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【お悩み相談室】発達障害の子のきょうだい喧嘩が激しいです。きょうだい仲良くできる方法を教えてください!

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発達障害・ADHD傾向の兄が妹にちょっかいを出して、いつも妹が泣かされています。きょうだい喧嘩にどう対応すればいいでしょうか?

 

7歳・男の子のママ

いつも妹が泣かされると辛くなりますよね。我が家の発達障害の息子もいつも妹にちょっかいを出して、怒ってばかりでした。ある対応をするときょうだい喧嘩が激減したのでご紹介します。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 石井 花保里

 

【目次】

 

1.毎日、喧嘩勃発!発達障害・ADHD傾向の兄が妹を泣かす日々

 
 
我が家にも小学2年生の発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の息子がいます。
 
 
息子は小学校に入ってからは、特に妹に手を出しては、きょうだい喧嘩をしていました。
 
 
それも毎日毎日、数分置きに…もう頭を抱えました。
 
 
妹が大泣きして抵抗できなくなっても、息子の怒りに収集がつかない、ということもあります。
 
 
ピークの頃は、精神的にかなり追い詰められていました。
 
 
噛みついたり、引っかいたり、足でけったりと散々です。
 
 
いくら息子を注意しても、叱ってもやめないし、一行に改善されないのです。
 
 
 
 
そんな困り果てた行動にも、ちゃんと理由がありました。
 
 
そして、ある対応をするとそんな行動は、どんどんと減っていったのです。
 
 
今回は、ちょっかい行動の原因や、どのように対処していったのかについてお話していきますね。
 
 
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2.怒っても直らない…発達障害の子がちょっかいを出す理由

 
 
発達障害・ADHD傾向の子どもがきょうだいにちょっかいを出したり、嫌がらせをする行為にはいくつかの理由があります。
 
 
ここでは主な理由を2つご紹介します。
 
 

◆衝動的で気持ちのコントロールが苦手

 
 
発達障害・ADHD傾向の子どもは衝動的で気持ちのコントロールがとても下手です。
 
 
きょうだいと遊んで欲しかったり、気を引きたかったりしてちょっかいを出してしまいます。
 
 
普通だと、相手が嫌がるとやめるのですが、面白がってやり過ぎてしまいます。
 
 
なんなら、エスカレートしていきます。
 
 
喧嘩を始めると辞め時がわからなくなり、きょうだいが大泣きしているのにも関わらず、必要以上にやり続けることもあります。
 
 
衝動性など攻撃的な面を持っていると、喧嘩の理由も忘れてやり過ぎてしまいます。
 
 

◆お母さんに構って欲しい

 
 
発達障害・ADHD傾向の子どもはお母さんにかまって欲しいという理由から、注意をひいていることもあります。
 
 
きょうだいにちょっかいを出すとお母さんが怒ったり、注意をしたりと、子どもの行動に注目します。
 
 
それが嬉しくて余計にしてしまいます。
 
 
途中から、ブレーキが効かずに、自分が親に見てもらいたいという気持ちで続けてしまいます。
 
 
こんな理由から、喧嘩がなかなかやめられないのです。
 
 
 
 
子どもにもどうしようもないときもあるため、うまく親がコントロールできるといいですね。
 
 
では、きょうだい喧嘩の対応についてをお伝えします。
 
 
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3.きょうだいマルっと仲良し作戦で対応しよう!

 
 
きょうだいはなるべく仲良くしてくれたら嬉しいですよね。
 
 
ここでは、きょうだいマルっと仲良し作戦についてお伝えします。
 
 

◆距離を取る

 
 
なるべくちょっかい行動自体に反応せずに、行動に振り回されない対応が大切です。
 
 
どうしてもちょっかい行動がやめられないときは、物理的に距離を取ることが必要です。
 
 
発達障害・ADHD傾向の子どもがちょっかい行動が出そうなときってわかりますよね。
 
 
衝動的ではありますが、表情や態度が変わったなと思ったら、きょうだいをその場から離していきましょう。
 
 
距離があると一旦ウールダウンすることができます。
 
 

◆仲良くしているときに褒める

 
 
きょうだいが仲良く遊んでいるときもよくあると思います。
 
 
そのときがチャンスです!
 
 
仲良くしているときにしっかり褒めましょう。
 
 
「仲良く遊んでいるね」
「とっても楽しそうだね」
 
 
と仲良く遊んでいるとお母さんは注目してくれて、褒めてくれるという成功体験を作ります。
 
 

◆妹へ情報を伝える

 
 
発達障害でない子どもが、発達障害・ADHD傾向の子どもの行動が普通だと認識させるのもあまりいい影響がありません。
 
 
我が家の場合は、きょうだいに分かるように兄の特徴を説明しました。
 
 
「お兄ちゃんはちょっと怒りんぼうで、一緒にいると大変なこともあるよね」
 
「お兄ちゃんはあなたが嫌いなんじゃないんだよ」
 
と、教えていました。
 
 
私が説明をしたことで、きょうだいは
 
「お兄ちゃんは少し怒りんぼうさんなんだ~」
「私が嫌いじゃないんだ~」
 
と理解できたようです。
 
 
もちろん、きょうだいに我慢ばかりさせるのではなく、お母さんが後でケアしてあげて、愛情をしっかり注いであげることが必要です。
 
 
発達障害・ADHD傾向の子どもがいないところで、
 
「お兄ちゃんが〇〇ちゃんをすごくほめていたよ」
「お兄ちゃんは〇〇ちゃんのことが大好きなんだよ」
「お母さんも大好きだよ」
 
という声掛けをします。
 
 

◆本人の心のケア

 
 
発達障害・ADHD傾向の子どもの心の安定は鍵になってきます。
 
 
心が安定しているときは、ちょっかい行動が少ないのです。
 
 
ちょっかい行動に注目せずに、子どもの気持ちを「こういう気持ちだったんだね」と言葉で代弁したり、「あなたの気持ちよく分かるよ〜」と共感してあげましょう。
 
 
そして、大事なことは普段からはっきりと言葉で「お母さんはあなたのことが大好きなんだよ」と伝えることです。
 
 
気持ちのコントロールが苦手で極端ですが、なるべく親が子どもの感情に振り回されず、安定しているときに愛情をたっぷり伝える対応をしていきましょう。
 
 
 
 
いかがでしたか?きょうだいマルっと仲良し作戦は、
 
・距離を取る
・仲良くしているときに褒める
・妹へ情報を伝える
・本人の心のケア
 
の4つです。
 
 
これらをやってみると、きょうだい喧嘩がグッと減りました。
 
 
2人の距離を取ることで、息子は気持ちのコントロールが少しずつできるようになりました。
 
 
すると、息子のちょっかい行動もだんだん減っていきました。
 
 
仲良くしていると褒められるので、「仲良くできている」という成功体験の積み重ねによって仲良し時間が増えました。
 
 
ときには喧嘩をすることもありますが、自分達で気づいてやめることもできるようになりましたよ。
 
 
相談者さんも普段から「大好き」のシャワーをいっぱい浴びせさせ、裏方で調整しながら、きょうだい仲良く過ごせるような作戦を実践してみてくださいね!
 
 
また、きょうだい喧嘩への対応はこちらの記事でも詳しくお話ししています。合わせてチェックしてくださいね。
 
 
 
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執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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