対応 自閉症スペクトラム

打たれ弱い発達障害の子が自分からチャレンジする子になる3ステップ対応法

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子どもが行動を起こそうにも、不安が先にたってうまく言葉や態度が出ないこと、ありませんか? 特にASDの子は発達の特性からちょっとした失敗経験がきっかけで意欲を失いがち。そんな発達障害の子もママの対応でチャレンジできるようになる方法があります!
 

【目次】

 

1.発達障害の子は心が折れやすい?

 
 
発達障害、特に自閉症スペクトラム(ASD)で不安が強い子はちょっとしたことでやる気をなくしたり、気持ちが折れてしまったりすることってないでしょうか?
 
 
わが子は、まさにそんな打たれ弱いタイプ。
 
 
私から見るとちょっとしたことで「もう嫌だ」「なんか不安、学校行くのどうしよう」なんて口にします。
 
 
・お友達に声をかけたのに返事をしてもらえなかった
 
・一緒に遊ぼうと思っていた子と行き違いになった
 
・授業でうまく発表できなかった
 
 
などなど、大人からみるとちょっとしたこと、まあいいかと思えるようなことでも、発達障害の子どもにとっては重大な失敗ととらえ、すっかり心が折れてしまうことがあります。
 
 
親としては、なんでそんなことで!?と思ってしまいますが、実は不安の強い発達障害・ASDの子には多い特性なんです。
 
 
 
 
受け止め方がネガティブだったり、ちょっとしたミスをずっと気にして行動できないとなると、苦手意識を持ってしまいがち。
 
 
他者との関わりが苦手と避けてしまうと、コミュニケーション力を養えなくなってしまうかも…と、ママとしてはさらに心配になってしまいますよね。
 
 
今回は、そんなちょっと打たれ弱い発達障害の子が自分からチャレンジするようになる方法をお伝えします!
 
 
 
 

2.不安が強くて言葉や行動にうつせない原因は発達の特性だった

 
 
そもそも、どうして発達障害・ASDの子は不安が強く心が折れやすいのでしょう?
 
 
先を心配したり、不安を感じるということは脳が危険を回避するため、また危険に対して備えをするために必要な能力です。
 
 
ですから、不安を感じること自体は決して悪いことではなく、ごく自然な能力です。
 
 
しかし、発達障害の子は特性から自分の感情をコントロールすることが苦手で、過剰に心配して不安が頭からはなれなくなってしまうのです。
 
 
また、うまくいかなかったことや不安を強く受け止めすぎると、嫌な気持ちを自分の中で増幅させてしまうこともあります。
 
 
 
 
すると、繰り返すマイナスの感情に対してさらに大きな反応するようになってしまいます。
 
 
ますます、不安だからやらないとか、こんなのできない!と気持ちが折れてしまうともったいないですよね。
 
 
だれでも初めて挑戦すること、慣れないことはできれば避けて通りたいところです。
 
 
けれども、避けてばかりいてはいつまでたってもできるようにはなりません。
 
 
まずは「私はできる!」と自分で自分のことを思えることがとても大事なのです。
 
 
 
 

3.子どもがチャレンジしようと思えてくる3ステップ対応法

 
 
自分に自信をもってやってみよう!と思えるようになるために、ママができることはどんなことでしょう。
 
 
ここではその基本となるママの対応法を3ステップでお伝えします。
 
 

◆ステップ1 ママの愛を表情と態度で示す

 
 
さあ、頑張ってやってみよう!ママが励ますことも大事ですが、それよりも先に子どもの気持ちが自信で満たされることが大切です。
 
 
そのためには、まず最初にママの表情に注意してみてください。
 
 
忙しくしているママは無表情で周りから見ると怖―い顔になっていることがありますよ。
 
 
そして、子どもとしっかりと目を合わせ、にっこり笑顔を向ける回数を増やしてみてください。
 
 
ママが目を向けて笑顔で注目するだけでも、ママのプラスの気持ち表現することになります。
 
 
さらに、ぎゅっとハグしたり撫でたりすることで、皮膚から伝わる刺激で大事にされている、認められているということが伝わります。
 
 
体に感じる刺激は、視線を送るよりももっと強く大事にされている、愛されていると子どもに伝わり、自信をもつベースとなるのです。  
 
 

◆ステップ2 ポジティブな言葉をかける

 
 
忙しいとつい、ママからの声かけが指示的なものになってしまいがちですが、子どものあるがままを受け入れていると表現することは、子どもに自信をつけるために大切なことです。  
 
 
「大好きだよ 」
「可愛いね、かっこいいね」
「いつもよく頑張っているね」
 
 
など、ポジティブな表現をたくさん投げかけてあげてください。
 
 
たとえ本人が失敗したと感じるようなことがあっても、
 
 
「ドンマイ、ドンマイ! 」 
「あなたなら大丈夫! 」
「ずっと頑張ってるのママも知ってるよ。」
 
 
と、ちょっと気分を盛り上げて、明るい声で言ってみましょう。
 
 
日常的に子どもにポジティブな言葉かけをしていると、身近にいるママがそう言うなら、そうかな、と物事を前向きに捉えるようになってきます。
 
 
また、子ども自身がもつ自分のイメージもポジティブになり、気持ちも盛り上がって自信につながります。
 
 
 
 
 

◆ステップ3 お手本を見せる

 
 
脳にはミラーニューロンという、周りの人がやっていることを自分のことのように受けとる機能があります。
 
 
この脳の働きを利用して、子どもが尻込みしているような活動を間近でやって見せてあげましょう。
 
 
子どもにとってあまり経験のないことや得意でないことも、そばで日常的に見ることで脳がその行動を当たり前のように感じてきます。
 
 
例えば、ママが色々な人と楽しそうにおしゃべりする姿を日常的に見ていると、人に話かけることは当たり前、普通のことのように感じてきます。
 
 
そして、だんだんと人とおしゃべりすることがなんでもないように見えて、他者と話をすることのハードルが下がってくるのです。
 
 
子どもの中で、私もやれるかも?できるかも?大丈夫じゃん!という気持ちが満タンになってくると、こっちのもの。
 
 
タイミングを見計らって実際にやってみるチャンスを作り、そのときに背中を押してあげましょう。
 
 
子どもがチャレンジしたら、すかさず褒めることもお忘れなく。
 
 
自分でできた!を実感することで、自信が確実なものになってきます。
 
 
この3ステップ、日常的に繰り返し行って「やればできるじゃん」という意識が子どもに定着、習慣化すれば、さらに自分からチャレンジするようになってきます。
 
 
ちなみに、わが家の娘も対応を変えてから、学校や買い物に1人で行けるようになったり、お料理を創作したりなど自分から挑戦することが少しずつですが、増えてきています。
 
 
子どもの成長には発達の特性が大きく影響しますが、それ以上に環境の影響も大きいのです。
 
 
いつも一緒にいるママが、子どもの苦手にばかり目を向けて視野が狭くなってしまっていては、子どもの視野も狭いままでいることが当たり前の環境になってしまいますよ。
 
 
まずは、ママができる、大丈夫、やってみようという気持ちを自分自身向け、それを日常的に表現することで子どもも変わってきます。
 
 
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
 
 
 
 
 
 
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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