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【お悩み相談室】我慢ができない子どもへの正しいしつけ方を教えてください!

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息子は発達障害グレーゾーンの6歳です。ルールが守れない、待てないなど我慢ができないことに悩んでいます。どれだけ叱っても全然よくなりません。どうすれば息子は我慢できるようになるんでしょうか?

 

6歳・男の子のママ

我慢ができない子どもに振り回されて、ヘトヘトになっているお母さんは多いですよね。しかし「我慢する力」は子どもの人生に必要不可欠です。そこで今回は、我慢ができない子どもに効果的な対応をお伝えします。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 森あや

 

【目次】

 

1.我慢ができない子どもに悩んでいませんか?

 
 
・ルールが守れない
 
・順番が待てない
 
・自分の要求が通らないと癇癪を起こす
 
 
こんな風に我慢ができない子どもの様子に悩んでいませんか?
 
 
我が家の息子は発達障害グレーゾーンの小学2年生です。幼稚園の頃は
 
 
・とにかく待つのが大嫌い
 
・ルールよりも自分の「やりたい!」を最優先で我慢ができない
 
 
というわがままな様子に悩み、「このままではいけない!」と叱り続けていました
 
 
ところが全然よくならない…。だから、ご相談者さんのお気持ちはよく分かります。
 
 
実は、子どものころに持っている「我慢する力」は、将来の学力やその後の人生に大きく影響すると言われており、それが実証されている有名な実験もあります。
 
※1970年にアメリカのスタンフォード大学で行われた「マシュマロ実験」
 
 
我慢するということは、状況に合わせて自分の行動にブレーキをかけることです。
 
 
つまり、我慢する力を身につけている子どもは、目の前の誘惑があってもきちんと今やるべきことに集中できるということ。
 
 
そう考えれば、子どもが生きていく上で大事な能力であることは理解できますよね。
 
 
 
 
だからと言って「仕方ないでしょ!」「我慢しなさい!」などとガミガミ叱るのは逆効果です。
 
 
なぜなら、
 
 
・発達障害グレーゾーンの子どもの「我慢ができない」には脳の特性が関係している
 
・叱ることで脳を発達させることはできない
 
 
からです。
 
 
そこで今回は、我慢ができない子どもを大変身させる対応をお伝えします。
 
 
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2.発達障害の子どもが我慢ができない理由とは?

 
 
では、どうして発達障害グレーゾーンの子どもは我慢ができないのでしょうか?
 
 
ここでは主な原因を2つお話します。
 
 

◆見通しを持つことが苦手

 
 
1つ目は見通しを持って行動することが苦手だからです。
 
 
見通しを持って行動することには、脳の「ワーキングメモリ」という機能が関係しているのですが、発達障害の子どもはワーキングメモリが弱い傾向があります。
 
 
そのために、
 
 
・今お菓子を食べたら夕飯が食べられなくなる
 
・○時までに宿題を終わらせないと習い事に間に合わない
 
 
などと、先々のことを考えるのが苦手で、「どうして今我慢しなければいけないのか?」の理由が分からない場合も多いのです。
 
 
 
 

◆衝動性が強い

 
 
2つ目は衝動性が高いからです。
 
 
発達障害グレーゾーンの子どもは自己ブレーキをかけることが苦手なために、やりたい!と思ったらすぐに行動に移してしまう傾向があります。
 
 
さらに注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプには、目の前の報酬に弱い(報酬遅延の障害)という特性が見られることが多くあります。
 
 
これは、すぐに手に入る報酬を好み、将来の大きな成果より目の前の小さな報酬に釣られて行動してしまう、という特性です。
 
 
実は最初にお伝えした「マシュマロ実験」は「目の前のマシュマロを15分食べるのを我慢できたらもう1つ食べられる」という条件で子どもの「我慢する力」を調査しているんです。
 
 
衝動性が高いと「今すぐにやりたい!」という自分の欲求が優って、我慢できなくなってしまうんですね。
 
 
脳の特性は本人にもコントロールが難しいものです。
 
 
そのため「だめ!」「待ちなさい!」と叱り続けることは子どものやる気を奪うだけです。
 
 
脳を発達させて思考力や判断力を伸ばすためには、子どもに自信をつけて、自発的に行動させること
 
 
つまり、我慢ができない子どもに必要なのは「自分で考えて行動できる力」なんですよ。
 
 
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3.「我慢する力」を伸ばすコツ

 
 
ここでは、子どもの「我慢する力」を伸ばすコツをお伝えします。
 
 

◆事前に理由を説明しておく

 
 
1つ目は、事前に我慢しなければいけない理由を説明しておくことです。
 
 
ここでのポイントは子どもの気持ちに共感することと、楽しみを用意してあげることです。
 
 
例えば
 
 
「スーパーは広いからワクワクしちゃうよね」(共感)
 
「でも、他の人にぶつかったら危ないから歩こうね」(説明)
 
「お買い物が終わったら、帰りにアイスを食べようね」(楽しみ)
 
 
という感じで、しっかり予告してあげましょう。
 
 
 
 

◆こまめに褒める

 
 
そして2つ目は、我慢できているときにこまめに褒めることです。
 
 
子どもの困った行動の原因は「お母さんに注目してほしいから」という場合もあります。
 
 
ですから我慢できない子どもには、先にいいところを見つけて褒めてあげればいいんです。
 
 
例えば
 
 
・列に並んだらすぐに「ちゃんと並べたね」
 
・病院の待合室で椅子に座ったら「ちゃんと座れたね」
 
・スーパーに入ったら「ちゃんとお母さんの隣を歩けてるね」
 
 
こんな風に、まずはやり始めた瞬間を見逃さずに褒めてあげてください。
 
 
子どもは褒められると「認めてもらえた!」と自信がつき、自分で考えて行動するようになります。その結果、良い行動がどんどん定着していくんですよ。
 
 
そして、最後もしっかり褒めてあげてくださいね。
 
 
さらに、普段の遊びの中でも子どもの「我慢する力」を育てることができます。こちらの記事で詳しくお話していますので合わせてチェックしてくださいね。
 
 
 
さて、我が家の息子ですが小学生になった今では、以前よりも我慢することができるようになりました。
 
 
状況に合わせて自分の行動をコントロールできるようになったため、
 
 
・一緒に落ち着いて買い物ができるようになった
 
・長時間並べるようになったのでお出かけ先の選択肢が増えた
 
・「食器洗うのが終わったら、一緒に〇〇探してね」と相手の状況を優先して声かけできるようになった
 
 
などと子育てがグッと楽になりました。
 
 
お母さんが対応を変えれば、子どもの行動はガラッと変わるんですよ。
 
 
いかがでしたか?我慢ができない子どもに効果的な対応は
 
 
・事前に理由を説明しておく
 
・我慢できているときを見逃さずにこまめに褒める
 
 
ことの2つです。
 
 
お母さんの対応で、子どもの「我慢する力」をしっかり育ててあげてくださいね。
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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