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【お悩み相談室】 落ち着きがない子どもの歯磨きに毎日イライラして、叱りつけてしまいます。どうしたら穏やかにできるでしょうか。

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4歳の息子はADHD傾向でとにかく落ち着きがない子どもです。毎日、歯磨きのときに怒ってしまい自己嫌悪ばかり…。どうしたら穏やかに歯磨きできますか?

 

4歳・男の子のママ

私も毎晩、叱りながら歯磨きをしていました。叱っても全然変わらなかったのが、対応を変えたらスムーズに磨けるようになりました。私が使ったちょっとしたコツをご紹介します。

 

発達科学コミュニケーションリサーチャー 小沢月子

 

【目次】

 

1.落ち着きがない子どもは歯ブラシの行く手を阻む!

 
 
虫歯にならないように一生懸命磨こうとしているのに、子どもの舌や頬に余計な力が入り、うまく歯ブラシがあたらないことってないですか?または、手足をバタバタ、体をクネクネ、しまいには顔を突然動かすので、「もううまく磨けないじゃない!」ということありますよね。
 
 
我が家の娘二人もなかなかのものでした!長女は落ち着きがない注意欠陥障害(ADD)タイプでぼんやり、フワフワと集中することが苦手なタイプ。仕上げ磨きを始めた途端、どこか夢の世界にいってしまうのか、磨いてもらっていることに集中できません。
 
 
無意識的に舌で歯ブラシを押し、頬に力を入れて、歯ブラシを入れさせてくれないのです。その度に「邪魔しないで!力入れないで!」と叱っていましたが、一層力を入れてしまったり、逆に脱力しすぎて口を開けていられなかったり、言われている通りに口を操作することもできませんでした。
 
 
次女は手足をバタバタ、体をクネクネ、何か聞こえるとそっちに顔を向けてしまう落ち着きがない注意欠陥多動障害(ADHD)タイプ。仕上げ磨き中に話し出したり、歌いだしたり、注意を向けるなんてまったくできません!
 
 
毎晩、歯磨きの時間がくると親子で憂鬱になっていましたが、発達科学コミュニケーションを始めてから、楽しい時間に変わりました。発コミュの基本を使えば仕上げ磨きなんて楽勝です!
 
 

 
 

2.「口」という器官を知ろう!

 
 
口は産まれてすぐに哺乳ができるように比較的早く発達している器官です。そして、とても優れた感覚器でもあります。赤ちゃんのうちはなんでも口に入れて、ものの硬さや形を学んでいきます。
 
 
脳には、それぞれの機能に応じて処理する場所がだいたい決まっているのですが、口の支配領域はかなり広く、口が処理する情報がどれだけ多く、複雑かということを物語っています。
 
 
でも、思った通りに「動かす」となるとなかなか難しい器官でもあります手足は目でみて動きを確認できますが、口の動きは目で確認できません。自分の感覚しかないのです。思った通りに動かせるようになるにはとても時間がかかります。
 
 
発達障害があって落ち着きがない子どもの中には体を動かすのが不器用、手先が不器用という子がいますが、口が不器用という子もいます
 
 
歯を磨いてもらっているときに、どこに力を入れて、どこの力を抜けばよいか、言われてもうまくできないという子もいるのです。
 
 

 
 

3.発達科学コミュニケーションの「声かけ」で行動が変わる!

 
 
発達科学コミュニケーションでは「~しないで」という言葉かけをしないことをお勧めしています。 好ましくない行動に注目すると、逆にその行動が増えたり、悪化するからです。私はずっと仕上げ磨きをしながら「ここ力入れないで!」「舌で触らないで!」と「~しないで」を連発していました。
 
 
発達科学コミュニケーションの講座を受けたその晩からさっそく仕上げ磨きのときの声かけを変えてみました。「~しないで」の代わりに、してほしい行動を肯定的な表現する、という教えを実行したのです。
 
 
でも、仕上げ磨きのときに肯定的にしてほしい行動を伝えるってちょっと難しいですよね。そこで、使ったのは母音の口の動きと音楽のコラボレーションです。
 
 
うちの娘達は特に奥歯が磨きにくかったので、奥歯や歯の側面を磨くときは歌の歌詞を「お〜♪おーおー♪」という感じで一緒に歌いながら歯磨きしました
 
 
「お」のときには舌は少し細くなり、口の奥に引っ込むからです。舌と歯、頬と歯に自然と空間ができて磨きやすくなります。口がすぼまるので歯が見えにくいという難点はありますが、時々「あ」に変えて歯の様子をチェックしながら磨きます。
 
 
奥歯・歯の側面;「お」
前歯;「い」、「え」
臼歯の上;「あ」
 
 
ただ「お、って言って」というだけでは、飽きっぽい娘達は続けてくれません。そこで、子どもの好きな歌の歌詞を「あいえお」の母音に変え、歌いながら磨くのです
 
 
口をどうやって動かしたらよいかわからない長女も、落ち着きがない次女も、この方法だと磨かれているという意識はなくても、歌っている間に仕上げ磨きが終わります。去年は「パプリカ」にかなりお世話になりました。
 
 
小学生の長女は歌わなくても、磨かれている場所によってどのように口を動かせばよいかわかってきたようです。今では静かに仕上げ磨きができています。
 
 
年長さんになった次女は落ち着きがないときは歌が必要ですが、磨かれている場所によって口をどのように動かすのかわかっており、歯ブラシを動かせば、勝手に「あいえお」のいずれかの口に変えてくれるようになりました。
 
 

 
 
ご相談者様も、一緒に子どもの好きな歌を歌いながら仕上げ磨きをしてみてください。落ち着きがない子どもは、子どもが楽しいと思える行動とセットにするとできることが増えます。いつか歌がなくてもできる日がやってきますよ。
 
 
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執筆者:小沢月子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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