ行くことは「今日はどうする?」と本人に選ばせ、無理に学校へ行かせるのはやめました。
「今は心の充電が必要なときなんだ」と割り切ったことで、息子との関係性も少しずつ穏やかになり、息子もお手伝いをしてくれるようになっていきました。
家庭が心が休まる場所となり安心した環境の中で、好きなことに打ち込む時間が、息子を少しずつ変えていきました。
◆③ 好きなことに“本気”で向き合わせる
息子は学校を休んで好きなカードゲームをどんどんつき詰めていきました。 無気力だった息子とは思えないくらい生き生きしはじめ、どうしたら勝てるか研究し仲間と情報交換や実戦を繰り返していました。
私は、息子の好きを応援することにし、「学校へ行きなさい」「勉強しなさい」と指示出しをすることを封印したのです。
そしてついに、東京で開催された全国大会で優勝!
出場者は1万人以上。その中から勝ち抜いた47人の代表として出場し、見事頂点に立ったのです。
不登校で自信を失っていた息子が、好きを突き詰め「日本一」になった瞬間でした。
そしてこの大きな成功体験が、彼の自己肯定感を一気に高め、自分で高校へ進学する決断をしました。
あなたのお子さんがもし、
「ゲームクリエイターになりたい」
「ユーチューバーになりたい」
「サッカー選手になりたい」
と話したら、なんて答えますか?
「そんなの無理よ。まずは勉強しなさい!」って言っていませんか?
そう言いたくなる気持ち、すごく分かります。ですが、夢を否定された子どもの心は、しぼんでしまいます。
たとえ“ぶっ飛んだ夢”に聞こえても、「それ、面白そうだね!」と受け止めてあげてください。
親が信じたとき、子どもは本気になります。
不登校でも、発達障害があっても、大丈夫。
“今できていないこと”に目を向けるのではなく、 “今できていること”と“これから育つ力”に目を向けてください。
あの頃、息子の将来を諦めかけていた私が、今はこうして子どもの未来を一緒に応援できるようになったように、あなたも子どもの将来を信じてみませんか?
子どもが「好き」と思えることを信じて、親が全力で応援すれば、人生を切り開く力になります。

常識じゃなく、あなたのお子さんの“本当の笑顔”を大切にしてあげてくださいね。 私もまだ道の途中ですが、「好き」があれば、きっと大丈夫だと信じています。
発コミュにはたくさんの常識を手放したママが子どもの明るい未来と笑顔を手にしていますよ。
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執筆者:宮田 かなこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)