療育の効果がアップする!おうち発達支援の秘密は外食にあり!?

発達障害の子どもとは切っても切り離せない「療育」。療育を受けるだけで終わっていませんか?療育を受けた後のある行動で効果が倍増すると言っても過言ではありません。療育を受けられるチャンスが限られているからこそ、しっかり活かしませんか?
 

【目次】

 

1.療育が受けられたらOKなんて誰も言ってない!

 
 
発達障害・グレーゾーンのお子さんを持つお母さん、「何とかして療育を受けられないかな…」と思っていませんか?
 
 
実は、私も息子が発達障害と診断された3年前は、「療育さえ受けられたら何とかなる!」なんて思っていました。
 
 
「専門の先生の指導で、息子はぐんぐん伸びるだろう。」
 
「療育が受けられたら発達の遅れも取り戻せるし、定型発達になれるはず!」
 
 
と本気で思っていたんです。今考えると、なんてぶっ飛んだ考えをしてたんだろう…とお恥ずかしい限りです(笑)
 
 
こんな私のぶっ飛んだ考えを落ち着かせたのが、夫の一言でした。
 
 
「月2回で何になるの?家でちゃんと復習しないと意味ないでしょ!」
 
 
夫は、療育の時間をあくまでも「先生がお手本を教えてくれる場所、親が困りごとを相談できる場所」ととらえていたんですね。
 
 
私は夫がそう話すまで、療育に通うだけじゃダメ、という考えが一切ありませんでした。
 
 
そこから発達に関して調べてみると、
 
 
・療育に効果を見いだせずに、自ら卒業を決めた方が意外と多い
 
・療育に通いながら、おうちで発達支援しているお母さんがいる!
 
・公的な療育施設を退職されて、自分で児童発達支援センターを立ち上げた先生がいる!
 
 
という、療育を受ける側も、指導する側も満足していない事実あることを知ったのです。
 
 
 
 
「療育をただ受けるだけではダメ。」
「圧倒的に時間が少ない!」
「療育をカバーするためにはおうちでの支援が必要だ!」
 
 
と考えて、療育と並行して家庭での発達支援を始めました。
 
 
子どもが過ごす時間で考えると、療育センターよりもおうちで過ごす時間が圧倒的に長いわけですから、発達支援の軸もおうちに置くのが自然です。
 
 
おうちに支援の軸を置きつつも、療育で受けられる指導を活かしていく。これが子どもの発達支援ではとても重要です!
 
 
子どもの発達支援で大切なことはこちらにまとめています。
 
 
 
 
 
この記事では、「おうちでの支援×療育」という子どもの発達を加速する黄金ルールを、どう毎日の生活の中で落とし込んでいけばいいのか?について解説していきます。
 
 
療育を受けるときの考え方や、実際の療育で受けた内容をどう活かすのかについてお伝えしていきますよ!
 
 
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2.我が家の発達支援のモットー!「外食を療育に置き換えると?」

 
 
我が家の発達支援のモットーは、「ご飯は家で食べるけど、たまに外食するのもいい」という発想と同じです。
 
 
基本的には、家で親がしっかり発達支援する。息子の人生に一番長い期間かかわれるのは私と夫だけですから、それだけチャンスも私たち夫婦の手の中にあります。
 
 
そして、たまに外食するように専門的な療育を受ける。療育を受けることで息子も私も新しい刺激がもらえます。
 
 
レストランでおいしい料理を食べると、「おいしい!どうやって作ったんだろう?何が入っているのかな?」と感動があり、再現したくなりますよね。これを療育に置き換えるんです。
 
 
 
 
このプログラムは発達のどの要素に効くのかな?
これって息子に必要なのかな?
これを継続的にやったらどうなるかな?
家に帰ってできそうかな?
 
 
と考えて実践するチャンスをもらえるが療育です。これが療育の効果を最大限に活かす秘訣なんです!
 
 
道具や材料の関係で、レストランと全く同じ料理が再現できなくても、おうちで近いものを作ることはできます。療育のプログラムも同じです。
 
 
病院や療育センターで行われるプログラムは、家ではとても準備できないような大型の道具を使うこともあります。
 
 
毎回受けたプログラムのすべてをやろうとしなくても大丈夫。子どもに合っていて、家で対応できそうなものだけでいいんです。それだけでも療育で行ったことの反復練習になりますから、定着するのが早くなるんです。
 
 

3.ある日のOTより~療育の効果を倍増させるおうちでの対応~

 
 
では、どんな風におうち用にアレンジすればいいのか?実際に息子が作業療法(OT)で受けたプログラムをご紹介します。
 
 
<療育バーション>
・先生がブロックを3~8個ランダムに選び、適当に組み合わせる。その間、息子はバランスボードに乗って先生の様子を見ている。
 
・組み合わせたブロックを先生が5秒だけ見せてくれる。
 
・5秒後、バランスボードに乗ったまま、先生のお手本と全く同じものを作る
 
 
私はこの息子と先生のやり取りを見て、狙いは2つあると感じました。
 
 
1つは、バランスボードに乗って体幹を鍛えること。もう1つは先生が作ったお手本のブロックを色・組み合わせを短時間だけ見て覚える、ワーキングメモリを鍛えることです。
 
 
私がこれを家でできる!と判断したのは、
 
 
・家にバランスボードとブロックがあったから
⇒道具がそろっている
 
 
・息子はワーキングメモリは得意だけど、体幹が弱いから
⇒苦手な分野だけでなく、得意な分野もあるため取り組みやすい
 
 
・息子の正解率は75%ぐらいで、楽しそうに取り組んでいたから
⇒楽しい!というポジティブな記憶があると、家でもやれそう
 
 
という3つの理由からでした。狙い通り、息子は家でも楽しく取り組んでくれました!
 
 
 
 
親としては、どうしても「できないこと」に目が向いてしまいます。その結果、「療育であまりできなかったことをおうちでフォローしておこう」と思いがちです。
 
 
でも、この考え方だと、子どもができないことばかりを家庭でやらされることになりますから、うまくいかない可能性大!!
 
 
特に、療育の内容をおうちでやろうとすると、どうしてもトレーニングっぽくなってしまいます。
 
 
子どもが「楽しい!」と感じながら取り組むことが一番大事。楽しいと思えれば、「もっとやりたい!」と行動が加速しますので、脳の発達に直結します。
 
 
トレーニングっぽくなるのが絶対にダメというわけではないのですが、どうしても楽しい雰囲気が薄くなってしまうので注意!
 
 
ですから、子どもが得意とする要素が入っていて、すでにある程度まで仕上がっているプログラムを選ぶことが大事なのです。
 
 
おうちで総仕上げするだけでなく、アレンジして異なる動きや要素を追加すると、療育の効果はますます上がります。
 
 
では次に、どうやってアレンジするのかについてお伝えしていきます。
 
 
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4.療育のプログラムをおうち用にアレンジする

 
 
バランスボードに乗ってブロックでお手本を覚えて、お手本通りに作って…というのが療育で教えていただいたことでした。
 
 
前項でお伝えした通り、私が感じたこのプログラムの狙いは、体幹とワーキングメモリ。
 
 
そこで、体幹×ワーキングメモリという目的を達成しながら、いかに無理なく、楽しく、子どもに合ったものにアレンジするか?と考えました。
 
 
子どものことを一番よく知っているのはお母さん。療育の内容を子どもに合わせてアレンジするのは、お母さんの腕の見せ所です!
 
 
では、どのようにアレンジしたのかご紹介しますね。
 
 
<アレンジバージョン>
・バランスボードを冷蔵庫の前に置く
 
・「じゃあクイズね!冷蔵庫に何が入ってるか、しっかり見てからお母さんのところに来てね。」と言って、バランスボードに乗ったまま、冷蔵庫の中身チェック
 
・「○○あった?」とクイズを出す
 
 
ブロックも手が使えるのでよかったのですが、冷蔵庫の中身はどうだったっけ?というのは日常生活で実践的に使えることですよね。
 
 
これも体幹を鍛えながらワーキングメモリを鍛えるやり方の1つです。
 
 
中身をチェックする時間は5~15秒。療育ではないので、あまりきっちりせずにやっていました。
 
 
「○○あった?」
「どこにあった?」
「となりに何があった?」
 
 
といろいろ質問すると、さらにワーキングメモリが鍛えられます。息子はどちらかというとワーキングメモリが得意なタイプなので、質問を重ねることで難度をアップさせました。
 
 
 
 
療育の効果を最大限に活かすためには、
 
 
・家でできるプログラムは反復練習して早く定着させる
・子どもの得意・苦手、家庭の環境に合わせてアレンジする
 
 
という2つのポイントが大切です。
 
 
自分の手でわが子を発達させる。「できた!」というときの達成感は何物にも代えられないぐらいうれしいです。そのうれしさを毎日味わうチャンスがある。このワクワク感は一度味わったらやみつきになります。
 
 
子どもの発達に悩むお母さん全員に、「できた!」を味わってほしい。ぜひ「今日の療育をおうちでやれないかな?」と考えてみてくださいね。
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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