【お悩み相談室】小学1年生の息子がいますが、授業についていけているのか心配です。おうちの勉強サポートについて教えてください!

小学1年生の息子は発達障害・自閉症スペクトラムの診断がありますが、通常級で頑張っています。2学期に入って急に勉強が難しくなり、宿題にすごく時間がかかります。授業についていけていないかも!?と思うと心配です。何とかおうちで勉強をサポートしてあげたいです!

 

小1・男の子のママ

2学期に入ると、繰り上がり・繰り下がりのある計算や、漢字の学習がスタートします。宿題の量も徐々に多くなり、お母さんも心配ですよね。小学1年生の今だからこそ、「勉強を嫌いにさせない」ための対応をしていきましょう!

 

発達科学コミュニケーションリサーチャー 丸山香緒里

 

【目次】

 

1.小学1年生の「2学期」で注意したいこと

 
 
私にも、小学1年生になる息子がいます。2学期に入りましたが、毎日の息子の様子を見ていると、「2学期って大変だな」と感じる場面がとてもたくさんあります。
 
 
たとえば、
 
・漢字の学習がスタートした
 
・繰り上がり・繰り下がりの計算がスタートした
 
・音読の範囲が広がる、計算プリントの量が増える、漢字ワークが増えるなど、宿題の量が多くなった
 
・運動会の練習が始まった
 
・先生も「もう2学期だから○○しましょう」が合言葉
 
・なぜか習い事の発表会も重なっている!
 
 
などなど…学習面、体力面、精神的なプレッシャーなど、あらゆることが心配になってしまいます。
 
 
特に宿題の量が一気に増えた印象があります。1学期は宿題に加えて通信教材に手を出す余裕もありましたが、2学期に入ってからはそんな余裕は全くありません。
 
 
とにかく宿題に時間がかかり、一通りこなすのがやっと、という状態です。
 
 
となると、やはり
 
授業についていけているのか?
勉強は大丈夫か?
 
と不安になります。
 
 
 
 
だからと言って、量をこなせばいいという問題ではありません!
 
 
勉強が心配だから、ワークやドリルでしっかり復習させよう!と思っているのなら、今すぐストップしてほしい理由があります。
 
 
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2.勉強が苦手な子には絶対NG!量を増やすのはやめて!

 
 
・何度も漢字を書いて練習する
・計算ドリルに繰り返し取り組む
 
というのは、私たち親の世代も取り組んできましたよね。もはや日本の教育の伝統といってもいいかもしれません。
 
 
が!私はあえて反対します。
 
 
勉強が苦手な子に、量をこなすことで遅れを取り戻そうとすることは、絶対にNGです!
 
 
私たちも、自分が嫌いなこと・苦手なこと・やりたくないことを長時間やれ!と言われたら、絶望的な気分になりませんか?
 
 
勉強が苦手な子が宿題をこなしている、ということは、とてもスゴイことなんです!
 
 
どれくらいスゴイのか?をご自身に置き換えて考えてみてください。
 
 
例えば、私の場合なら…
 
 
そろそろ痩せなきゃヤバイですよ!
 
運動も食事制限も苦手?そんなの言い訳です!甘えです!
 
これから毎日1時間走って、1時間筋トレして、お菓子は一切禁止です!
 
さあ、今からやりなさい!とにかくやりなさい!
 
 
・ ・ ・ 泣きたくなります。
 
 
勉強が苦手な子に、宿題をやりなさい!ドリルをやりなさい!というのは、これとまったく同じことなんです。
 
 
こんな風に考えると、「そんなに無理しなくていいよ、あなたのペースで行こう」って言ってあげたくなりませんか?
 
 
「とにかくやりなさい!」と強制してしまうと、勉強なんて楽しくない!と学習意欲が失われるだけでなく、「どうしてこんなことさせるの?!」とお母さんに対する信頼も失われます。
 
 
小学1年生の今の時期に、絶対に避けたいことです。
 
 
 
 
正直なところ、1年生レベルの勉強は、後からその気になればいくらでも取り返せます。
 
 
でも、 「勉強って楽しい!」「知らないことを知れるのって面白い!」という学習意欲や、「お母さんは僕のことを分かってくれてる」という信頼関係は、なかなか取り戻せるものではありません。
 
 
相談者さんのように、いま勉強が心配な方はたくさんいらっしゃると思うのですが、目指すべきなのは、
 
「お母さんと勉強するのって楽しい!」
 
と子どもに思わせること。
 
 
おうちでお母さんと一緒に勉強するのは楽しい!面白い!と子どもが思えたら、学校での授業がどうかは関係なく、学習意欲も、お母さんとの信頼関係もばっちりです!
 
 
では、具体的にどのように対応したらいいのか?について解説していきます。
 
 
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3.今からスタートしてほしい!お母さんとの勉強タイム

 
 
では、実際におうちで楽しい勉強タイムにするためには、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
 
 
4つの対応をご提案したいと思います!
 
 

◆①子どもの今の学力を把握する

 
 
相談者さんは、お子さんの学習理解度を心配されていますが、そもそも焦って対応しなければならないのか?ということをまず知ってください。
 
 
宿題に時間がかかっている姿を見ると、心配になるのは当然です。でもお母さんが期待するスピードが早すぎる可能性は十分あるんですよ!
 
 
お子さんは勉強についていけているのに、お母さんが不安だから「勉強させなきゃ!」と思っている可能性は否定できません。
 
 
ズバリ!小テストで8割以上とれていて、間違いを自分の力で修正することができるなら、特に問題ないのではと思います。
 
 
それでも心配であれば、担任の先生に相談してアドバイスをいただきましょう!
 
 
ただし、学校教育もまだまだ「量をこなす」が主流です。相談すると、「心配ならこれをやらせてみましょう!」とドリルやワークを渡される可能性もあります。
 
 
そのまま取り組ませるのはNG!適正な量について、次で説明します。
 
 

◆②量を減らす

 
 
本当に勉強が苦手で、お母さんがフォローした方がいいと判断された場合、まずやるべきなのは量を減らすことです。
 
 
量をぐんと減らして、子どもがプレッシャーなく取り組めるようにしてあげましょう!
 
 
「あれ?これだけでいいんだ!」とお子さんが思えたら、逆に「もっとできるよ!」と取り組めるかもしれません。
 
 
少しの量を確実にやり遂げて、自信をつける。 まずやるべきなのはこれです!
 
 
お子さんにどれぐらいならやれそうか、決めさせてあげるのも大賛成です。 1問だけだって大いに結構!
 
 
そもそも、すらすら解けないものを大量にやるのって、時間も労力ももったいないですよ!
 
 
量は、ある程度すらすら解けるようになってからでOKです。
 
 

◆③興味を持てるように工夫する

 
 
宿題やドリルをそのまま解かせているなら、ぜひお子さんが興味を持てるように工夫してみてください。
 
 
例えば、
 
・お子さんが好きな数字が入っている問題だけ解く
 
・文章題はお子さんが知っている人物の名前に変えてみる
 
・お母さんが情感たっぷりに問題文を読んであげる
 
 
など、お子さんが興味を引くように取り組み方を工夫してみましょう。
 
 
これだけでもやる気アップしますよ!
 
 

◆④褒め褒め作戦を忘れずに

 
 
勉強に取り組むときは、お母さんの褒めを必ずセットしてください。
 
 
・取り組むときは「今からやるんだね」
・鉛筆が動いた瞬間に「もう解けるの!」
・1問解き終わったら「できたね」
 
など、こまめに声をかけてあげてください。
 
 
お母さんにじっくり付き合ってほしい子、 見られているとプレッシャーになってしまう子、 いろいろのタイプのお子さんがいると思いますが、褒めを忘れないようにしてくださいね。
 
 
 
 
私も息子が発達障害・自閉症スペクトラムで、勉強についていけるかは本当に心配していました。
 
 
実際に、宿題もすごく時間がかかりますし、いまも指を使って計算しています。少し躓くとすぐに助けを求めてきます。
 
 
でも最近は、宿題に時間がかかるのは、
 
・家で集中できず休憩タイムが多い
・鉛筆や消しゴムの使い方が上手ではない
・少しでもはみ出ているときになってやり直す
 
という、学習の理解度とは別のところの課題であることに気づきました。
 
 
実際に、小テストでは毎回90点以上取ってきて、間違い直しもすぐにできています。
 
 
どうしても子どもの勉強は気になってしまいますが、そんなに焦らなくてもいいのかなと思うようになってきました。
 
 
毎日の宿題での褒め言葉ももちろん大事ですが、意外と息子がうれしそうにしていたのが、宿題に一言コメントを書くことです。
 
 
・最後まで頑張りました
・お直しは自分でできました
・丁寧に書けました
 
 
など、本当に簡単な一言を宿題のプリントやワークに書いたところ、本当に喜んで、学校で先生やお友達に見せていたそうです。
 
 
しばらく続けていると、私の一言に対して、先生からもコメントがつくようになったり、お友達やお友達のお母さんからも「息子君、いいなぁ」とうらやましがられたり。
 
 
それが息子の学校や勉強に対するモチベーションになっています。
 
 
こんな風に、ほんの少しの工夫で、子どものやる気が引き出されます。
 
 
相談者さんも、まだ息子さんは1年生ですから、学習の理解度よりも、意欲を意識して対応してみてくださいね。
 
 
小学生の勉強については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
 
 
 
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)
 
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